【目次】
- ダメージや抜け毛は「基本のケア」が大切
- 髪の土台を整える「シャンプー&コンディショナー」の選び方
- 「シャンプー」の正しい洗い方
- 「ドライヤー」でキューティクルを整える
- 「ブラッシング」で髪に艶とコシを与える
- 「頭皮ケア」でこれから生えてくる髪も健やかに
- 傷んだ髪におすすめの「ストレートアイロン」
- 傷んだ髪でもまとまる「アレンジ」
ダメージや抜け毛は基本のケアが大切
基本のケアは悩みに合ったものを選んで
「年齢によって髪質は変化するもの。パサつきやトップのボリューム不足、薄毛といった悩みが出てきますよね。特に秋は抜け毛が多くなり、ヒヤッとされる方も多いのではないでしょうか。秋に抜け毛の量が増えるのは、過酷な夏のダメージがあらわれる時期だからです。でも、”抜ける時期だから“といってケアを怠るとエイジングが加速してしまいます」(ラキャルプ代表・ビューティディレクター・植物療法士 新井ミホさん)。髪の状態が気になったときには、ヘアケアの見直しが必要。「まずは、基本のケアであるシャンプーとトリートメント。最近は髪と頭皮をエイジングケアするものが豊富になったので、お悩みに合ったものを選んでください。次に、お使いになっていらっしゃる方が多いヘアオイルも。髪に艶を与えるだけでなく、+αの機能があるものにぜひご注目を。そして、もうひとつご注目いただきたいのが、カラースプレーです。カラースプレーは、瞬時に白髪をカバーできる便利なアイテム。私自身、フェイス周りに使うと若々しい印象になることに気づいて、とても感動しました。皆さまにもぜひトライしていただきたいです」(ラキャルプ代表・ビューティディレクター・植物療法士 新井ミホさん)。
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髪の土台を整える「シャンプー&コンディショナー」の選び方
毎日使うシャンプー&コンディショナーを見直す
「プチ・ヘア革命」へのチャレンジは、健やかな髪と頭皮があってこそ、効果を発揮することができるもの。そのためには、毎日使うシャンプーをアップデートしていくことが不可欠です。 髪や頭皮に悩みを抱える大人の女性が選ぶべきは、先端の成分やテクノロジーが採用されたハイスペックなシャンプー&コンディショナー。肌と同様に汚れをオフする「落としもの」への投資を惜しんではなりません。
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「シャンプー剤、アウトバストリートメントを選ぶときは、アミノ酸を成分としたものやケラチンタンパク質を配合しているものを選びましょう。おすすめは、ノンシリコンシャンプーideal SERIES 『Maria』とideal SERIES『Ciika SILKY OIL』。ダメージを修復しながら、ツルツルの手触りに仕上がります。トリートメントを根本(地肌)にはつけないようにしましょう。ダメージが気になる毛先、中間のみにつけること。時間を置く設定の商品であれば指示に従うといいと思います。流す時は、流し残しのないよう気をつけて」(GARDEN omotesando マネージャー 高橋俊友さん)。
「シャンプー後はまず水分をしっかりと切ってください。その後、トリートメントを地肌ではなく、毛先中心になじませる。コームなどで均一に伸ばしたら、少し時間を置いて浸透させるとより効果的です。トリートメントをなじませた後、ブラシやコームなどでとかし、均一になじませるとより浸透が高まります。トリートメントが付いている毛束を、手でトントンとたたいてあげるとさらに効果が高まりますよ。トリートメントは、サロンでも取り扱っているプロフェッショナルメーカーさんの商品を選んでくださいね。」(BEAUTRIUM Aoyama St.店長 山本修史さん)。
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「シャンプー」の正しい洗い方
