正解は… 漱(くちすす)ぐ  または 漱(すす)ぐ です。

「漱(くちすす)ぐ」、または「(口をすすぐ場合に)漱(すす)ぐ」です。

夏目漱石の名前の由来トリビアもおさらい!

さて、1問目から話題にしている「漱石枕流」のエピソードをご紹介します。

古代中国で、山奥で隠遁生活をしようと決めた人が、友人に

「(山奥で)石を枕西、川の流れで口をすすごう」

と言おうとしたところ、

「石で口をすすぎ、流れを枕にしよう」

と、言い間違えてしまったエピソードからきています。言い間違いを指摘されても素直に認めず、

「流れを枕にするのは、汚れた話を聞いた耳を洗うためで、石で口をすすぐのは歯を磨くためだ」

と、とんでもないこじつけを言い張った…というところから

「漱石枕流」=「いいのがれ」「負け惜しみ」

という意味になりました。

文豪・夏目漱石が、このようなネガティブな故事から自身のペンネームを取った、というのは、いかにも文筆家らしい洒落っ気を感じます。「夏目漱石」というペンネームは、「夏目家の『負け惜しみの強い偏屈人間』」と名乗っているような形になるわけです。

というわけで今回は

・漱(うがい)をする

・漱(くちすす)ぐ

というふたつの読み仮名に併せて、

・文豪・夏目漱石のペンネームのトリビア

をおさらいいたしました!

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ILLUSTRATION :
小出 真朱