【目次】
【1】ドライヤーを使う方法
■表面のみブラシでブロー



<スタイリング方法>ブローするだけで簡単に決まる!
「ブローすれば収まるようにカットしているので、スタイリングはとても簡単。襟足は、できるだけタイトに仕上げると、メリハリが生まれて頭が小さく見えます。とくに耳のうしろ辺りを押さえるようにブローして(いつくし 代表 才田とおるさん)。

<STEP.1>全体をハンドブロー

<STEP.2>表面のみブラシでブロー

<STEP.3>オイルワックスをなじませる

<スタイリングのコツ3か条>
- 根元付近にはスタイリング剤がつかないようにする
- 襟足は押さえてブローし、コンパクトに仕上げる
- 前髪のパートはきっちり取らず、あいまいに
「スタイリング剤は保湿力&ツヤが出るオイル系がオススメですが、重いタイプは時間が経つとベタっとしたり、酸化しやすくなるので、できるだけ軽めのものが◎。ふんわり感がキープできるように、スタイリング剤は根元につけず、前髪はきっちり分けないで」(才田さん)。

肌と髪のバランスでエラがカバーできる!横顔まで美しい知的ショート
■毛先から毛束を握り、ドライヤーは下からあてる



<スタイリング方法>ドライヤーの温風と冷風を交互にあててカールをつくる!
「ドライヤーの温風でクセをつくったら、冷風でクセを固定します。これを全体に繰り返すだけでOK。仕上げにワックスをササッとなじませるだけなので簡単ですよ」(pinceau 代表 山岸亜由美さん)。

<STEP.1>毛束をクシュッと握り温風を2~3秒、冷風を4~5秒あてる

<STEP.2>両手のひらで髪の表面を擦るようにワックスをなじませる

<スタイリングのコツ3か条>
- クセやうねりは無理に伸ばさず活かすこと
- 白髪が目立ってきたら、あえて短くして根元をふんわりさせる
- ワックスは髪の表面を擦るようになじませ軽さと動きを出す
「髪を抑えつけるようにワックスをなじませると、せっかくのふんわり感が消えてペタ~っとしたスタイルになってしまいます。カール感と空気感を活かすには、髪の表面を擦るようになじませるとうまくいきます」(山岸さん)。

パーマのような絶妙カールヘアをつくる、ドライヤーテクニックとは?
【2】アイロンを使う方法
■カールアイロンで前髪の根元を立ち上げながらうしろ向きに巻く



<スタイリング方法>前髪が頬にかかるように毛先を巻いてフェイスラインを引き締める
「前髪を頬のあたりで流すように毛先を巻くと、リフトアップ効果が生まれます」(ACQUA omotesando 店長 古本慶次さん)。

<STEP.1>濡れた毛束を外側にねじりながらまとめ、ドライヤーをあてる

<STEP.2>毛先だけ1カール、ランダムに巻く

<STEP.3>前髪の根元を立ち上げながらカールアイロンでうしろ向きに巻く

<スタイリングのコツ3か条>
- 表面にレイヤーを入れて軽やかさを出す
- 大きめカールのパーマでうねりを目立たなくする
- 前髪を頬にかけてフェイスラインの引き締め効果を狙う
「パサつきがひどくて乾燥が進んでいる方は、水分と油分を補う髪質改善のトリートメントをおすすめします。1.5~2か月に1度のサロントリートメントでパサつきが抑えられ、まとまりのいい髪になります」(古本さん)。

40代に似合う【ロングヘア】Aラインシルエットで重くならない “ゆるふわ髪”に!
■カールアイロンでリバースに巻いて流す



<スタイリング方法>太めのアイロンでくびれをつくってメリハリアップ
「38mmくらいの太めのアイロンを使って、ナチュラルな毛流れをプラス。2~3分でもいいので、ふわっとした毛流れ&くびれをつくることで、やはりこなれ感がアップします」(Belle Shinjuku 店長 鯨岡拓也さん)。

