その赤い輝きははまるで、宝石のよう…。ため息ができるほど美しい「いちご」は、日本各地に存在します。そのなかから、今最も注目を浴びる高品質ないちごを5つピックアップ。赤いいちごはもちろん、話題の白いちごも登場します。
いちごそのものはもちろん、高級いちごを使ったジャムやスイーツ、ドリンクなども紹介。気になるいちごがあれば、是非チェックしてみてください。
■高級いちごの旬はいつ?
いちごの旬は、年末から年始にかけての寒い時期、と思っていらっしゃる方も多いかもしれません。しかし、露地栽培の本来のいちごの旬は、5~6月なのです。
高級いちごはビニールハウスなどの温室でハウス栽培されるため、品種によって違いはありますが、12月から3月ごろの寒い時期が旬となります。
いちご狩りが3月ごろにピークを迎えるのも、そのような理由からです。
■おすすめの高級いちごブランドを5つピックアップ!

■1:日本での栽培は1か所のみ!プレミアムな高級いちご「さくらももいちご」(徳島県)
「さくらももいちご」は、徳島県佐那河内村(さなごうちそん)だけで栽培されているいちごです。「ももいちご」のワンランク上のブランドいちごとして2008年から流通されています。
「さくらももいちご」の産地
「さくらももいちご」の生産地は、徳島県佐那河内村。ここは、周囲を山に囲まれた盆地状の地形で、昼と夜の温度差が激しい場所です。
山間の涼しい気候はいちご栽培に最適で、酸味が少なくて甘い大きないちごに成長します。
特徴
「さくらももいちご」の形は、いちごらしい円錐型をしています。色は真紅で、完熟しても黒ずんだ赤にはならず、色鮮やかなままなのが特徴です。
価格・値段
平成28年度の初出荷は1箱10万円もの価格がつき、世間を騒がせました。関西のデパートでは1粒1,000円で販売されていたこともあるようです。
味・甘さ
甘く濃厚な香りに、締りがあり、サクッとした食感が魅力です。酸味が少なく、とてもジューシーで、口の中いっぱいに甘さが広がります。その糖度は一般的ないちごより高く、先端部で約16~18度もあるといわれています。
サイズ・大きさ
大粒のものになると、1粒80g程度の大きさとなるのだそう。その大きさは、一般的ないちごの約3倍といわれています。
「さくらももいちご」(価格:¥14,000)

根元まで赤くて高糖度! 佐那河内村でしか栽培されていない、ワンランク上の激レアいちご「さくらももいちご」。化粧箱に24~28粒入り(1箱870g以上)入っています。
甘くてジューシーなプレミアムいちごをぜひ味わってみてください。
「さくらももいちごジャム」(価格:¥1,500)

「さくらももいちご」とパッションフルーツを使ったジャムです。さっぱりとした上品な甘さ、そしてまろやかな酸味。パッションフルーツが、さくらももいちごの甘さを引き立てています。暖かいワッフルにかけたり、水や炭酸水と1:2くらいで割って飲んでもおいしいです。
「さくらももいちご大福6入(季節限定 徳島佐那河内村の特産高級桃苺)」(価格:¥4,278)

