【目次】
「ショート」6選
軽い束感の斜め前髪で軽快に
「ボリュームが出にくくなる40代以上の方にショートヘアは人気のスタイルですが、髪質やフォルムによってはミセス感が出すぎてしまうことも…。とくに多毛で毛質が硬く、1本1本が太めという方は、ショートやボブなどの短めのスタイルに動きが出にくいんです。そんな方におすすめなのが、ある程度柔らかさや軽さをカットで出し、さらに表情が出やすくなるよう表面にハイライトをプラスしたスタイル。カット×カラーのハイブリッドで、こなれ感が劇的にアップします」(kakimoto arms 二子玉川店 店長 細畑久寿さん)。
<スタイリング方法>
カーラー+アイロン使いで、エアリーな動きを。「多毛な硬い髪でもレザーカットによってやわらかいニュアンスは出ていますが、カーラーやアイロンを使ってエアリーな動きを加えることでグッと映えるスタイルに。ボリュームが出にくいトップはカーラーで、すそはアイロンで巻いて、適材適所でメリハリを出すのがおすすめ。ちょっとの手間を加えることで、より軽やかでエアリーなスタイルに仕上がります」(細畑さん)。
<STEP.1>頭頂部は分け目をまたぐようにカーラーを
<STEP.2>すそはアイロンで外ハネに
<STEP.3>少量のバームを根元にもみこんで空気感を出す
「スタイリング剤はオーガニック系のバームがおすすめ。毛に自然な束感&立ち上げをつくりつつ、しっとりとした質感に。ワックスよりも軽やかな印象に仕上がります」(細畑さん)。
40代に似合う【エアリー軽快ショート】絶妙カット×ハイライトで、剛毛でもやわらかな印象に!
前髪でこめかみをカバーして縦長印象アップ
「トップにボリュームを出し、透け感のある前髪で肌が見える分量を増やすと、顔全体の重心が引き上がります。さらにサイドの髪を、ややうしろに向かって上がるようにカットするのもポイント。輪郭がリフトアップして見えますよ」(MINX青山店 取締役・ディレクター 大山幸也さん)。透け感のある前髪は、顔色を明るく見せてあか抜けた印象にしてくれる効果も。美しいカットラインのショートボブは、スタイリングも簡単です!
<スタイリング方法>
しっかりブローをしてボリューム感を出す。「40代になると髪がぺたんとしがち。ブローで根元からしっかり髪を起こし、ふんわりとしたボリューム感をつくりましょう」(大山さん)。
<STEP.1>トップを起こすようにドライ
<STEP.2>毛先を内巻きにブロー
<STEP.3>オイルをつける
「ベース顔をカバーしてくれるので、トップのふんわり感は必須! スタイリング剤はつけすぎないように注意して、軽めのオイルでツヤとまとまりをプラスする程度にしましょう」(大山さん)。
【小顔ヘア】四角いフェイスラインをキュッと上げる!透けバングの菱形ショート
ベース顔をすっきり見せる長めの前髪
「まっすぐおろす前髪は、横のラインを強調してしまうのでエラ張りさんには不向きです。斜めに流すとおでこに隙間ができ、縦のラインが引き立って、顔をスリム&小顔に見せる効果が高まりますよ」(GARDEN YOKOHAMA トップスタイリスト 豊田 楓さん)。
<スタイリング方法>
菱形をイメージして仕上げるとバランス◎。「髪が細くペタッとしやすい方は、根元がつぶれないように立ち上げながら乾かすのがポイント。ふんわり感をアップさせるには、ヘアアイロンの力を借りて!菱形をイメージして仕上げると、エラ張りを自然にカバーできます」(豊田さん)。
<STEP.1>ドライヤーで髪の根元を立ち上げる
<STEP.2>ストレートアイロンで丸みをつける
<STEP.3>前髪をストレートアイロンで1カールする
<STEP.4>仕上げにバームをつけてスタイリング
「ペタっとしやすい髪の方は、重くなりすぎないバームのようなスタイリング剤が◎。アイロンでナチュラルなカールをつけているので、なじませるだけでふっくらと仕上がります」(豊田さん)。
40代に似合う【ふんわりショートヘア】ボリュームアップ&フェイスラインもスッキリで小顔に!