「シャンプー」の正しい洗い方
ヘッドスパ スペシャリストの大友麻莉子さんに、6ステップの「パーフェクトなシャンプー法」を伝授していただきました。
<STEP.1> 目の粗いブラシで、まずはブラッシング
目が粗く、クッション性のあるバドルブラシなどを用い、まず毛先の絡まりをとる。次にポニーテールを結うように髪の根元から頭頂部に向かってブラッシングしていく。ブラシの先端を頭皮に当てながら動かすのがポイントに。
<STEP.2> 地肌にシャワーを当て、内側までしっかり予洗い
頭上からシャワーをかけるだけだと、髪の表面しか濡れず、内側まで濡れていないことが。そのため、髪の上部を持ち上げてハーフアップのようにしたりと、髪を分けながら、シャワーヘッドを頭皮に当てつつ濡らしていく。左右の耳上をつなぐ後頭部は髪の密度が高く、毛穴が詰まりやすいのでよく濡らして。
<STEP.3> 洗うべきは髪ではなく、頭皮
適量のシャンプーを手のひらにとって泡立ててから、指の腹を使って、頭皮をもむように洗っていく。シャンプーの汚れを落とす成分は頭皮への負担になりやすいので、頭皮を洗う時間は1分以内にし、まんべんなく洗うのがコツ。
\毛先を泡立てネット代わりに/
<STEP.4> 「もう十分」と感じた、さらに1分長めに流して
予洗いと同様に、頭上からシャワーをかけるだけだと洗い残しが出やすくなるため、上からだけでなく、下や横など、シャワーヘッドをいろいろな向きから当て、よく流す。1~2分が目安だけれど、いつもの感覚よりも必ず長く流すようにすると間違いない。
<STEP.5> トリートメントは、「ツルツル」感触までなじませる
トリートメントやコンディショナーは髪の中間から毛先に向かってつけていく。頭皮についてしまうと、毛穴の詰まりにつながってしまうので、つける場所は必ず守って。また、一定方向に指の腹で繰り返しなじませ、髪表面がツルツルになるまで塗り込むのが正解。
<STEP.6> 分け目をつくり、地肌から乾かしていく
シャンプー後はキューティクルが開いているので、すぐに乾かすのが鉄則。乾かすときは、頭皮&髪の根元から乾かしていく。分け目をつくりながらドライヤーの風を当てると乾かしやすい。頭皮や根元が乾いていないと、雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因に。
「頭皮の皮脂量はTゾーンの約3倍」という事実。大人の正しい「シャンプー法」とは?
「ドライヤー」でキューティクルを整える
ドライヤーのあて方を間違えるとダメージにつながる
ドライヤーのあて方を誤ると髪に負担がかかり、ダメージを与えます。「濡れた髪を乾かすとき、下からあおるようにドライヤーをかける方が多いようですが、下から熱風をあてると髪が傷み、パサつきと広がりの原因になります。髪のダメージが気になる、ツヤが欲しい、というときは上から下にドライヤーをあてるのが鉄則です」(Velvet on the Beach デザイナー 秋葉瞬太さん)。
(1) 頭頂部は毛束を左右に振り、根元にドライヤーをあてる
分け目がある場合は、分け目と反対の方向からドライヤーをあてて根元を起こして。
(2)手ぐしでとかしながら上から下へドライヤーをあてる
熱風をあてたあと、冷風をあてるとツヤが出やすい。
広がらず・ペタっとしない “ふんわりツヤめくロングスタイル” を叶えるには?
「ブラッシング」で艶とコシを与える
ブラッシングで髪質がよくなる
年齢とともに悩み深くなる髪。特にコシや艶がなくなってくるのが気になるのは、美容のプロも同じ。「出産して半年後くらいに髪が抜けたことがキッカケで、ブラッシングを行うように。髪の土台である頭皮の血流がよくなり、髪本来の美しさが引き出せるように」(美容家 山本未奈子さん)。
■How to brush:頭皮をまんべんなく下から上へ
【美のプロが始める美容】角質ケア、シャンプー前のブラッシング・・・私たち、これ始めます!
