【目次】
顔型別ワンレングスボブ
【面長さん】レイヤーでふんわり長めボブ
【How to style】
「前髪が長いと縦長感が強調されてしまいがちです。そんなときは、顔周りにレイヤーを入れて、シルエットをずらしてあげるのがおすすめ。ふんわり菱形になるので、面長をカバーすることもできます。低い位置のレイヤーなら、ワンレンボブっぽさを残しつつ、レイヤーのいいところも取り入れられますよ。
今回は厚めのワンレングスベースに、低い位置にレイヤーを入れています。また、髪に柔らかさと菱形シルエットをつくるために、顔周りにもレイヤーをプラス。ボリューム感、ツヤ感が出るようにカットしています。大人世代の明るめカラーは、透明感のあるベージュ系がおすすめ。細めのハイライトを入れると、白髪のカモフラージュになります」(tricca daikanyama クリエイティブディレクター 小走祥菜さん)。

ワンレン風でも面長に見えない!顔周りのレイヤーでつくるふんわりミディ
【丸顔さん】シャープに見せるダイヤ型
【How to style】
「丸顔さんの場合、首元に重さのあるボブスタイルは輪郭の丸みを強調してしまうので、首元が軽い縦長の菱形フォルムがおすすめです。顔周りを前下がりにカットしてグラデーションやレイヤーを入れると、前から見たときにボリュームが出る位置が高くなるので、縦長の印象が出せてフェイスラインの丸みをカバーできます。
また、前髪を長めにつくると、縦に抜けが生まれ、頬骨の張りもカバーできますよ。やや前下がりのワンレンベース。後頭部から放射状にグラデーションを入れて、顔周りにいくにつれてリフトアップさせてレイヤーカットに。レイヤーを入れた毛束の落ちる位置を考え、ドライするだけで菱形フォルムを作れるようにしました」(MINX 銀座二丁目店、MINX OVER 代表取締役 木俣 翔さん)。

【丸顔さん】シャープに見せる上品ショート



【How to style】
「厚めの前髪をつくったり、センター分けにしたりすると、丸顔が強調されてしまうので、サイドパートにするのがおすすめ。さらに片側を耳にかけると、左右のバランスにメリハリがつくので、顔の丸みをカバーできますよ。顔周りと襟足にエイジングによるクセが出てきています。襟足ギリギリのワンレングスボブで、シルエットとカットラインを出すことで、毛先まで均一なツヤ感を。
重くなりやすい部分は、内側を毛量調節してスッキリとさせています。前髪がないので、分け目によってカジュアルにもモードにもアレンジできますよ」(MAISON TSUMUGI クラフトマン 中島 学さん)。

斜め前髪&片耳かけでメリハリアップ!丸顔をシャープに見せる上品ショート
【ベース型さん】自然な立体感のあるワンレンボブ
【How to style】
「毛量はやや多め、加齢によるうねりが少し出てきて、髪の広がりが気になるようになってきたというモデルさん。毛質 毛量的にレイヤーを多く入れてしまうと余計に広がりやすくなってしまうので、レイヤーは入れずにほぼ平行のボブにしてまとまりやすさをキープ。内側をそぎすぎるとパサつきが気になりがちなので、毛先中心に少しグラデーションを入れてボリューム調整をしています。
カットでは気張ったことはせずあくまでもシンプルに、自然な立体感が出るようハイライトを施しています。はち上の毛の表面のみにうっすらと、大量にいれすぎず、髪の柔らかな立体感が際立つような明るさで極細で入れるのがポイント。カットだけでなく、カラーも含めてトータルで”自然な立体感”を追求したスタイルです」(Sui OMOTESANDO ヘアデザイナー 副店長 中西雄二さん)。

40代に似合う【ハイライトで自然な立体感際立つワンレンボブ】ふんわりまとまってさりげなくおしゃれ!
髪悩み別ワンレングスボブ
時短で「するっとまとまる」美ショートボブ



