冬の終わりから春にかけて、気温が急に高くなったと思えばまた真冬に逆戻りと、不安定な時季ですよね。ひな祭りやお花見が近づいて春気分…とはいえ、外出時にコートはまだ全然手放せない時季。でも、冬のベーシックカラーの装いには飽き飽き! そんなあなたにおすすめしたいのが「色とりどりのスカーフやストールで新鮮に見せる」テクニック。冬から春という「寒いけれど心浮き立つ」時季のマンネリ脱出ができるこのアイディアで、1ヶ月コーディネートを組んでみました!
本記事では総まとめとして、巻き物を必ず1枚以上取り入れた、28日分のコーディネートを掲載しています。「使用した巻き物」「使用した服」は、リンク先の別記事にて紹介しています。
■冬→春の1ヶ月間のおしゃれを楽しく彩る「巻き物」は28点
【2月の1ヶ月のおしゃれを楽しく彩る「スカーフ&ストール」28選】
■冬→春の1ヶ月間で使用する服は20点
【2月の「1ヶ月コーディネート」このベーシックアイテム20着を着回します】
以上のアイテムを使用して、ストール&巻き物の1ケ月コーディネートをお送りします。ところどころ、ストールの巻き方がわかりづらいコーデには、詳細な巻き方解説を入れています。
STYLE1
クラシカルなスカーフをアシメトリーに巻いて、きちんと感のあるコーデに遊び心と華やかさをプラス
ネイビーのジャケットでキリリとさせつつ、オレンジ色のパンツで華やかに。トラッド調の着こなしと色味をリンクさせ、襟元にはクラシカルなプリントスカーフを選択。あえてアシメトリー(左右非対称)に巻くことで、ジャケットの堅さを払拭し、こなれ感が生まれます。
この日のコーデに使用したアイテム:E+O+J
STYLE2
贅沢ファーコートには、きれい色のシルクスカーフで明るくすっきりと
パーティーなどの華やかなシーンには、ラグジュアリーなフォックスファーのコートを主役に。ネックレス代わりにひと巻きした、パウダーブルーのスカーフが顔周りを明るく照らします。片方が長くなるように結ぶと、上半身をすっきり見せる効果も。
この日のコーデに使用したアイテム:C+K+H
STYLE3
カシミヤストールをラフに巻いた、自然と調和するグラデーションカラーコーデ
自然の風景になじむよう、グラデーションカラーでまとめた休日のお出かけスタイル。大胆にファーをあしらったダウンコートが休日カジュアルにリッチ感をもたらします。しなやかなカシミヤニットストールは、無造作に巻いただけでもサマになる逸品。
この日のコーデに使った基本アイテム:D+P+I
STYLE4
ニットとバンダナの色味を調和させ、シック&ラグジュアリーな着こなしに
ふんわりとしたモヘア素材のボトルネックニットの内側には、コンパクトなサイズのバンダナを巻いて、襟元に遊びをプラス。色味を調和させることで、トレンドスタイルでもシックに決まります。
この日のコーデに使った基本アイテム:Q+S
STYLE5
全身を黒で統一した着こなしに、存在感のあるファーストールが映える
表情の異なるミンク&フォックスファーのストールで、冬のブラックコーディネートに華を添えて。白がアクセントになったスリーラインが、モダンな印象をもたらします。ファーの存在感を生かすように、リングやバッグも黒で統一して控えめに。
この日のコーデに使った基本アイテム:B+N+R
STYLE6
イタリア紳士御用達の巻き方は、マニッシュな着こなしにぴったり
イタリア紳士が愛する「ミラノ巻き」で、知的に。表と裏で濃淡がついたブルーのストールを合わせることで、顔周りが表情豊かに仕上がります。
「ミラノ巻き」の巻き方3ステップ
-
1:ストールを首に1周させる。端を前に垂らして、片方が長くなるようにする。
-
2:長く垂らしたほうの首元あたりを、ループから引き出し、輪をつくる。
-
3:反対側の端を持ち、引き出した輪の中に通す。交差する部分に立体感が出るように、ふわりと整えて完成。
この日のコーデに使った基本アイテム:E+O+I
STYLE7
首元は「ラウンド巻き」、大判ストールはコートのようにはおって
柄ストールを首元にコンパクトに巻けば、重心がアップしてすっきりとした印象に! 地厚なカシミヤストールはコート代わりにはおって。
「ラウンド巻き」の巻き方3ステップ
このコーデに使った基本アイテム:M'+R
STYLE8
ピンク×ピンクで色味をリンクさせ、優しげな印象に
くすんだピンクのモヘアニットには、同じ色味のストールを合わせて優しげなイメージに。ニット編みのストールは大判サイズでも扱いやすく、アレンジが楽しめる逸品です。
「スヌード巻き」の巻き方3ステップ
こちらの巻き方は、以下の記事で動画でも詳しく解説しています。
【動画で解説:巻き物マイスターがレクチャー「冬ストール」の最旬アレンジ3選】
この日のコーデに使った基本アイテム:Q+H
STYLE9
大判ストールの上からワイドベルトをオン!