「頭皮ケア」でこれから生えてくる髪も健やかに
頭皮の状態は髪に影響する
「紫外線のダメージは、髪や頭皮にも影響を及ぼします。紫外線ダメージは、乾燥や抜け毛の要因にも。季節の変わり目は抜け毛が多くなると言われていますが、秋にぎょっとするほど抜け毛で悩まされないために、今からコツコツとケアを始めましょう。また、プレシャス世代の方ですと、髪や頭皮にもエイジングサインが気になるところ。頭皮ケアを取り入れることで、乾燥や抜け毛を予防できるだけでなく、これから生えてくる髪が健やかになります。今は女性用の頭皮ケアアイテムが充実しているので、シャンプーやプレオイル、エッセンスなど、取り入れやすいものやお悩みに合わせて選んでいただけたらと思います」(美容家 深澤亜季さん)。
美容家・深澤亜季さんが提唱!夏こそ【頭皮ケア】がマストな理由
美髪を育む頭皮ケア
「顔のフレームである髪の美しさを保つために、頭皮ケアは欠かせません。また、顔と一枚で繋がっている頭皮は、顔のシワやたるみ予防としてもケアが必要です。ヘアケアに真剣に向き合うようになってから、髪をお褒めいただくこともあり、コツコツとケアした結果が出ていると感じています。冬は乾燥が気になるので、頭皮ケアは保湿力の高いスカルプエッセンスだけ取り入れていました。でも、ヘッドスパで頭皮チェックをしていただいたら、乾燥だけでなく、冬でも毛穴が少し詰まっていると気づき、与えるケアだけでなく、落とすケアも定期的に入れるようにしています。週に1回だけでも行うと、髪がふわっと立ち上がるのでおすすめです。髪の艶対策は、2種類のアウトバストリートメントを使うこと。髪が濡れているときと乾いているときにアイテムを使い分けたら、冬でも1日中艶をキープできるようになりました。ヘアケアは通年変えられない方が多いと思いますが、スキンケアと同じように、季節や状態に合わせたものを選ぶことで美髪を育めます」(ビューティPRコンサルタント 松本晶子さん)
Instagram:@akkoakko5
冬こそヘアケアに注力を!美プロ・松本晶子さんの美髪育成冬レシピ
傷んだ髪におすすめの「ストレートアイロン」
■軽量かつコンパクトで手になじみやすいシルエット。MTG『リファビューテック ストレートアイロン』
140〜220℃で5段階の温度調節が可能。独自のカーボンレイヤープレートで、熱や圧によるダメージを軽減。スタイリッシュなデザインが魅力。
■丸みのあるフォルムでカールのつけやすさ抜群。KINUJO『キヌジョ W ワールドワイドモデル』
140〜220℃で5段階の温度調節が可能。摩擦や乾燥から髪を守るシルクプレート(R)採用。パサつき知らずの美しい仕上がりに。海外対応型。
ぺたんこ、うねり、パサつき…大人のヘア悩みをすべて解決してくれるストレートアイロン【BEST5】
傷んだ髪でもまとまる「アレンジ」
【毛束をねじって留める、シンプルだけれど雰囲気のあるアレンジ術】「うねりやクセのある髪を活かすことで、ふんわりとした柔らかな雰囲気が楽しむことができますよ。束ねたあと、前髪・こめかみ・もみあげ部分の3か所を必ず巻いて、バランスの整ったスタイルに仕上げてみてください」(kakimoto arms GINZA スタイリスト 友原由維さん)。
「こめかみともみあげは後れ毛風に見せますが、襟足部分はきっちりと後れ毛が出ないように束ねてください。ここが崩れていると、だらしのない印象になってしまいます」(友原さん)。
アレンジ方法:前髪とサイドのカールがポイント。ねじりを効かせたアンニュイに
<STEP.1>毛束を左右の側頭部と後頭部の3つに分ける
<STEP.2>左右の毛束を握り、それぞれを内側に向かってねじる
<STEP.3>3つの毛束を1つにまとめ、ゴムで根元を束ねる
<STEP.4>束ねた部分を隠すように飾りピンをつける
<STEP.5>後頭部から3~4mm毛束をつまみ上げて、ゆるみをつくる
<STEP.6>こめかみ、もみあげはストレートアイロンで根元から内巻きにする
40代に似合う【傷んだ髪でもきれいにまとまるアレンジ術】カールがポイントのアンニュイなスタイルに挑戦!
- TEXT :
- Precious.jp編集部