創業1663年、イタリア北部ビエラで350年を超える歴史を持つ最古のミル(毛織物メーカー)ヴィターレ・バルベリス・カノニコ。

ウールの買い付けから最終工程まですべてを一括管理、完全なメイド・イン・イタリーで紳士服地を製造するリーディングカンパニーのひとつである。

メンズプレシャス誌上に登場する多くの有名ブランドに使用されるなど、そのファブリックのクオリティの高さはファッション業界でも広く知られている。

館内を3つのエリアで構成した大規模な展示会が行われた、ピッティ会場内のポルヴェリエラ・フォートレス。

第92回ピッティ・イマジネ・ウオモではVBCによる「1663: FABRIC TALES(ファブリック・テールズ)」と題したエキシビションが開催された。

これはVBCの誇る2,500冊以上、25,000を超えるファブリック見本(スワッチ)のデジタルアーカイブ化を記念して行われたもの。

イタリアのみならず、ヨーロッパ全土から収集されたコレクションは、専門の歴史家によって製造年代からファブリックの組成に至るまですべての記録をデジタルで保管。

この世界でも貴重なコレクションがピッティ・ウォモで初公開された。

同社の歴史的な3つの時代のアーカイブブック3冊を展示。その時代を象徴するエドワード8世(ウィンザー公)やジャンニ・アニェッリ(FIAT社元会長)といった歴史的アイコンに焦点をあてた内容となっている。

そして今回のもうひとつのテーマが、既成概念を覆す「スーパー表示なし」のファブリック、「21マイクロンウール」である。

スーパー数値の高い、極細で柔らかいウールを求める流行に敢えて逆行し、スーパー数値ができないほど太いウールを自社独自の方法で製造開発。

体験エリアではスプリング4プライなど5種類の代表的なファブリックから自分のワードローブを作成できる趣向だ。

ビデオではVBCのイメージ&コミュニケーションマネージャーのシモーネ・ウベルティーノ・ロッソ氏がこのファブリックの真価を語っている。

そして今回のもうひとつのテーマが、既成概念を覆す「スーパー表示なし」のファブリック、「21マイクロンウール」である。

スーパー数値の高い、極細で柔らかいウールを求める流行に敢えて逆行し、スーパー数値ができないほど太いウールを自社独自の方法で製造開発。

体験エリアではスプリング4プライなど5種類の代表的なファブリックから自分のワードローブを作成できる趣向だ。ビデオではVBCのイメージ&コミュニケーションマネージャーのシモーネ・ウベルティーノ・ロッソ氏がこのファブリックの真価を語っている。

ハリ・コシの強いブリティッシュテイストを現代的に表現した「21マイクロンウール」はこれからのシーズンに向けて、ますます注目のスーツファブリックとなることだろう。一度着用すれば、その魅力を理解していただけるに違いない。

この記事の執筆者
ジャーナリスト。イギリスとイタリアを中心にヨーロッパの魅力をクラフツマンシップと文化の視点から紹介。メンズスタイルに関する記事を雑誌中心とする媒体に執筆している。著作『サヴィル・ロウ』『ビスポーク・スタイル』『チャーチル150の名言』等。
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大西陽一