探偵が警告！危険を引き寄せやすい、日常のちょっとした行動6選

ストーカーや嫌がらせを引き寄せやすい、日常の意識せずにやってしまいがちな危険な行動を探偵が指南

SNSやブログなどネット上での行動や、コンビニなどの公共料金の支払い、郵送物の処分など、ちょっとした日々の行動が、大きな危険を引き寄せる可能性があることをご存知でしょうか？

個人情報や行動範囲が赤の他人に知られてしまうことにより、ストーカーや嫌がらせ行為に繋がることも…。そこで今回は、浮気調査や家出所在調査での信頼度が高い探偵界のパイオニアとして知られており、45年の調査実績と全国主要都市に18拠点を持つ原一探偵事務所の広報企画部　平木麻美さんに、普段の生活の中で危険な行動を教えていただきました。

■危険行動１：SNSやブログに個人情報を掲載する

子どもの顔にスタンプする人も増えたけど…　※画像はイメージです

「SNSやブログで本名を公開している人や、日々の自分の行動を公開している人は、世界に向けてその情報を公開しているという意識を持つ必要があります。

近年はインターネットの普及に伴い、犯罪の幅が広がっています。SNSやブログで、誰もが容易にいろいろな情報を公開することができるようになっている今、ネット上で公開した情報が元で、危険な目にあってしまう人が増えています。

過去に起きた事件で、SNSやブログなどの情報から不在日を予測され、空き巣に入られてしまった事件がありました。特に年末年始やお盆休みなどの長期休暇は、SNSやブログなどで自宅に不在の日程が分かるようなことを公開しないようにしましょう。

空き巣だけでなく、公開された情報を元に、ストーキングされるケースもあります。インターネット上で自分の情報を公開する場合は、自宅や個人が特定されるような情報は掲載しないようにしましょう。

また子どものイベント写真を投稿するときも注意が必要です。最近はステッカーやぼかしで子どもの顔を隠す人も多いですが、学校の行事や参観日などを書き込んでいることで、顔が見えなくてもその気になれば、すぐに特定できる情報となってしまいます。投稿の日にちをずらす、日にちを書き込まないなど、注意をしましょう。

『自家用車』にも注意してください。車のナンバーが写りこんでいる写真を投稿するのも探偵目線ではおすすめできません」（平木さん）

■危険行動２：コンビニで公共料金を支払う

「コンビニでは手軽に公共料金を支払えるようになっていますが、その支払い表には住所などの詳細が書かれていますので、店員など第三者に自分の住所を公開していることになります。またレジに並んでいる他のお客さんに見られてしまうことも。

公共料金の場合は、その金額から、一人暮らしなのかどうかなどもわかってしまいます。例えば女性の一人暮らしであることが分かり、その住所も知ることができれば、空き巣やストーカー、嫌がらせなどの標的にされやすくなります。人をむやみに疑うべきではありませんが、リスク回避という視点では、公共料金の支払いなどは、銀行などで引き落としにしたほうが安心といえます」（平木さん）

■危険行動３：メールアドレスに本名や誕生日を含める

あなたのメールアドレスは安全？　※画像はイメージです

「携帯電話のメールアドレスや、パソコンで使用しているメールアドレスに自分の名前や誕生日の数字を入れている人は多いです。

例えば、12月21日生まれの山田陽子さんが『yamada_youko1221@xxx.ne.jp』というメールアドレスにしていた場合、本名と誕生日が推測されてしまいます。本名と誕生日があれば、他のさまざまな個人情報に紐づけられ、個人を特定されてしまいやすいなります。

メールアドレスには、個人情報を絶対に含めないこと、そして個人情報が推測されるようなものになっていないか確認しましょう」（平木さん）

■危険行動４：古い携帯端末を「ログイン」したまま廃棄する

今や携帯端末は個人情報の宝庫　※画像はイメージです

「スマートフォンなどの携帯電話において、webサイトやアプリなどで自動ログイン機能を使っている人は、機種変更するときにすべてログアウトしておく必要があります。ログインしたまま古い端末を捨てるのは、個人情報やクレジットカード情報、SNSへのログインなど、悪用されて困るものを自由に使える環境にしていることと同じです」（平木さん）