正解は… 独楽(こま) です。
まず、「独楽(どくらく)」という日本語の意味は「一人でたのしむこと。自分だけで楽しむこと」でした。
なぜ「独楽(こま)」という当て字が使用されるようになったか、正確な由来は不明とされています。
しかし、わずかな力でクルクルと回転するオモチャの姿は、現代ほどモノがあふれていない時代、一人きりで見つめていても、十二分に楽しいものだったのではないか?と想像できますね。昔の人の感受性に思いを馳せてしまう日本語です。
余談ですが、筆者の尊敬する方の飼い犬が「独楽(こま)」と名付けられています。由来は「家に来たばかりの子犬のころ、自分のしっぽを追いかけてクルクル回っている姿が可愛らしかったから」だそうです。
その方は「忙しい毎日でも、独楽と散歩したり、遊んだりする時間が、私を心身ともに健やかにしてくれる時間でもあるので、大切にしている」とおっしゃっていました。やはり人間にとって「遊び」も大切です。
みなさま、忙しくても遊びましょうね!
今回は、
・玩(もてあそ)ぶ
・独楽(こま)
というふたつの日本語をおさらいしました。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