背中が張って呼吸がしにくい、首や肩が凝っていてツライ…それは肩甲骨周りの筋肉が凝り固まっているのが原因かもしれません。姿勢が悪くなり、顔のむくみやたるみにもつながるから、すぐにケアしたいところ。

そもそも肩甲骨はあまり意識して動かさない部位なので、その周りの筋肉は凝り固まりやすいのですが、背中は手が届かないから、自分でほぐすのが難しいですよね。

そこで村木さんが教えてくれるのがテニスボールを使った肩甲骨ほぐしのワザ。自分の体重を使ってグーッと深く圧をかける方法で、ガチガチに凝り固まった肩甲骨周りの筋肉を簡単にほぐすことができますよ。

背中全体が緩むことで、猫背気味だった姿勢が良くなり代謝がアップ!顔のむくみ、たるみだけでなく、呼吸がしやすくなるので熟睡の質も向上!結果、体調の改善にも効果的です。いいことづくしなので、今晩のリラックスタイムからぜひ始めてみてくださいね。

■Step1:あおむけになり、肩甲骨の周りにテニスボールを置く

あおむけに寝た状態で、肩甲骨の脇にテニスボールをおきます。

背骨にテニスボールが当たらないように注意しましょう。
背骨にテニスボールが当たらないように注意しましょう。

膝を立てて、足は腰幅に開くようにしましょう。これが基本姿勢です。

膝を立てて足は腰幅に開く
これがリラックスできる体勢なので、筋肉が緩みやすくなります。

■Step2:お尻を上に持ち上げて、体重を使って圧をかける

Step1の状態から、お尻を上に持ち上げるようにして、肩甲骨周りの深部に刺激を与えてほぐします。これだけでOK。この状態で3回、ゆっくりと深呼吸しましょう。そしてテニスボールを置く場所を変えて同様に行ってください。

お尻を上に持ち上げて、体重を使って圧をかける
この方法だと力を使わなくても、自分の体重で筋肉の深いところまで圧をかけることができます。

テニスボールを置く位置は丸印の位置を目安に。肩甲骨の周りの筋肉をしっかりとほぐすことで、背中の張り、肩こり、首こり解消につながります。

テニスボールを置く位置
左右各4カ所、計8カ所に圧をかけます。

【まとめ|オバ見えする姿勢の悪さ、むくみ、たるみに!テニスボールを使った背中ほぐしメソッド4か条】
1. 長時間のデスクワーク、運動不足、ストレス過多で、肩甲骨周りはガチガチになりやすい。
2. 肩こりや痛みが生じるだけでなく、姿勢が悪くなり、むくみやたるみを引き起こすことも。
3. テニスボールを使えば、ケアしにくい肩甲骨周りを簡単にほぐせる。
4. 肩甲骨周りをほぐすと、姿勢改善、たるみ&むくみ解消に加え睡眠の質も向上する。

以上、「オバ見えする姿勢の悪さ、むくみ、たるみに!テニスボールを使った背中ほぐしメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月4日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
 
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「手が届きにくい背中はなかなかセルフケアがしにくかったので、整体などプロの手を借りないと…と思っていましたが、こうやってテニスボールを使えば簡単ですね。イタ気持ちよく、デスクワークでパンパンに張っていたつらい背中がしっかりとほぐれて、体がスッキリ軽くなる実感が。深くリラックスできるので、就寝前の習慣にしたいですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子