ベルトを加えれば、大判ストールがモード感のあるジレへと変身! 厚手のカシミヤ製ストールは、ニットの上からはおることで寒さ対策にもなります。
「ジレ巻き」の巻き方3ステップ
この日のコーデに使った基本アイテム:L+G
STYLE 10
ラグジュアリーなファージレが主役の着こなしには、カシミヤストールをシンプルに巻いて
冬の旅スタイルには、ラビットファーのジレをまといリッチな温もりを。グレー&ネイビーの2色使いのストールは、シンプルに巻くだけで、カジュアルに磨きをかけてくれます。
この日のコーデに使った基本アイテム:D+O+F
STYLE 11
ダブルフェースコートとカシミヤストールで、休日のお出かけスタイルも暖かく
ぶらりと自然散策を楽しむ休日には、カシミヤストールで首周りを暖かくホールド。ストールとバッグをカーキでリンクさせることで、軽快なイメージに仕上がります。
この日のコーデに使った基本アイテム:B+N+J
STYLE 12
鮮やかなオレンジスカーフが、シンプルベーシックな着こなしに映える
陽気なオレンジ色が、着こなしのカンフル剤に。アクセサリーを控えめにしておきたい場面こそ、鮮やかなスカーフはスパイス役として最適なのです。室内などで暑く感じた際は、すぐに取り外せるというのも「巻き物」の魅力。
この日のコーデに使った基本アイテム:M+M'+H
STYLE 13
ピンクショールをラフに巻いて、幸福感あふれる着こなしに
ライトピンクとグレーの美しい色使いのショールは、包まれるだけで幸せ感が満ちてくるよう。艶を放つシルクウールのショールは、顔周りに華やぎをもたらすだけでなく、春先まで楽しめるのもうれしいポイントです。
この日のコーデに使った基本アイテム:P+G
STYLE 14
ノーカラーコートのアクセントに、ストールでつくった「フード」をプラス
冷気が立ちこめる日は、ストールを使った「フーデッド巻き」で、フードをコーデにプラス。スタイリッシュなノーカラーコートでも、首元が暖かく仕上がります。
「フーデッド巻き」の巻き方3ステップ
こちらの巻き方は、以下の記事で動画でも詳しく解説しています。
【動画で解説:巻き物マイスターがレクチャー「冬ストール」の最旬アレンジ3選】
この日のコーデに使った基本アイテム:A+L+F
STYLE 15
2枚のストールを主役に、全体を白&グレーで上品にまとめた着こなし
パシュミナストールとは、インドなどでつくられる薄く光沢感のあるストールのこと。「キャンディー巻き」にした白&グレーのストールを中心に、着こなし全体の配色を上品な印象に。
「キャンディー巻き」の巻き方3ステップ
この日のコーデに使った基本アイテム:P+I
STYLE 16
色鮮やかなシルクスカーフで、ナイトシーンでも顔色をパッと明るく!
色鮮やかな「プッチ柄」のスカーフを、首元にひと巻き。照明の暗いバーなどのナイトシーンでも、カクテルのように艶やかなスカーフがあれば、表情が驚くほど明るい印象に!
「ツイスト・アフガン巻き」の巻き方3ステップ
この日のコーデに使った基本アイテム:M+M'+J
STYLE 17
オールブラックの着こなしに、大胆に巻いた白ストールが映える!
