Preciou.jpで好評連載中の「温泉ジャーナリストが選ぶ極上湯の宿」では、全国2,500以上のスポットを巡った経験のある温泉ジャーナリストの植竹深雪さんが心からおすすめできる温泉宿を、テーマ別にご紹介しています。今回はそのなかでも2022年に特に反響を呼んだ5つの温泉宿を、ランキング形式でまとめてお届けします。
【連載「温泉ジャーナリストが選ぶ極上湯の宿」】2022年人気ベスト5
■5位…【蟹尽くし料理の名宿 vol.3】城崎温泉 西村屋本館|老舗旅館ならではのブランド蟹が至高の味わい
5位は、兵庫県豊岡市・城崎温泉にある「西村屋本館」。創業160年の老舗旅館で、自慢は近くの漁港・津居山港で水揚げされたブランド蟹“津居山蟹”(松葉蟹の一種)を使った本生会席。厳選された高品質の蟹の、新鮮でみずみずしい味わいを堪能できます。温泉は、1300年の歴史を誇り多くの文人にも愛されてきた名湯、城崎温泉。3種ある湯処に加え、姉妹ホテルである「西村屋ホテル招月庭」の貸切露天風呂も楽しめるのも嬉しいところ。
■4位…【蟹尽くし料理の名宿 vol.2】さぎの湯温泉 さぎの湯荘|蟹の旨みを最大限に引き出す技あり会席が自慢
4位も“蟹料理”が自慢の、島根県の「さぎの湯温泉 さぎの湯荘」。こちらは、代々館主が料理人を務める老舗宿です。こだわりの蟹プランは複数あり、比較的リーズナブルに楽しみたい人から、活松葉蟹をリッチに堪能したい人まで満足できます。植竹さんイチ推しは、蟹寿司! 素材のよさを最大限に生かした蟹料理に、お腹も心も満たされそう。また、温泉にも定評があり、源泉の湧出量が豊富なのも特徴。フレッシュな湯を堪能できます。
■3位…【夏こそ行きたいぬる湯の温泉宿 vol.2】キズ湯が温泉ファンに人気!33度ほどのぬる湯がとろけそうに気持ちいい「おりはし旅館」
3位は、鹿児島県霧島市の「おりはし旅館」。名物は、別館の自噴泉「キズ湯」です。傷口の回復促進効果が期待できることが名前の由来だそう。加えて、嬉しい美肌効果も。自噴泉だけあって湯の鮮度は抜群! 低めの33度ほどのぬる湯が、とろけそうな心地よさです。おすすめは、43度ほどの竹の湯と温冷交互浴。他にも大露天風呂の「えのきの湯」や、全13室の離れの客室にある源泉かけ流しの露天風呂・内風呂も楽しめます。
■2位…【夏こそ行きたいぬる湯の温泉宿 vol.4】全国トップレベルのラドン含有量を誇るひんやり温泉が爽快!「風雅の宿 長生館」
2位も“ぬる湯”の名湯、新潟県阿賀野市の「風雅の宿 長生館」。全国トップレベルのラドン含有量を誇るラジウム温泉(放射能泉)の湯宿です。男女合わせ1,000坪という新潟県下最大の広さを誇る庭園大露天風呂には、源泉かけ流しで26度の冷泉と加温の浴槽とがあり、交互浴が楽しめます。3種類ある貸切露天風呂も優雅に過ごせておすすめ。飲泉やラジウム温泉を使った料理も提供されており、文字どおり温泉を味わい尽くせる宿です。
■1位…【感動が待つ秘湯の宿 vol.1】日本屈指の硫黄成分濃度の名湯を星空の下で堪能|高湯温泉・旅館ひげの家
2022年の1位に輝いたのは、福島県福島市の「旅館ひげの家」。日本屈指の硫黄成分濃度の湯を楽しめる高湯温泉のなかでも、植竹さんイチ推しの名宿です。泉質は、酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉。硫黄が香るにごり湯が、秘湯気分を満喫させてくれます。夜間の貸切露天風呂では降り注ぐような満天の星の下での湯浴みも。温泉だけでなく、自然と向き合える空間美や繊細な料理など、トータルで高い満足感を味わえます。
以上、連載「温泉ジャーナリストが選ぶ極上湯の宿」のなかから、2022年に反響の大きかった5つの温泉宿をご紹介しました。遠くまで足を運ぶ機会が少しずつ戻ってきた今、大人の贅沢な休暇にふさわしいラグジュアリーな温泉宿を、旅の目的地選びの参考にしてください。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
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