キャリア女性にとって、スーツは欠かせないアイテム。しかしもっと活躍させたくありませんか? スーツはジャケットとボトムを使い分けることで、全く違ったコーディネートが楽しめます。堅さが必要な席だけでなく、カジュアルなシーンまで応用力は無限大。本記事では、スカートスーツ、パンツスーツの着回しコーデをお届けします。少なくとも3通りは着回せる、スタイリング力を磨いていきましょう。

■1:女らしさが香るスカートスーツを着回す

着回すアイボリーのスカートスーツは、上質なウール100%。ジャケットのフロントは、すっきり見えるフック仕様。スカートは甘さが抑えられた程よいAラインとなっています。

「コンパクトなスカートスーツは、ともすればコンサバに陥りやすいアイテム。しかしアクリスにかかれば、フミニンなテーラード仕立てで、凛とした雰囲気に。アイボリーは、印象がくすみがちな大人の女性を、イキイキと見せる効果もあるので、おすすめ」(犬走さん)
コンパクトジャケット×ワイドパンツ

「今季も引き続き流行のワイドパンツは、主役のジャケットに品よくなじむ配色をセレクト。オレンジブラウスを差し色に加えることで、スーツとは異なる、カジュアル&モードな仕事スタイルが楽しめます」(犬走さん)
フェミニンなスカート×キレのあるジャケット
![ジャケット¥65,000、ニット¥29,000(ヒューゴボス ジャパン〈ボス〉)、スカート¥104,000(アクリスジャパン〈アクリス〉)、ピアス¥260,000、ネックレス[チェーン]¥550,000[ペンダントトップ]¥610,000(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ¥179,000(トッズ・ジャパン)、靴¥95,000(セルジオ ロッシ)](https://precious.ismcdn.jp/mwimgs/c/8/720mw/img_c8dd6a3d2527b10676faf6f3c61f868d80429.jpg)
「ジャカード織りのジャケットは、着こなしに表情がつくため一着はおさえておきたいアイテム。コンパクトなシルエットほどスカートと相性も良く、絶妙な甘辛バランスが新鮮です」(犬走さん)
■2:ハンサムなパンツスーツを着回す

構築的なショルダーラインに、シャープなラペルが採用されたスーツは、堅さが求められるシーンに最適。パンツは単品でも活躍できる、カジュアルなドローストリング仕様がうれしい。

「男性と肩を並べても引けを取らないスーツは、プレシャスキャリアたるもの、マストでおさえて。インナーにシャツ襟タイプを合わせると堅苦しいので、私はノーカラーや小ぶりタイプの襟をおすすめします」(犬走さん)
ドロストパンツ×カーディガンジャケット

「ボトムに今どきのディテールが加わるだけで、スーツのボトムをはいているような堅さは一切なし! 上品なカーディガンの持ち味も生かされて、リラックスしたオフィススタイルが叶います」(犬走さん)
辛口ジャケット×レーススカート

「仕事の食事会に、パンツスーツでは堅すぎます。そこでボトムをエレガントなレーススカートにチェンジ! レストランのクロークでジャケットを預けることを想定して、インナーは一枚で様になるブラウスが正解です」(犬走さん)
着こなしがワンパターンになりがちなスーツですが、1着で少なくとも3つのスタイルが楽しめます。本記事の着回し術を参考に、ビジネスシーンにも、カジュアルな場にも応用させていきましょう。
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- PHOTO :
- 水田 学(NOSTY/人物)、小池紀行・池田 敦(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 犬走比佐乃
- HAIR MAKE :
- 森野友香子(Perle)
- MODEL :
- RINA
- EDIT&WRITING :
- 兼信実加子、佐藤友貴絵(Precious)