気温が下がる冬は、むくみやすさを感じる人が多いのではないでしょうか?

冬にむくみやすい原因は(1)体が冷えて新陳代謝が低下する、(2)寒いと外出するのが億劫になり、運動不足になりやすい、(3)夏よりも水分の摂取が少なくなり、水分代謝のめぐりが悪くなる、ということが考えられます。特にブーツを履くときにはむくんでいるなーと感じることが多いですし、無理に履いて締め付けることでさらにむくみが悪化する…なんてことも。

むくみは血管の外の組織に余分な水分が溜まることが原因。夕方以降に脚のむくみが起こるのは、余分な水分が下へ下へと下がっていくからなのです。

パンパンに張ったふくらはぎを即効でなんとかしたい!そこで村木さんにオフィスでこっそりむくみ解消できる、効果的なツボ押しメソッドを教えてもらいました。むくみだけでなく、冷えやだるさも解消できるので、こまめに行うとスッキリ美脚をキープできますよ。

 
村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。2019年12月には、自身が50年の人生を通して確立した「美」や「健康」に対する考え方・習慣をまとめた待望の新刊、『おとなの美人習慣』(KKベストセラーズ)が予約受付中。 
 
体験者:長尾優子さん
(44歳・サービス業)
「この方法だと脚のツボをしっかり捉えやすいし、すぐにむくみがスッキリして脚が楽になる感覚があります!立ち仕事が多いのですが、休憩時間にはこのメソッドでこまめにむくみを解消するようにしたいですね」

 ブーツむくみを解消!ふくらはぎをスッキリさせるメソッド

■Step1:むくみを解消するツボの位置を確認

ひざ下の内側にある陰稜泉(いんりょうせん)、ひざ下の外側にある足三里(あしさんり)を刺激します。陰稜泉はむくみや冷えを改善し、腰痛もやわらげ、足三里は脚全体のだるさ、むくみを解消するツボ。

ひざ下の内側にある陰稜泉(いんりょうせん)、ひざ下の外側にある足三里(あしさんり)の位置の説明。
ツボは東洋医学で全身を巡るエネルギーの道=経絡の上にあり、不調を改善するポイント。マッサージと組み合わせると効果的。

■Step2:脚の骨に沿ってさすり上げ、ツボの位置を探す

正面から手で足首を包むようにし、親指と中指でしっかりとつかむ。これがツボを探すスタート位置。

ここから手でさすりあげて骨が当たるところがツボの位置。この方法で探すのが一番的確に捉えられる。
ここから手でさすりあげて骨が当たるところがツボの位置。この方法で探すのが一番的確に捉えられる。

親指と中指でつかんだまま、上に向かってさすり上げる。骨が当たるところが陰稜泉、足三里のツボの位置なのでしっかりと捉えましょう。

爪は立てずに指の腹で刺激をしましょう。力加減はいた気持ちいい程度に。
爪は立てずに指の腹で刺激をしましょう。力加減はいた気持ちいい程度に。

■Step3:ツボをとらえたまま、つま先を上げ下げする

親指と中指で挟むように、陰稜泉、足三里のツボをとらえたまま、つま先を上げ下げする。これを20回。反対の足も同様に行って。このときかかとは床につけ、安定した状態で行いましょう。

これで力を使わずにツボをしっかりと刺激することができる。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。
これで力を使わずにツボをしっかりと刺激することができる。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。

【まとめ|ブーツむくみを解消!ふくらはぎをスッキリさせるメソッド4か条】
1.長時間座ったままのデスクワーク、もしくは長時間の立ち仕事がむくみの原因。
2.気温が下がる冬は、運動不足、冷え、水分摂取が少なくなることが原因でむくみやすい。
3.即効でむくみを解消するには、陰稜泉、足三里のツボを刺激するのが効果的。
4.ツボを刺激しながら、つま先を上げ下げすることでむくみも疲労もスッキリ解消。

以上、ブーツむくみを解消!ふくらはぎをスッキリさせるメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は12月21日の更新です。お楽しみに!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子