肩コリや腰痛に悩んでいる人は、たいてい肩甲骨周りがガチガチ状態。

肩甲骨とは、背中上部にある逆三角形の骨のこと。鎖骨、上腕骨と連動していて肩周りの筋肉にも繋がっていますが、実は、日常生活ではあまり意識して動かさないパーツ。

何もしなければ、肩甲骨周りの筋肉はすぐにガチガチに固まってしまい、これが首コリ、肩コリの原因になりますし、さらに猫背にもなりやすいので、姿勢の悪さから腰痛を引き起こすことも。

加えて筋肉が硬くなれば、血流が悪くなるので、代謝がダウン。背中がむくんだり、脂肪を蓄えやすい体になってしまうというのだから、コリを感じている人は全員「肩甲骨ケア」をすべきです!

そこで今回、エイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのは、肩甲骨を含めた背中全体をやわらかくする、とっても簡単なストレッチ。

寝ながらできるので頑張る必要なし!深呼吸しながら、リラックスして行ってください。就寝前に行えば、眠りも深くなりそうですよ。

■Step1:仰向けになり足を腰幅に開き、右の肘を床につける

仰向けに寝て足を腰幅に開き、膝を立てます。そして、右の肘を曲げて床につけてください。これが基本姿勢です。

仰向けになり、右の肘を床につける
全身の力を抜いてリラックスして行いましょう。

■Step2:肘を支点にして固定し、体を左側にねじる

肘の位置はそのままに、体だけ左側にねじります。肘は動かないように固定して、肩、背中、腰の上半身をねじるように行いましょう。このStep1、Step2の動作をゆっくりと10回繰り返して。

このとき、息は止めずに深呼吸しながら行いましょう。そして、反対側も同様に行ってください。

肘を支点にして固定し、体を左側にねじる
肩甲骨周りだけでなく、大胸筋や骨盤周りの筋肉がストレッチされるので、上半身がスッキリ軽くなりますよ。

【まとめ|肩コリ、腰痛解消!寝たままでラクにできる肩甲骨はがしストレッチ4か条】
1. 背中が張っていて痛い、肩コリがつらい人は肩甲骨のまわりの筋肉がガチガチに。
2.「肩甲骨周りのコリ」は首コリ、肩コリ、腰痛に加え、代謝がダウンし太りやすくなるのでケアが必要。
3. 寝ながらできる、肩甲骨はがしストレッチが簡単で効果的。
4. 肩から腰にかけて、上半身が緩むのでリラックス効果が高く睡眠も深くなりやすい。

以上、肩こり、腰痛解消!寝たままでラクにできる肩甲骨はがしストレッチを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は4月16日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「肘を固定するだけで、肩、背中、腰にかけてしっかりと伸ばしやすくなりますね。これを行ったあとは、肩甲骨の可動域が広がって、腕も動かしやすく、上半身がとっても軽やかに。寝ながらできるのがいいですし、たった60秒で完了するのだから、毎日の習慣にしたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子