【目次】
「ひとつ結び」スタイル【3選】
【1】カジュアルになりすぎないポニーテイル

簡単に完成するひとつ結びですが、結ぶ高さや顔周りのニュアンスづくりなどポイントをおさえておかないと、若づくりな印象を与えてしまったり、ただの貧相なひっつめに見えてしまったりするので注意が必要です。大人の女性を美しく見せるための「究極のひとつ結び」の極意を伝授します。
<アレンジ方法>
<STEP.1>太めのカールで全体的に巻く

太めのカールアイロンを前髪の根元までリバースに巻き込みカールを。サイド〜バックもランダムに巻いておく。トップをつぶさないよう束ね、スプレーでスタイルキープを。
<STEP.2>ぼんのくぼより5cmほど上の耳の高さで束ねる

ひとつ結びは束ねる位置が高くなるほどカジュアルな印象に。
ぼんのくぼ(うなじ中央のくぼんだ部分)より5cmほど上の耳の高さで束ねる場合は、トップに高さを出してエレガントさを加えてカジュアル感を緩和させると、バランスよくきまります。
使用アイテム

40代に似合う“ひとつ結び”【カジュアルになりすぎない“高い位置での束ね方”】エレガントに決めるには?
【2】顔周りをタイトに抑えたローテイル

<アレンジ方法>
<STEP.1>アイロンでくせを伸ばす

うねりが出やすい顔周りは、アイロンで根元からしっかりクセを伸ばしておく。束ねたあと、耳上の毛を少量引き出して耳にかぶせ、表面全体にジェルをつけてタイトに抑える。
<STEP.2>タイトフォルムの決め手は、サイドの耳にかぶせるテク
シャープな印象を与える顔周りをタイトに抑えたローテールは、顔のラインがくっきり出やすいのが難点。サイドの髪を耳の上部にボーダー状にかぶせることで、目線拡散効果とこなれ感アップを狙うことができます。
使用アイテム

40代に似合う“ひとつ結び”【顔周りをタイトに抑えたローテイル】仕上げるポイントは?
【3】フレッシュなウェットスタイル

髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。
<アレンジ方法>
<STEP.1>オイルを10滴ほど手にとる

まとめ髪の場合は、髪全体に塗布するので、若干多め(ミディアムで10〜12滴程度)のオイルが必要になる。両手全体に広げておく。
<STEP.2>髪全体にオイルをなじませる

スタイリング剤を根元からつけてもいいのはまとめ髪の場合のみ。髪全体にオイルをなじませたあと、両手でトップをタイトに抑える。
<STEP.3>コームを使ってタイトにまとめる

コームでとかしながら、髪全体を襟足に集めてひとつ結びに。「まとめ髪ウエット」はとことんタイトに仕上げるのが洗練の秘訣。
<STEP.4>おくれ毛をつまんで毛束感を出す

額やこめかみなどのおくれ毛をオイルが残った指先でつまんでごく細い毛束感を出し、タイトさのなかに柔らかなニュアンスをひとさじ。
忙しい朝に最適!大人女性に似合う髪型【フレッシュさと洗練感がグッと高まる「まとめ髪ウエット」】
「おだんご」スタイル【1選】
【1】洗練まとめ髪ウェット

全顔を出すことには抵抗があるけれど、おしゃれに見せたい場合のコツはスタイリング剤を上手に組み合わせて仕上がりのクオリティを高めて。
<アレンジ方法>
<STEP.1>髪をまとめる

肩下15cmのロング。ドライな質感のまとめ髪は疲れて見られがち…。
<STEP.2>まとめた髪にオイルをつける

髪をまとめたあと、オイルを2〜3滴両手に広げ、トップをなでるように軽く抑える。パサつきを解消しながらまとまりを与えます。
<STEP.3>マスカラでおくれ毛に濡れ感を

おくれ毛の根元の内側にマスカラのブラシを当ててそのまま毛先に向けてスライド。根元から毛束感と濡れ感が出てこなれた印象に。
読者が挑戦!大人女性に似合う【旬のウェットヘア】ロングヘアを “洗練まとめ髪ウェット” に!
「アレンジ」スタイル【2選】
【1】カールがポイントのアンニュイなスタイル



「うねりやクセのある髪を活かすことで、ふんわりとした柔らかな雰囲気が楽しむことができますよ。束ねた後、前髪・こめかみ・もみあげ部分の3か所を必ず巻いて、バランスの整ったスタイルに仕上げてみてください」(kakimoto arms GINZA トップスタイリスト 友原由維さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>毛束を左右の側頭部と後頭部の3つに分ける

おくれ毛(もみあげ・こめかみ部分の髪・前髪の3箇所)は、束ねないように注意して。
<STEP.2>左右の毛束を握り、それぞれを内側に向かってねじる

5~6回ほどを目安にねじる。
<STEP.3>3つの毛束をひとつにまとめ、ゴムで根元を束ねる

3つの毛束をひとつにまとめたら、根元を1~2回ねじっておくと束ねやすい。
<STEP.4>束ねた部分を隠すように飾りピンをつける

飾りピンのフックを束ねた部分に刺すようにして固定する。
<STEP.5>後頭部から3~4mm毛束をつまみ上げて、ゆるみをつくる

最初にねじった毛束からはつまみ上げない。中央の毛束のみ2~3cmごとにつまみ上げる。
<STEP.6>こめかみ、もみあげはストレートアイロンで根元から内巻きにする

こめかみともみあげは根元から、前髪は毛先のみ内巻きに。
レイヤーが入っていると、束ねた根元から髪が浮き上がってアホ毛になりがち。そんなアホ毛対策に重宝するのが、ミルボンの『エルジューダ ポイントケアスティック』(15ml ¥1,815)。
「襟足部分の後れ毛にこのポイントケアスティックを使うと、きれいにまとまります」(友原さん)。

40代に似合う【傷んだ髪でもきれいにまとまるアレンジ術】カールがポイントのアンニュイなスタイルに挑戦!
【2】大人のシニヨンスタイル



「毛量があって、うねりやすい方には【シニヨンスタイル】がぴったりです。ピンを使わずにアレンジできるので、まとめ髪が苦手…という方でも気軽に楽しめると思います」(HONEY shibuya スタイリスト 小室里奈さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする

このときアイロンを寝かせず、立てて巻くこと。
<STEP.2>サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする

毛先を1カール内巻きにする。
<STEP.3>髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる

両手のひらにヘアクリームを広げ、2等分した毛束をねじると、なじませやすい。
<STEP.4>耳たぶあたりにゴムがくるようにひとつに束ねる

ゴムをきつく留めず、最後のひと巻き分のゆとりを残しておく。
<STEP.5>毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す

ひとつに束ねたゴムを広げ、そこに毛束の毛先10cmほどを通す。
<STEP.6>ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する

束ねた部分を半回転させて、毛先が結び目の下になるようにする。
<STEP.7>毛先を2等分にする

ふたつに分けた毛束の毛先を左右それぞれの手に持つ。
<STEP.8>ふたつに分けた毛束を交差させる

ちょうど結び目の上で交差させること。
<STEP.9>交差した毛先を留めるようにゴムで巻く

毛先がばらけないようにゴムで留めること。
<STEP.10>デフトバンの中央の穴にお団子を通す

布にワイヤーが入ったデフトバンにお団子を通して、デフトバンの端を持つ。
<STEP.11>デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える

お団子を留めたゴムを隠すように、デフトバンを巻き付けること。
「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(小室さん)。

40代に似合う【大人のシニヨンスタイル】ピンを使わない&野暮ったくならないアレンジをご紹介!
※掲載した商品の価格はすべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部