オフホワイトのニットストールは、インパクトのある「ノット巻き」で。差し色使いで取り入れることで、オールブラックの着こなしに抜け感を与えてくれます。
「ノット巻き」の3ステップ
こちらの巻き方は、以下の記事で動画でも詳しく解説しています。
【動画で解説:巻き物マイスターがレクチャー「冬ストール」の最旬アレンジ3選】
この日のコーデに使った基本アイテム:B+N+R
STYLE 18
ヘレナ・ボードンのように、グレートーンの着こなしに抜け感をプラス
お手本となるのは、ファッションブロガーのヘレナ・ボードンの着こなし。トリコロールカラーのバンダナと白のスニーカーが、グレーの装いに抜け感を与えてくれます。
この日のコーデに使った基本アイテム:P+F
STYLE 19
ジャケパンスタイルには、ファースヌードで「こなれ感」をプラス
お手本となるのは、ハリウッド女優、ジェニファー・コネリーの着こなし。存在感のあるネイビーのファースヌードを取り入れることで、ジャケットスタイルも小粋に仕上がります。
この日のコーデに使った基本アイテム:E+O+G
STYLE 20
小物を駆使したグラデーションカラーで、ワントーンの着こなしもエレガントに
いつもより背筋を正して臨みたい…そんな日には、スペイン・レティシア王妃の着こなしを見習って。カシミヤストールをガウンコートの襟元にキュッと収め、仕上げの小物もベージュで統一したグラデーションカラーにより、品格あふれる装いが完成します。
この日のコーデに使った基本アイテム:A+M'+H
STYLE 21
白が中心の着こなしには、差し色小物をスパイスのように効かせて
ケンダル・ジェンナーの装いを参考に、白ワンピースにボリュームストールとカラーパンプスをトッピング。トップモデルのような、洗練されたオーラを放つ着こなしの完成です。
この日のコーデに使った基本アイテム:T
STYLE 22
黒が基調のシックな着こなしに映える、大判のグレーストール
セレブ界随一のファッショニスタ、アレクサ・チャンをお手本とした、黒が基調のかっこいい着こなし。グレーのアームホール付きストールをマントのようにはおることで、シックでモダンな雰囲気に!
この日のコーデに使った基本アイテム:N+R
STYLE 23
黒のピンドット柄ストールを中心に、全体をモノトーンの配色でそろえて
おしゃれ賢者、ルイーズ・ローの着こなしを参考に、ドットストールを主役にしたモノトーンルックに挑戦! 靴まで白&黒のモノトーンでそろえ、シックなスタイルに。
この日のコーデに使った基本アイテム:L+I
STYLE 24
シンプルコーデには、色とりどりの小物をアクセントに
ロイヤルブルーのバッグや、カナリアイエローの靴でアクセントを加えた楽しげな着こなし。バッグのハンドルには、ブルートーンのスカーフを巻いて、チャーミングなあしらいを。
この日のコーデに使った基本アイテム:K+R
STYLE 25
ファーコートが主役のボリュームのある着こなしも、重心アップですっきりとした印象に
白のカシミヤストールは、スヌードのように首元に巻きつけて。ボリュームのあるファーコートと合わせることで重心がアップし、全体のシルエットがすっきりとした印象に!
この日のコーデに使った基本アイテム:C+O+F
STYLE 26
スカーフ×ストールのダブル使いで、ダークトーンの着こなしにも奥行きを
首元には、白のシルクスカーフをキュッと結んで。さらに、黒のカシミヤストールを垂らせば、コートスタイルにも奥行きが生まれます。
この日のコーデに使った基本アイテム:B+T
STYLE 27
黒タートルの首元には、タイスカーフをさりげなくしのばせて
黒タートルに柄スカーフをしのばせるだけで、センスが光る着こなしへとシフト! ネック周りがもたつかないように、首に沿わせやすいタイスカーフを使うのがおすすめです。
この日のコーデに使った基本アイテム:N+S
STYLE 28
洗練された着こなしに、鮮やかカラーの2つの「巻き物」が映える
クリーミーカラーを重ねた洗練の着こなしには、ブルーグレーのファーストールをアクセントに。バッグのハンドルには、ビタミンカラーのスカーフでアレンジを加え、フレッシュな「巻き物」スタイルの完成です!
この日のコーデに使った基本アイテム:A+K+I
※掲載した商品はすべて税抜です。
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- PHOTO :
- 水田 学(NOSTY/人物)、宗髙聡子(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 戸野塚かおる
- HAIR MAKE :
- 重見幸江(gem)
- NAIL :
- 森 智絵美(uka)
- MODEL :
- 立野リカ(Precious専属)
- COOPERATION :
- 赤坂インターシティAIR、 Bistro Buzz、EASE
- EDIT&WRITING :
- 川口夏希、世古京子(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 難波寛彦