老舗和菓子屋「日の出楼」伝統の粒あんは、さくらももいちごの素材を最大限に生かすべく、いちごの相性に合わせた糖度に仕上げられています。
さくらももいちごのジューシーな甘酸っぱさを包み込む粒あんと、口の中でとろけるような、やわらかなお餅。そのステキなハーモニーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
■2:色、艶、香り、甘さ、大きさの5拍子がそろった高級いちご「美人姫(びじんひめ)」(岐阜県)
「美人姫」は、色、艶、香り、甘さ、大きさの5拍子がそろい、名前のとおり、美しさが際立ついちごです。
産地
「美人姫」の産地は、岐阜県鳥羽市。この地にある奥田農園の園主・奥田美貴夫氏がいちご作りの集大成としてつくったいちごです。
「美人姫」は、九州のフクバ、ベニズル、宝交早稲、とよのか、栃木県の女峰、岐阜の濃姫など、いくつものいちごの品種を育ててきた奥田氏の豊富な経験と、「宮崎マンゴーにも負けない、高級果実のいちごを作りたい」という熱い想いから、13年の月日をかけて開発されたのだそうです。
特徴
甘くて濃い味わいが人気の岐阜いちご「濃姫」を品種改良し、2009年についに、1粒80g以上の超大粒いちご「美人姫」が誕生。
色、艶、香り、甘さ、大きさの5拍子そろったパーフェクトないちごが「美人姫」です。三円錐の美しい形に、宝石のような輝き。ずっしりと重く大きく、見た目でも味わいでも魅了します。
価格・値段
「美人姫」の中でも最も大きく、最高級ランクのものだと、1粒5万円程度で販売されたこともあるそう。ただし、サイズが小さいものであれば、1粒5000円や、8000円のものもあります。
5000円や8000円のものでも、1粒55〜60gと、十分な大きさがあります。
味・甘さ
いちごの香りが高く、果汁たっぷりでジューシー。糖度は13度以上と甘みも十分です。大粒なため、1粒で十分な食べ応えがあります。
サイズ・大きさ
「美人姫」は、その大きさが特徴でもあります。市販されている一般的ないちごの大きさは20g~30g程度。しかし、「美人姫」はその4倍もある特大いちごなのです。
最大のものだと、なんと100g! 初めて「美人姫」を見た人は、必ず驚きます。
「いちご 美人姫 びじんひめ 岐阜県羽島市産 超特大サイズ 1粒 桐箱入り (1粒60g前後)」(価格:¥13,500)

味のおいしさ、形の美しさ、そしてなにより、その大きさが話題となり、多数のテレビ・雑誌で紹介されている奇跡のいちご「美人姫」。
その特大サイズの「美人姫」1粒が、桐箱に入った商品です。大変貴重ないちごのため、数量限定の販売となります。
「奥田農園 岐阜羽島 美人姫いちごソルベ」(価格:¥8,000)

奇跡のいちごとも呼ばれる「美人姫」を使った最高級のソルベ。いちごそのものを食べているようなしっかりとした味わいに、つぶつぶ、シャリシャリの食感が心地いい。いちごの濃厚さは、コクのある赤い色からも伝わってきます。
「美人姫いちご果汁40% ツリーボトルタイプ 320g 桐箱入」(価格:¥4,300)

「美人姫」40%果汁を高級感溢れる桐箱に詰めた一品。「美人姫」の甘み、香りを存分に堪能できます。
牛乳で割ってイチゴ・オレを楽しんだり、お水やソーダで割って濃厚イチゴジュースに。また、カクテルのベースにもおすすめです。
■3:真っ白な見た目と桃の香りに心奪われる高級いちご「雪うさぎ」(佐賀県)
白い実に、タネのつぶつぶの部分がうさぎの目のような「雪うさぎ」。佐賀県唐津市のみで栽培されている希少な白いちごです。
産地
2012年に栽培開始され、翌2013年に販売スタートした、いちご界のニューフェイス、それが「雪うさぎ」です。
こちらのいちごは、佐賀県唐津市のいちご農家の方たちでつくられた「唐津スノーベリー協会」に所属する、わずか5名の生産者しか栽培していない、希少性の高い品種です。
特徴
「雪うさぎ」の最大の特徴は、果実の白さ。外側だけでなく、中身も純白です。
従来の白いちご品種は、果実が柔らかく、粒が小さいものが多いのですが、この「雪うさぎ」は、果肉がしっかりとしていて、粒も大きく、爽やかな果汁がたっぷり含まれています。
価格・値段
「雪うさぎ」の価格は、1粒200円程度。わずか5名の生産者しかいないこともあり、プレミアムな価格帯となっています。
味・甘さ
「雪うさぎ」の魅力の一つは、桃のような芳醇な香りをもっていること。口に入れると、その香り、酸味と甘みの絶妙なバランスの優しい味わいが広がります。
サイズ・大きさ
平均果重は1個あたり35g。一般的ないちごよりもやや大きめです。
「佐賀県産 白いちご 雪うさぎ 大粒24入り」(価格:¥8,315)