<STEP.1>毛先はワンカール外巻きに

<STEP.2>中間部分は内巻きにしてS字のくびれをつくる

<STEP.3>前髪はリバースに巻いて流す

<スタイリングのコツ3か条>
- 毛先を重めに残したローレイヤーで、さりげない動きもふんわり感も、新鮮な印象もかなう
- 乾燥しがちな髪こそ、レイヤーは低めでまとまり感をキープ
- ミディアムのスタイリングは太めのアイロンでこなれ感を演出
「スタイリングには毛先を中心に軽くオイルをつけるくらいに。ペタッとしがちな髪質なので、あくまでもさらりと」(鯨岡さん)。

40代に似合う【ナチュラルローレイヤーミディアム】髪はふわっとボリュームアップ、リフトアップ印象もかなえるスタイル
■ストレートアイロンでねじって巻く



<スタイリング方法>顔周りの毛束は頭上でうしろに向かって巻く
「このスタイルの場合、ボリュームは抑えつつ、自然な動きは出したいので、カールアイロンではなくストレートアイロンを使うのがおすすめ。ツヤを出しながら、さりげなく軽やかなニュアンスを出していって」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー、ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。

<STEP.1>ツヤを出しながら毛先は内巻きに

<STEP.2>顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらニュアンス出しを

<スタイリングのコツ3か条>
- 広がりやすい髪にまとまりとさりげない動きが欲しいなら、セミロングがおすすめ
- 前髪は長め、サイドに流す前提で絶妙な長さでつくると、大人っぽく上質かつこなれた雰囲気に
- 顔周りの毛束はリバース巻きではなく、頭上でうしろに流すようにニュアンスづけすると自然な仕上がりに
「スタイリングには潤いを与えながらまとまりを出す、トリートメントミルクがおすすめです。パサつきがちな毛先には少量、オイルもプラスして」(鈴木さん)。

40代に似合う【ナチュラルエレガンスミディアム】広がりやすい髪にさりげない動きをプラスしながらまとまりやすく
■ストレートアイロンで軽く内側に巻く



<スタイリング方法>毛先と顔周りを軽く巻くだけでOK
「洗髪して乾かすだけでもまとまりやすいスタイルですが、トップはカーラーで、全体はストレートアイロンを通すだけでよりふんわり柔らかなニュアンスが出せます」(nuu 代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻 唯さん)。

<STEP.1>トップはカーラーでふんわり感を

<STEP.2>サイドはストレートアイロンで丸みを出すように

<スタイリングのコツ3か条>
- 毛先は重めに残し、適度にグラデーションを入れて丸みを出しながらまとまりやすく
- ぺったりしがちなトップ部分はカーラーでセット
- ストレートアイロンで時短に、まとまるツヤ髪スタイリング
「スタイリングにはトリートメント効果のあるミルクがおすすめ。保湿しながら、よりまとまりのあるスタイルに」(竹ヶ鼻さん)。

40代に似合う【するっとまとまる美ショートボブ】絶妙なグラデーションで女性らしいしなやさかを
【3】ダッカールを使う方法
■ダッカールで根元をホールドする



<スタイリング方法>サイドはカールブラシでブロー、分け目はクリップでホールドして自然な立ち上がりをつくる
「サイドは自然なボリューム感を出したいので、アイロンではなくブローでふんわりと整えていきます。ぺたっとしていると所帯じみて見えがちな分け目は、”ダッカール”というくちばしのような形のクリップを使うのがおすすめ。分け目をまたぐようにして髪をダッカールで10分程度ホールドしておくだけで手軽に、根元から自然な立ち上がりをつくることができます」(kakimoto arms 自由が丘クレオ店 スタイリストチーフ 西本寛之さん)。

