肩こりや背中のハリが起こるのは「腕のこり」が原因かもしれません。肘を曲げた姿勢が続くパソコン作業やスマホ操作は、腕の筋肉を緊張させてしまいます。

「腕のこり」は肩こりよりも自覚症状が出にくく、気付かないうちに酷使してしまい、パンパンに張っているという人は多いのだそう。腕の筋肉は肩や首、背中までつながっているので、ここをほぐすだけで全身がラクになる…なんてことも。

そこで村木さんが教えてくれるのが、テニスボールを使った「腕こり」解消メソッド。自分の手で揉むのは疲れてしまうけれど、テニスボールを使えば、簡単に筋肉の深いところまでほぐすことが可能。しかも寝ながらできてリラックス効果も。寝る前の「腕こり」リセット、ぜひやってみてください。

■Step1:仰向けになり、腕の下にテニスボールをおき、押さえつける

腕は肩の高さまであげるのがポイント。軽く肘を曲げた状態で、テニスボールをグッと押さえつけます。これが基本姿勢。

仰向けになり、腕の下にテニスボールをおき、押さえつける
テニスボールが動いてしまわないように、やや強めに押さえつけましょう。

■Step2:肘から下の腕をぐるぐると回す

Step1の状態で、肘から下の腕をぐるぐると外回しします。これを5回繰り返して、次に内回しを5回行いましょう。

肘から下の腕をぐるぐると回す
腕を回すことによって力を使わなくても深く刺激ができます。深呼吸しながら行うと筋肉がゆるみやすいですよ。

■Step3:テニスボールの位置を変えて、計6カ所にあてる

テニスボールを置く場所は、写真の丸の位置の計6カ所。1カ所につき内回し、外回しを各5回ずつ行って。

テニスボールの位置を変えて、計6カ所を刺激する
こりがほぐれることで、二の腕がスッキリする効果も。

【まとめ|テニスボールで「腕こり」解消!肩も背中もラクになる腕回しメソッド4か条】
1. パソコン作業やスマホ操作は腕の筋肉が緊張しっぱなしになり、こりにつながる。
2. 「腕のこり」は、肩こり、背中のハリなど、実は身体全体の不調につながることも。
3. 自分の手で腕を揉むよりもテニスボールを活用すると簡単に深いところまでほぐせる。
4. 片腕3カ所の計6カ所に当てて、腕全体を満遍なくほぐすとスッキリする。

以上、「テニスボールで腕こり解消!肩も背中もラクになる腕回しメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は8月28日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
 
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「腕がこんなに凝っているなんて、自覚していなかったので驚きです。でもテニスボールを使えば寝ながらできて、とても簡単にしっかりと刺激することができますね。腕だけでなく肩から背中にかけてもかなりラクになるので上半身が軽やかに!続ければ二の腕も細くなりそうなので、これからは腕こりケアも習慣にしようと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子