「雪うさぎ」は、他の白いいちごよりやや大粒に育ち、たいへん食べ応えがあるいちごです。爽やかな甘さと緻密で繊細な果肉は食味のよさが抜群。とても香りが良く、嗅覚でも美味しさを楽しめます。
「白いいちごのフリーズドライストロベリー」(価格:¥1,700)

佐賀県唐津市の緒方農園こだわりの、減農薬で育てた幻の白いいちご「雪うさぎ」で作った「白いいちごのフリーズドライストロベリー」です。
開封した瞬間広がる魅惑の甘い香りや、フリーズドライ特有のサクッとした歯ざわり、そして口の中で唾液を含んでじゅわっと溶ける食感は、一度味わったらきっと忘れられない体験になるはず。
「ビーントゥバーチョコレート 雪うさぎ(白いちご) 砂糖不使用・糖質カット」(価格:¥1,800)

高級白いちご「雪うさぎ」を、贅沢にカカオバターに練り込んだチョコレート。 甘味は、白いちごの華やかな香りを引き立てるために甜菜糖を使用しています。
フルーツを練り込むチョコレートは、一般的に粉乳を使用してフルーツミルク味にしたものが多いですが、高級白いちご「雪うさぎ」の風味をダイレクトに味わえるよう、フルーツクーベルチュールチョコレートに仕上げられています。
■4:いちご王国栃木が誇るニュースター、高級いちご「スカイベリー」(栃木県)
2014年に開発され、その美味しさと大きさが瞬く間に日本中に知れ渡ったいちごが「スカイベリー」です。
産地
「スカイベリー」は、栃木県農業試験場で「00-24-1」と「栃木20号」を交配してつくられたイチゴです。
「スカイベリー」という名前は、公募によって付けられたもの。大きさや美しさ、おいしさが大空に届くようなすばらしいイチゴという意味を持ち、栃木の百名山の一つ「皇海山(すかいさん)」にもちなんでいるのだそう。
特徴
「スカイベリー」の最大の特徴は、外観の美しさと大きさにあります。キレイな円錐形をしており、色鮮やかな濃橙赤色で、つやつやとした光沢があります。
また、1粒が25g以上にることが多く、大玉であることも魅力です。
価格・値段
「スカイベリー」の1粒の価格は、およそ350円~700円です。12個入りの販売価格は、約4000~8000円となります。
通常のいちごよりかなり高級ないちごであることがわかります。
味・甘さ
甘味と酸味のバランスがよく、まろやかな味わいで人気のある「スカイベリー」。糖度は9.2度と少なく感じますが、その分酸味が抑えられているため、バランスに優れているのです。
また、なめらかでジューシーな食感に加え、独特の芳香に特徴があります。
サイズ・大きさ
スカイベリーはサイズが大きいのが特徴。同じく栃木県の品種「とちおとめ」よりもひと回り大きく、25g(3L)以上の割合が約2/3を占めるのだそう。
「栃木県スカイベリー」(価格:¥8,704)

いちごの名産地、栃木県から生まれた高級いちご「スカイベリー」。「とちおとめ」より果実が極めて大きく、なめらかでジューシーなのが特徴です。
ジューシーな分、甘さは柔らかく、上品な印象に。生産量も少なく、希少なプレミアム高級いちご「スカイベリー」は、そのボリューム感と確かな品質から、特別な贈り物としても最適です。
「栃木リキュール スカイベリー ブロッサム」(価格:¥3,963)

日本を代表する桜の花と、栃木県の高級いちご「スカイベリー」のふたつの魅力を合わせた上品なリキュールです。 グラスに注ぐと桜の花の香りが立ち、ほんのり甘い苺の味わいが広がります。
おすすめの飲み方は、2~3倍に希釈して。水割りやソーダ割でシンプルに飲むだけでなく、フルーティな日本酒にほんの少し加えたり、お菓子の材料としても、広く活用できます。
「スカイベリー ドライフルーツ」(価格:¥1,186)

