【目次】
綺麗な髪を育てるには、土台となる頭皮の状態が重要
■頭皮の状態を知っておくことは、髪のエイジング予防にも
40歳を過ぎれば、肌の衰えだけなく、髪の老化も気になるところ。薄毛や白髪、髪のうねりなど、若いころに感じることがなかった髪の悩みも増えてきます。
薄毛・白髪・うねり毛など、髪のエイジング対策を始めるうえで、知っておきたいのが、髪を育てる土台となる頭皮の状態。健康な頭皮なくして、美しい髪を育むことはできません。それでは頭皮の健康状態は、どうやって調べることができるのでしょうか?
「頭皮のエイジングが進んでいるかどうかは、頭皮の硬さと色で分かります。頭皮の前頭部と側頭部の動きをチェックしてみて下さい。健康な頭皮は前頭部7mm、側頭部1.5cm程度動くのですが、エイジングが進行している場合、頭皮が硬く、なかには全く動かない人もいます。また、健康な頭皮は、青白く透明感があるのに対し、エイジングが進行している頭皮は、地肌が酸化して黄色くなっていたり、炎症で赤くなっています。頭皮がこのような状態である場合は、抜け毛や白髪、エイジング毛と呼ばれるうねり毛が増えていたり、薄毛が進んで、地肌が透けて見えていることも」(株式会社ミルボン 開発本部 研究開発部 基礎研究グループ チーフリサーチャー 菊地 哲宏さん)。
健康な頭皮の色は、青白く、透けるような色合いをしています。このような青白い頭皮から、黒く豊かな髪は生まれます。
美しい髪を育むためにも、普段から動きや色など、自分の頭皮がどんな状態なのか、こまめにチェックするようにしましょう。頭皮の状態を知っておくことは、髪のエイジング予防にもつながります。髪の老化のサインのひとつに挙げられるのが、うねり毛。髪の毛の中には親水性のタンパク質と、水になじみにくいタンパク質があり、加齢とともに水になじみにくいたんぱく質が増加。その結果、髪の水分保持力が下がり、うねりが起こってしまい、まとまりが悪くなっていくことがわかっています。
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■頭皮を清潔に保つことと、血流を促進させることが美髪への近道
「みなさんもご存知のとおり、頭皮は美しい髪を育む土台となります。頭皮環境が整っていないことには、美髪を手に入れることはできません。頭皮環境を整えるうえで、大切なことが、頭皮を清潔に保つことと、頭皮の血流をよくすることの2点。頭皮の汚れは皮脂だけでなく、最近は花粉や黄砂、排気ガスやPM2.5などの汚染物質など、髪や頭皮に付着しやすく取れにくいものが多くなっています。また、ストレスや偏った食生活、睡眠不足などにより、頭皮の血流が滞ってしまうと、髪の生成に必要な栄養や酸素が行き届かなくなり、抜け毛や薄毛の原因に」(AMATA代表 毛髪診断士 美香さん)。
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■頭皮と髪に必要な栄養素をサプリメントで補う
健やかな美髪を取り戻すために不可欠なのが、バランスのよい食事です。特にたんぱく質やビタミン類、亜鉛などのミネラルは積極的に摂取したいところですが、気をつけていても不足しがちな栄養素が出てくるもの。また知らず知らずのうちに摂取している食品添加物は、亜鉛の吸収を妨げます。しっかり摂取しているつもりでも、効果的に働いていないという場合も。
特に亜鉛は、髪や爪を健康に保つために大切な栄養素で、欠乏すると乾燥を招き、髪や爪ももろくなってしまいます。そこで、「サプリメントを上手に取り入れて、髪に必要な栄養素を補いましょう。最近は美髪を育むことに特化したサプリメントや天然由来のマルチ栄養素をタブレットにしたもの、ビタミンCを吸収力を高めるためにリポソーム化したタイプも増えていますので、チェックしてみてください」(美香さん)。
■艶のある美髪を育むには、「つけるケア」だけでは不十分
美しい髪を育む美容は、「つけるケア」だけでは不十分です。食品でとりきれない栄養をサプリメントで補う「インナーケア」を始めましょう。髪と頭皮の栄養として、まず必要になるのは亜鉛です。基本のミネラル成分として覚えておきましょう。薄毛や抜け毛を主訴にクリニックで血液検査をする人は、フェリチンと呼ばれる貯蔵鉄が足りないことが多いようです。その場合は、フェリチンそのものやヘム鉄と記載される鉄分を補うことを指示されます。また頭皮の老化対策として必須なのは紫外線ケアです。「飲む日焼け止め」を適切にとると安心です。つける×とるの両面からのケアは、頭皮美容の手応えを格段に高めてくれます。
美髪を育むインナーケア!頭皮の老化対策に必須なサプリメント6つ
髪にも肌にも…ヘルシーを育むサプリ【6選】
髪は顔ほどにものを言う。毛量豊かで艶やかな髪は、若々しさと清潔感の象徴です。なぜならば顔と同様に頭皮や髪にも、エイジングの影は忍び寄っています。頭皮が衰えると、直毛だった髪がうねり始めて光を乱反射するため、まずは艶が失われてきます。ホルモンバランスの変化に伴い頭皮がベタつきがちになり、巡り巡って抜け毛が増え、ボリューム感が失われていく。さらに皮脂分泌が増える夏は、自然に任せていると、頭皮の老化が加速することに。
頭皮と顔肌はひと続き。頭皮のエイジングは、顔にとっても他人事ではないのです。だから今、始めるべきは、若々しい頭皮を育む本気のケアです。ここからは、頭皮の健康を守り、美髪を育んでくれるサプリメントをご紹介します。
【1】TAKAKOスタイル「PANTOLEX 5」
抜け毛・薄毛対策の男女兼用サプリメント。ビール酵母、ケラチン、 亜鉛含有酵母、ビタミンB5、ビタミンB1、Lーシスチン、などを配合。1日2粒×2回とって。
【2】ジュナップ「フェリチンA」
食事ではとりきれない貯蔵鉄(動物由来の天然成分フェリチン)に、亜鉛酵母、ビタミンCなどを配合した栄養機能食品(鉄分)。1日に10粒を目安に毎日必ずとるようにして。
【3】富士フイルム「アスタリフト ドリンク ホワイトシールド」
紫外線から肌を保護するのを助ける美白ドリンクは、顔だけでなく頭皮にも。屋外で過ごした日は、就寝前にも飲むと効果的。
【4】TAKAKOスタイル「the Zn beauty mix」
美しい豊かな髪は、亜鉛が足りないと育めない。頭髪だけでなく強靭な爪や健やかな肌の成長にも必須の成分。深刻な抜け毛に悩む人は、『the Fe』と一緒にとるようにして。
【5】TAKAKOスタイル「the Fe」
吸収のよいヘム鉄を高濃度で配合。1カプセルで4mgが摂取できる。生理や発汗、爪の成長などで毎日消費されているので、積極的に補充したい。「亜鉛」を同時にとるとより効果的。
【6】ロート製薬「ヘリオホワイト」
頭皮を含む全身に効く「飲む日焼け止め」。メラニンの生成を抑制し、線維芽細胞を紫外線から守る成分ファーンブロックに加え、抗炎症作用があるハトムギエキスや、ビタミンB類を配合。朝と昼に各1錠を目安に毎日とるようにして。
美髪を育むインナーケア!頭皮の老化対策に必須なサプリメント6つ
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部