<STEP.1>サイドはロールブラシでボリューム出し

<STEP.2>分け目の立ち上げには”ダッカール”使い

<STEP.3>分け目をまたぐようにしてダッカールで根元をホールドする

<STEP.4>サイドの髪を少し耳にかけて毛量調整を

<スタイリングのコツ3か条>
- マッシュショートは顔周りのハイライトで軽やかさ&こなれ感が劇的に上がる
- ぺたっとしがちな分け目は、根元から自然にふんわり立ち上げるスタイリングのひとワザを
- サイドは適度に耳にかけて毛量調整することで、より知的かつ好感度の高い仕上がりに
「スタイリング剤は粘性のあるやわらかめのワックスがおすすめ。流行りのオイルやバームなどウェットなスタイリング剤だとボリュームが出しづらくペタッと見えてしまいがちなので、スタイリング剤はあくまでも軽やかな質感のものをチョイスして」(西本さん)。

40代に似合う【おでこ出しマッシュショート】程よいモード感と大人かわいいをいいとこどり!
■ダッカールで留め、スプレーで毛の根元を立ち上げる



<スタイリング方法>トップはしっかりホールド、サイドはアイロンでふんわり内巻きに
「40代50代になるとどうしても髪にハリコシがなくなってきて、トップがぺったりしがちなので、トップをふんわり立ち上げるひと手間が必要不可欠です。まずはトップの髪を持ち上げるようにアイロンを通し、ダッカールというピンで留めて立ち上がりを作り、ソフトハード系スプレーでホールド。サイドは自然に巻いてふんわり立体感のあるスタイルに」(Sui OMOTESANDO ヘアデザイナー、マネージャー 中西雄二さん)。

<STEP.1>トップの髪は根元から持ち上げるようにアイロンを通し、自然なふんわり感を出す

<STEP.2>サイドは内巻きにワンカール

<STEP.3>分け目をまたぐようにダッカールで留め、ソフトハード系スプレーでキープ

<スタイリングのコツ3か条>
- ボブは内側をそぎすぎず、まとまりのよさ&ツヤ感をキープ
- 表面のみに極細ハイライトを入れ、視覚的にもふんわりと立体感をアップさせる
- アイロン、ピン止め、スプレーの3段階でトップの立ち上がりをつくる
「トップ部分には固まりすぎずに程よくホールド感のあるソフトハード系スプレーを、サイドには毛先を中心にオイルをなじませてしっとりとしたツヤ感を出して」(中西さん)。

40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!
【4】カーラーを使う方法
■マジックカーラーで前髪を巻く



<スタイリング方法>全体を同じ方向に巻いて、ツヤとまとまりをオン
「髪を巻くときのポイントは、全体を同じ方向に巻くこと。顔まわりからうしろに向かって外向きに巻きましょう。同じ方向に巻くとバラついて見えず、うねりや広がりもまとまるように。ツヤ感もアップします」(apish cherie、apish並木通り 店長 井原早紀さん)。

<STEP.1>マジックカーラーで前髪を巻く

頭頂部に2カ所、4cmのカーラーをうしろ向きに巻く。
<STEP.2>髪を上下に分けて下側をリバース巻き

髪をハチで上下に分け、32mmのヘアアイロンで下半分を内巻きにワンカール。
<STEP.3>上側をリバース巻き

顔まわりの髪は中間から毛先までリバース巻き。残りは7割を外巻き、3割を内巻きでミックス。
<STEP.4>髪全体にオイルをなじませる

<スタイリングのコツ3か条>
- 前髪を前方向に巻く
- 全体をリバース巻きにする
- オイルを全体にもみこむ
「オイルはややスタイリング力のあるものがおすすめ。サラサラと軽いタイプだと、うねり対策には物足りないかも。スタイリングオイルはツヤ感に加えて髪のボリュームも出るので、40代にぴったりです」(井原さん)。

丸顔をリフトアップ!大人ヘアのうねり&広がりもカバーする菱形シルエットのツヤ感ロング
■カーラーで巻き横から熱をあてる



<スタイリング方法>顔周りのリバース巻きで、ぐっとあか抜けた印象に
「大人の韓流風あか抜けボブのスタイリングのコツは、前髪の流しと顔周りのリバース巻き! 前髪はカーラーで巻き、熱を横からあてるのがポイントです。左右の顔周りのみにリバース巻きを加えることで、抜け感と華やかさをプラスして」(ROI ディレクター NOGUCHIさん)。