【How to style】
「長さはあごとリップラインの中間くらい。毛先はパツッとワンレン気味に重めにカットをしていますが、全体的にグラデーションを入れ、自然な丸みが出てまとまりやすいスタイルに。サイドの毛は耳にかけられる長さを残しているので、耳にかける分量を変えるだけで、シャープに見えたり、より女性らしく見えたり、雰囲気を微妙にチェンジできるのもポイントです。
モデルさんはトップがペタッとしてボリュームが出づらい髪質ですが、ロングやミディアムではなくショートボブと長さが短いのでやはり、髪の重みでぺったりはしづらいと思います。まとまりやすさにこだわってカットさせていただいているので、2~3か月たってもスタイルをキープしていただきやすく、扱いやすいのも魅力です」(nuu 代官山 スタイリスト 竹ヶ鼻 唯さん)。

40代に似合う【するっとまとまる美ショートボブ】絶妙なグラデーションで女性らしいしなやさかを
内側で「毛量調整」した切りっぱなしボブ
【How to style】
「剛毛で多毛なうえ、はちが張っているので表面にレイヤーを入れると頭が大きく見えがち。内側にシャギーを多めにいれてバランスよく毛量を減らしながら、表面はすかずにするっとまとまりやすいシルエットをキープしています。前髪は自然に流れるよう、少しだけレイヤーを入れてニュアンスをつけ、全体的にはやや前下がりのボブですっきりクールな印象に仕上げています。スタイリングしなくてもおさまりがよくなるよう、すそに段はつけず切りっぱなしに。少しだけサイドパートにして、片側の髪を耳にかけることで顔立ちもすっきりスタイリッシュに見えます」(ABBEY 取締役 小田嶋信人さん)。

40代に似合う【するんとまとまるワンレンボブ】剛毛多毛でもスタイリッシュなシルエットは叶う!
自然な「ボリュームアップ」でスタイリングを楽に
【How to style】
「スタイリングしなくてもスルッとまとまって適度なボリュームが出ることにこだわって、長さ&ボリューム調整をしています。まずあご下で肩にはつかない、ハネづらいレングスに。ハンドブローで乾かしただけでも雰囲気が出やすいよう、顔周りにはレイヤーを入れ、軽やかな動きを出しています。40代50代は髪にツヤがなくなってくる世代でもあるので、全体的にはレイヤーはほとんど入れず、ワンレングスにして自然なツヤ感が出るように」(BEAUTRIUM Aoyama 副店長 スタイリスト 中高下由真さん)。

40代に似合う【上品シンプルなワンレンボブ】乾かしただけで形になるお手入れしやすいスタイル
「ボリューム不足」を活かしたコンパクトボブ
【How to style】
「ミニボブはすぐペタッとなる髪質におすすめです。襟足をすっきり見せたいので、内側から毛量を調節してコンパクトにまとめています。あえてボリュームをつくらず、ストンと落ちるミニボブならスタイリングの時間からもストレスからも解放されるので、忙しい大人女性にピッタリです」(HONEY shibuya スタイリスト 小室里奈さん)。

40代に似合う【ミニボブスタイル】旬の“コンパクトボブ”は忙しい大人女性に最適!
「パサつき」は抑えてトップのボリュームキープ



【How to style】
「年齢を重ねた髪はパサついて膨らみやすくなるもの。このパサつきをなでつけて抑え込むのではなく、生かすようにスタイリングすると、ふんわりとした柔らかなシルエットになります。ペタッとなりがちな頭頂部も、自然にボリュームアップできますよ。うるおいが少なくパサつきやすいのですが、この髪質にはボリュームを出しやすいメリットがあります。ワンレングスにして重さを残しつつ表面にレイヤーを入れると、ふんわりとしたボリューム感と動きのあるスタイルになりますよ」(sui omotesando ヘアデザイナー 中村育美さん)。

髪のパサつきを逆手にとってふんわりボリュームをつくる大人のボブスタイル
自然なふんわり感で「白髪をカバー」こなれボブ



【How to style】
「ベースはあごくらいの長さのグラデーションボブ。レイヤーは全体的に少なめ。毛先は微妙にグラデーションを入れることで、毛先に丸みを出しながらもつるっとした面をつくり、ツヤ髪に見えるよう仕上げています。ワンレンっぽく見えますが、顔周りに少しだけ短い毛を仕込み、動きと軽やかさプラス。シャープな切りっぱなしボブとはひと味違う、丸み&しなやかな動きのあるやわらかい雰囲気に」(marr 中目黒店 スタイリスト 土田麻美子さん)。

40代に似合う【ワンレン気味のしなやかこなれボブ】分け目ふんわり、気になる生え際も自然にカバー
- TEXT :
- Precious.jp編集部