【目次】
そもそも大人の涙袋とは
■涙袋とは?目袋との違い
涙袋は若さの象徴、目袋は老化の証です
涙袋のふくらみは加齢に伴い徐々に平坦になり、いずれは消えていく。対して目袋は、下まぶたの眼輪筋があるエリアで存在感を主張し始めます。老化で眼輪筋がゆるむと、眼底にある脂肪をせき止めていられず、目袋が目立ってしまう。ちなみに涙袋は誰にでもあるとは限りませんが、目袋はすべての人に出現します。


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たるみをカバーする涙袋メイク【2選】
【1】ゴルゴラインをカバーする涙袋メイク


「ゴルゴラインはシワではなく、肌の弾力低下や筋肉のたるみによって現れる、目頭下から斜めに伸びるラインのことです。ゴルゴ線が濃くなると、実年齢よりも老けて見えたり、疲れて見えたりすることが多いので、しっかりカバーしたいですよね。とはいえ、乾燥しやすい目の下に、カバー力のある固形タイプのコンシーラーを使用することはおすすめしません。マットに仕上がり、厚ぼったい印象になってしまい、美しい仕上がりとかけ離れてしまうからです。
おすすめしたいのは、みずみずしいテクスチャーで保湿効果があり、ハイライト効果のあるコンシーラーです。コンシーラーでカバーすると同時に、涙袋にボリュームを出すメイクを施すことも重要です。ペンシルタイプのパールベージュのアイシャドウを涙袋にのせて、涙袋をふっくら見せると、よりゴルゴラインが目立たなくなりますよ」(ヘア&メークアップアーティスト 長井かおりさん)。
【ゴルゴラインをカバーするアイテム&プロセス】

<STEP.1>目頭下にコンシーラーを
コンシーラーをチップにとり、目頭下に3本線を引きます。その後、スポンジでしっかりと叩き込み、コンシーラーをなじませます。


<STEP.2>涙袋にアイシャドウをオン
パールベージュのペンシルタイプのアイシャドウを涙袋の上にスッと引いて、涙袋にボリューム感を出します。

涙袋メイクで「ゴルゴライン」をカバー!? 長井流・若見えする目元のつくり方
【2】たるんだ頬を引き締める涙袋メイク

目を大きく見せるアイメイク方法で、見落としがちだったのが「下まぶたにメイクをする」こと。失敗しそう、厚化粧になりそう…とだれもが手をつけなかったけれど、実は目を大きくして、頬の面積を小さく見せる効果が高い。必要なのは、くすんだ下まぶたを明るくし、凹みをふくらませる錯覚効果のある「パールオレンジ」のアイシャドウ。今までなら「ハレまぶたになる膨張色」と避けてきた色ですが、光と色の効果でふっくらと見せ、クマやくすみも緩和。目元全体を一気に明るくするベストカラーなのです。
【たるんだ頬をカバーするアイテム&プロセス】
下まぶたメイクで最も重要なのがとり方。チップの先端にアイシャドウをチョンチョンとつけるとこれくらいのつき具合に。

<STEP.1>色をとったチップを、下まぶたの中央→目尻→中央→目頭の順に動かす
目頭や目尻の端部分からのせはじめると、アイシャドウがたまりやすいので中央から、が正解。この順番で塗るとなじんで自然に。

色をとったチップをそのまま下まぶたにあてて塗布。チップは寝かせずに立てて、アイシャドウがついている先端部分だけをあてる。

<STEP.2>ブラウンのアイライナーで下まぶたの際に4つの点を描き、フレームを自然に強調
写真の丸の位置に3mmくらいの幅で描く。先端を使ってなるべく細いラインで仕上げたいので、ペンシルは寝かせずに立てて。

4つの点で描く理由は、ライン状に描くといかにも引きました、という印象になり、きつい老け顔になるから。あえて隙間をつくるのが正解。

<STEP.3>目尻から目頭に向かってブラシを動かし、目尻側に寝ている毛を起こすように塗布
ブラシの先端を使って塗布。ブラシ先端にマスカラ液がつき過ぎているとダマになるので、軽くティッシュオフしてから。

次に毛の真ん中から毛先だけでいいので、下向きに方向づけるように塗布。そして根元にブラシをあて、根元から毛先に向かって重ね塗りを。

たるんだ頬を引き締める!「パールオレンジ」アイシャドウを使った「下まぶたメイク」
くすみをカバー涙袋メイク【3選】
【1】目元の影、くすみを自然にカバーする涙袋メイク

小ジワによる凹みの影が蔓延している大人の目元。コンシーラーでカバーすると厚ぼったくなりシワが目立つし、動きのが多い目元はヨレやすく、色ムラ状態に…。
加齢目元の場合“光効果で明るく飛ばす”のが最善策で、それに適しているのが、このパールベージュのアイライナー。目頭にくの字を描いたら、下まぶたの中央まで描き、次に目尻ラインにもスッとのせて。目元の影、くすみを自然にカバーする唯一の方法です。
【目元の影、くすみを自然にカバーするアイテム&プロセス】

<STEP.1>上まぶたの目頭から下まぶたの中央まで「く」の字を描く

<STEP.2>目尻にスッと描いてハイライト効果でくすみを飛ばす

大人の目元に煌めきを与える【パールベージュ】アイライナーに注目!「シスレー」フィト コール スター N
【2】クマ&くすみを飛ばす涙袋メイク
手を加えないナチュラルはもはや成立しないのが40代。特にアイメイクはその最たるもので、加齢で輪郭は曖昧に、くすみやたるみが印象を暗くさせ、目を小さくみせる。アイメイクのやりすぎは厚化粧になるから“下まぶたにメイクをする、という発想は皆無”という人も多いはず。けれども目元にエイジングの悩みがある人は下まぶたにこの「ブロンズオレンジ」を試してほしい。
【クマ&くすみを飛ばすアイテム&プロセス】

<STEP.1>チップで下まぶたに5mm幅でのせる

チップで下まぶたに5mm幅でのせるだけで目の下のクマや影を飛ばし、涙堂をふっくら見せて目力のある幸福顔に。いつものブラウンアイメイクであっても、このひと技で鮮度アップ。
加えて、目から頬までの距離をギュッと縮めてたるみで間延びした顔を小顔に見せるといううれしい錯覚効果も。この若返り&万能「ブロンズオレンジ」、下まぶたにも取り入れない手はありません。
「下まぶたにブロンズオレンジ」でクマ&くすみを飛ばす!【"無理がないのに新しい"を叶えるメイク アプローチ3】
【3】パっと明るい目元になる涙袋メイク

若々しさは光となめらかさが、老け感はくすみと凸凹が醸し出します。目元全体のくすみを払い、目の下のシワシワ部分の凸凹を光で飛ばし、消えた涙袋をつくれば完璧。
【パッと明るい目元になるプロセス】
<STEP.1>光でシワや凹みの影を飛ばす、レフ板盛りが基本
コンシーラーでくすみを消し、ハイライトで凸凹を飛ばす。涙袋があった場所に白系パウダーでうっすらと光を仕込めば、下まぶたは格段に若返りますまた欠かせないのは、上まぶたの強めのアイライン。目の下の難から視線を遠ざけてくれます。

パッと明るい目元になる「下まぶたメイク」のルールとは?光を重ねる“レフ板盛り”で若々しさが甦る
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- TEXT :
- Precious.jp編集部