梅雨が始まる6月は気温が上昇する時期ではありますが、雨の日は一転して肌寒く感じることも。とくに昼と夜の寒暖差が激しいときは、体温調節が追いつかず自律神経のバランスが乱れ、内臓機能が低下することで、体に不調が起こり、だるさを感じやすくなります。

また、梅雨時期はジメジメした湿度の高い状態が続き、発汗機能が乱れることも。さらに余分な水分を体内に溜め込みやすくなり、むくみやだるさを引き起こす原因にも…。

なんとなく調子が悪いという人に、エイジングデザイナー村木さんがおすすめしているのが、だるさやむくみに効く「三陰交(さんいんこう)」と「陰陵泉(いんりょうせん)」のツボ押し。プッシュするとイタ気持ちよく、脚がスッキリする感覚も。簡単なので覚えて習慣化してくださいね。

1:内臓を活性化し、だるさ解消にきく「三陰交」のツボをプッシュ

内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが「三陰交」。ここを指で「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を5回繰り返しましょう。

内臓を活性化し、だるさ解消にきく「三陰交」のツボをプッシュ
 

冷え解消にも効くツボです。強すぎず、弱すぎず、イタ気持ちいいくらいの圧で行いましょう。

2:むくみ解消に効果的な「陰陵泉」のツボをプッシュ

内くるぶしに親指が当たるように足を掴み、骨の際に沿って指で擦るように上がっていき、止まるところが「陰陵泉」の位置。ここも同様に、親指で「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を5回繰り返しましょう。

むくみ解消に効果的な「陰陵泉」のツボをプッシュ
 

胃腸の調子を整えるのにも効果的。ここも強すぎず、弱すぎず、イタ気持ちいいくらいの圧で行いましょう。

【まとめ|梅雨期のむくみとだるさに効く、ツボ押しメソッド4か条】

1. 寒暖差が激しく湿度が高い梅雨時期は、だるさやむくみなどの不調が起こりやすい。
2. 改善には簡単で即効性がある「ツボ押し」がおすすめ。
3.足にある「三陰交」「陰陵泉」ツボがだるさやむくみ解消に効果的。
4.5秒かけてゆっくり押して、5秒かけてゆっくりはなすのが基本。これを5回繰り返す。

以上、「梅雨時期のむくみとだるさに効く、ツボ押しメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に、効果テキメン」のアンチエイジングメソッドを、毎週土曜日にテーマを変えてお届けしています。

次回は6月11日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『鼻のむくみ・ゆがみとり!顔印象変わる 美鼻矯正』(講談社)が発売中。 Instagram
 
体験者:松藤あつこさん
(40歳・化粧品会社経営)
「このツボをプッシュするとジワーッと下半身が温かくなる感覚に。押すととっても気持ちがいいし、特にむくみで重かった足がスッキリするし、体のだるさが軽減した気がします。1日の終わりのこのツボ押しを習慣にすると、いつも調子がいい状態でいられそうですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子