栃木県佐野市産スカイベリーを100%使用したドライフルーツ。砂糖や保存料を一切使用していない無添加だから、ドライなのにフレッシュな味わいと香りを楽しめます。
そのまま味わってもよし、グラノーラにトッピングして味わってもよしの逸品です。
■5:プリンセスのような高級いちご「越後姫(えちごひめ)」(新潟県)
名前からもわかるとおり、新潟のブランドいちご「越後姫」。「可憐でみずみずしい、新潟のお姫様のようなイチゴ」ということから命名されたいちごです。
産地
「越後姫」は、新潟県園芸試験場で6年かけて開発されたオリジナル品種。「ベルルージュ」と「女峰」の交配種の選抜系に、「とよのか」を交配してつくられました。
「寒い地域ではいちごは育たないのでは?」と思ってしまいますが、この「越後姫」は、新潟県のような寒冷地でも栽培できるのが特徴です。
特徴
果実は円錐形で鮮やかな紅色。しかもつやつやとした光沢のよさも持ち合わせています。1月頃から収穫されますが、4〜6月頃が食べごろを迎えます。
価格・値段
「越後姫」の価格は、大きな粒のものなら、1粒700円するものもあります。少しサイズが小さいものでも、1粒350円程度するので、高級いちごのひとつと言えるでしょう。
味・甘さ
濃厚で豊かな香りが強く、果汁が豊富なのが特徴です。また、糖度は10~11%、酸度0.5%前後で、しっかりとした甘みがありながらも、やさしい酸味を持っています。
果実はやや固く、しっかりとしており、完熟すると、やわらかくよりジューシーになります。
サイズ・大きさ
一般的ないちごにくらべ、大粒品種といわれています。1粒30g前後のものが多いようです。なかには、40g越えのものも販売されています。
「新潟ブランドいちご 越後姫」(価格:¥4,408)

こちらの商品は、完熟した状態の「越後姫」を朝一番に摘み取り、鮮度をそのままに発送してくれます。完熟にこだわり、「越後姫」の魅力であるとろけるようなやわらかさが味わえます。
「ビオキクスイ越後姫 500ml」(価格:¥1,200)

新潟県産の「越後姫」の果汁と、菊水の酒粕からできた酒粕醗酵食品「さかすけ」を使用した、新感覚ないちごのお酒です。
果汁はなんと35%、「越後姫」のピューレを贅沢に使用しており、いちご本来の風味が際立ちます。また、「さかすけ」をミックスすることでヨーグルトのような酸味も感じられます。
「ドライフルーツ 紅茶ドライいちご 越後姫と苺紅茶セット」(価格:¥1,389)

じっくり48時間以上かけて乾燥させた「越後姫」のドライフルーツと、いちご紅茶のセット。
こちらの「ドライいちご」は、噛めば噛むほど豊かな味わい。旨みや栄養がギューッと凝縮し、濃厚でさらにドライなのにフレッシュさも感じられます。
紅茶は、爽やかな香りとマイルドな味わいのニルギリを使用。ドライいちごとの相性も抜群です。
高級いちごの旬の味わいを逃さないで!
当記事では、おすすめの高級イチゴを5つピックアップしました。
日本での栽培は1か所のみのプレミアムな高級いちご「さくらももいちご」(徳島県)、色、艶、香り、甘さ、大きさの5拍子がそろった高級いちご「美人姫(びじんひめ)」(岐阜県)、真っ白な見た目と桃の香りに心奪われる高級いちご「雪うさぎ」(佐賀県)、いちご王国栃木が誇るニュースター、高級いちご「スカイベリー」(栃木県)、プリンセスのような高級いちご「越後姫(えちごひめ)」(新潟県)のおすすめ商品や、それらの高級いちごを使用したスイーツやデザートなどもご紹介しています。
日本各地には、ここでは紹介できなかった高級いちごやブランドいちごがたくさんあります。特徴や味わいはそれぞれ違うので、いくつかお取り寄せして食べ比べてみるのもおすすめです。
いちごの旬やおいしい時期を逃さないようにしましょう。
※表記価格は変更される場合があります。最新の価格は、情報提供元サイトをご確認ください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部