松浦弥太郎さんが愛する「暮らしの名品」たち
「今回紹介している品々は、僕が実際に使っているものばかり。どうぞご自身の暮らしと照らし合わせ、自分にとっての名品とは何か、どう付き合いたいか、思いを馳せてみてください。そこから得た気づきが個々の感性を刺激したならば、これ以上の喜びはありません。さぁ、五感を慈しむ暮らしへ…ご案内しましょう。」(松浦さん)
■1:ルーシー・リーのピッチャー
ルーシー・リーのピッチャーはロンドンの「ギャラリー・ベッソン」で手に入れたもの。作家の作品は、暮らしで使うことをモットーにしている。
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■2:「iittala(イッタラ)」の『アイノ・アアルト』シリーズ
1932年に誕生し、ミラノ・トリエンナーレで金賞を受賞したイッタラ史上最長のロングセラーアイテム。約90年間、愛され続けている。松浦さんは'50年代のビンテージを使用。細かな気泡などその時代のガラスの質感も愛でているそう。
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■3:「内藤商店」の棕櫚(しゅろ)のほうき、「REDECKER(レデッカー)」のダスター
「内藤商店」のほうきは棕櫚の産地、和歌山の職人の手仕事。松浦さんは穂が9つ束ねられた9玉タイプを愛用中。同様に天然素材を使っているのがドイツの「レデッカー」。オーストリッチの羽根が繊細なものを傷つけることなく埃を払ってくれる。
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■4:「栗久」のおひつ、「角漆工房」の合鹿小椀
栗久のおひつは内底の隅を曲線に仕上げているのが特徴。米粒が詰まらない構造になっているのがうれしい。
かつて石川県能登町の合鹿地方で日常の器として愛された合鹿椀。角 偉三郎(かど いさぶろう)が現代に復活させ、現在は角 有伊(かど ゆい)が受け継いでいる。合鹿小椀は、合鹿椀のおおらかさはそのまま、日々の飯椀、汁椀としてなじむよう、やや小ぶりに仕上げたもの。
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■5:スティーブ・ハリソンのマグカップ
塩と釉薬の化学反応を利用した伝統的な手法「ソルトグレーズ(塩えん釉ゆう)」を用いた作風が最大の特徴。スティーブ・ハリソンによる手づくりのため、色、肌合いがすべて異なり、同じものはふたつとない。作品に制作年号が入っているのも楽しみのひとつ。
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■6:ポール・ケアホルムがデザインしたチェア『PK31』、スツール『PK33』
レザーやウッド、籐などの天然素材に、硬質なスティールを組み合わせ、独自のミニマリズムを築いたポール・ケアホルム。松浦さんは、15年ほど前にブラックレザータイプを購入。
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■7:アンディ・ウォーホルが描いたプレイングカード
世界最高峰のモダン・コンテンポラリーアートをコレクションする「MoMA」。優れたデザイン性を見極めるため独自の基準を設け、クリアしたものだけが「MoMAデザインストア」にて扱われる。
ポップアートの巨匠によるトランプは、ジャック・クイーン・キングの王冠からジョーカーハットまで、ユーモラスなオリジナルイラストに心が躍る。
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■8:SMYTHSON(スマイソン)のサンキューカード、デイリーダイアリー
サンキューカードに加えて、普通紙の半分の重さと軽さの「フェザーウェイトペーパー」が使われるデイリーダイアリーも愛用。
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■9:「Steiff(シュタイフ)」のテディベア
1880年「子供には最良のものこそふさわしい」をモットーにドイツで創業したシュタイフ。写真の2体は環境問題に配慮した新シリーズ『テディーズ フォー トゥモロー』。ボディ素材にはヘンプ、リネンなどの天然資源を、詰め物には木毛を使っている。
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※掲載した商品は、すべて税込み価格です。
問い合わせ先
- イッタラ
- ザ・コンランショップ TEL:03-5322-6600
- HIKE TEL:03-5768-7180
- 内藤商店 TEL:075-221-3018
- 栗久 TEL:0186-42-0514
- 角漆工房 TEL:0768-22-1804
- FRITZ HANSEN TOKYO TEL:03-3400-3107
- リビング・モティーフ TEL:03-3587-2784
- MoMAデザインストア 表参道 TEL:03-5468-5801
- SMYTHSON TEL:03-4578-7274
- ルイスポールセンジャパン TEL:03-3586-5341
- ボルサリーノ ジャパン TEL:03-5413-3954
- シュタイフ青山 TEL:03-3404-1880
- PHOTO :
- 本多康司
- STYLIST :
- 来住昌美
- WRITING :
- 本庄真穂
- EDIT&WRITING :
- 兼信実加子、喜多容子(Precious)