<STEP.1>前髪はカーラーで巻き、横から熱をあてる

<STEP.2>毛先をアイロンで外巻きに

<STEP.3>中間部分は内巻きにしてS字ラインをつくる

<STEP.4>顔周りのみリバース巻きに

<スタイリングのコツ3か条>
- 広がりやすいボリュームヘアはローレイヤーでまとまり感を
- 毛先は外巻き、中間は内巻きのS字ラインで自然なメリハリをつくる
- 顔周りはリバース巻きで、韓流風の抜け感&華やかさを添えて
「スタイリング剤は軽めのオイルをさらっと。重くウェットにはならないよう注意して」(NOGUCHIさん)。

40代に似合う【大人の韓流系あか抜けボブ】顔周りのリバース巻きで抜け感&華やかさをかなえる!
■カーラーでふわっと自然に立ち上げる



<スタイリング方法>するんとまとまりのいいツヤ髪に仕上がるよう、ロールブラシを使ってブロー
「洗髪してざっと乾かしただけでも自然にまとまりがでるよう、カットである程度は調整していますが、ブローのひと手間を加えることで、よりふんわり柔らかさが出てこなれた雰囲気に。前髪のみカーラーを使い、自然な立ち上がりをつくることで、トップのぺたんこも気にならなくなります」(ABBEY 取締役 小田嶋信人さん)。

<STEP.1>サイドからバックはロールブラシを使ってブロー

<STEP.2>前髪はカーラーでふんわり柔らかニュアンスに

<スタイリングのコツ3か条>
- シャギーは内側のみに入れ、バランスよく毛量調整を
- 表面にレイヤーは入れず、潔い切りっぱなしシルエットでおさまりよく
- ロールブラシでブローして程よい丸みを出し、まとまりやすくツヤのある仕上がりに
「スタイリング剤はさらっと軽やかになじみツヤを出すオイルがおすすめ。中間から毛先を中心になじませることで、しなやかにまとまる髪に」(小田嶋さん)。

40代に似合う【するんとまとまるワンレンボブ】剛毛多毛でもスタイリッシュなシルエットは叶う!
【5】スタイリング剤を使う方法
■スプレーをかけて自然な立ち上がりに



<スタイリング方法>フロントは斜め巻き。顔周り&前髪もふんわり感アップ
「ドライヤーでざっと乾くと外ハネっぽいまとまりのあるスタイルに。カジュアルながらもより華やかな印象に見せるために、アイロンで巻くひと手間をプラスして」(MINX ginza ginza ディレクター、代表 河野沙耶佳さん)。

<STEP.1>レイヤーの角度に合わせて毛先を斜めに巻く

<STEP.2>顔周りはリバース巻きに

<STEP.3>前髪はスプレーをかけて自然な立ち上がりをキープ

<スタイリングのコツ3か条>
- こけてきて面長感が増した顔立ちは、レイヤースタイルで華やかさに
- 丸みを意識したシルエットで、よりナチュラルでヘルシーな雰囲気に
- レイヤー部分は斜め巻きに、顔周りや前髪はふわっと感を出すスタイリングでバランスよく!
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめ。少量をなじませてツヤ感アップ」(河野さん)。

40代に似合う【ヘルシーなレイヤーミディアム】顔周りのレイヤーでボリュームアップ&表情にも華やぎを!
■バームで立ち上げる

<スタイリング方法>スタイリング剤W使いでボリューム調整も自在に
ブロー後、毛先7cmほどにオイルをつけて広がりを抑えたあと、バームを指先にのばし、ボリュームが欲しいトップ部分をつまめば、理想のトップふんわり&毛先しっとりスタイルが完成。

<STEP.1>中間〜毛先にオイルを塗布する

<STEP.2>トップをバームで立ち上げる

読者が挑戦!大人女性に似合う【旬のウェットヘア】ショートボブを “トップふんわり&毛先しっとり” に!
- TEXT :
- Precious.jp編集部