カーラーとスプレーで前髪キープ
もともとのつむじの位置や髪質の変化で、「ここじゃない!」位置で前髪がパカッと割れやすくなるもの。そんな前髪問題を解決してくれるのが、KAYAK by HONEYのデザイナー、小室里奈さん。「仕上げに使うスタイリング剤は、毛束を固めすぎないスプレーがおすすめです。前髪を分けたい方向に軽く押さえながらスプレーすると動きを出しつつ割れにくいスタイルに仕上がります」(小室さん)。
<スタイリング方法>
髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませて丸みをつくる。このスタイルは丸みをつくるのがポイント。「カールアイロンで毛先を内巻きにしたら、襟足あたりから髪をかき上げるようにバームをなじませます。そうすると後頭部に自然な丸みがつくれます」(小室さん)。
<STEP.1>はちより上の髪をカールアイロンで内巻きに
<STEP.2>襟足のあたりから髪をかき上げるようにしてスタイリング剤をなじませる
<STEP.3>前髪を前に引っ張りながらカーラーで内巻きにする
<STEP.4>前髪を分けたい方向に押さえながらスタイリング剤をスプレー
前髪に使うスタイリング剤は固めすぎないものが使いやすいとか。小室さんのおすすめは、『ロレッタ キラキラシュー』180g¥2,200(税込)/b-ex。「前髪を中心に髪全体にスプレーしておくと、すぐにペタッとなる髪質の方でも丸みのあるシルエットが長持ちします」(小室さん)。
パカッと割れやすい前髪はカーラーで巻いたあとの「ひと工夫」がカギ!
根元から立ち上げてふんわり立体感
「顔まわりの髪を長めに残し、スタイリングでリバースの動きをつくりましょう。頬にかかる毛束がフェイスラインに菱形シルエットをつくり、輪郭補整効果が生まれます。さらにトップ表面にもリバースカールをプラスすると、髪全体のシルエットも菱形に。相乗効果で顔型がキレイな卵型に見えますよ」(ABBEY GINZA スタイリスト 田代 拳さん)。
<スタイリング方法>
カーラー&アイロンでふんわり感、立体感をプラス。「ふんわりさせたいトップと前髪にはマジックカーラーを。顔まわりとトップ表面の髪は、リバースに巻いて立体感と陰影をつくりましょう。キツく巻き過ぎると古い印象になるので注意して」(田代さん)。
<STEP.1>トップと前髪をマジックカーラーで巻く
<STEP.2>フェイスラインをリバースに巻く
<STEP.3>トップ表面をリバースに巻く
<STEP.4>オイルをなじませる
「マジックカーラーでふんわりとしたベースをつくっているので、スタイリング剤でふんわり感を潰さないように気を付けて。髪の表面にオイルがつきすぎないよう、内側からなじませましょう」(田代さん)。
【40代のショートヘア】頬にかかる毛束で輪郭補整!レイヤー&ハイライトでつくる立体感ショート
毛流れに合わせて巻いた前髪で小顔見え
KAYAK by HONEYのデザイナー、小室里奈さんは「顔まわりを出さないスタイルで、顔にかかる髪に動きをつくるとだいぶ印象が変わります」とアドバイス。フェイスラインの緩みが目立たなくなるスタイリングを教わります。
<スタイリング方法>
前髪は毛流れに合わせて斜めに傾けたカーラーで内巻きに。立ち上がりにくい髪質の場合、縦巻きや平巻きなどのカールを混ぜていろいろな動きをつくるのがポイント。「根元を起こしながら、いろいろなカールをミックスさせると自然なボリューム感が生まれます。菱形のシルエットを目指して、バランスのいいスタイルをつくりましょう」(小室さん)。
<STEP.1>毛流れに合わせてカーラーを傾け、根元から内巻きにする
<STEP.2>耳より前の毛束を真横に引っ張りながら中間から縦にリバース巻きにする
<STEP.3>STEP.2で巻いたすぐ隣の毛束も同様に縦のリバース巻きにする
<STEP.4>耳から前の毛先を1カール内巻きにする
<STEP.5>頭頂部の毛束を真上に持ち上げながらの毛先を1カール内巻きにする
<STEP.6>耳からうしろの毛先はすべて1カール外はねに巻く
「前髪を巻くとき、カーラーを真っ直ぐにして毛束を巻き付けると、分け目も毛流れもないスタイルになってしまいます。毛流れに合わせてカーラーを傾けてから毛束を巻いてください」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。
前髪の「8:2分け」で小顔効果を狙って、フェイスラインの緩みよさようなら!
「ボブ」6選
カットとカーラーで自然に流しておしゃれな雰囲気に
「ボブベースで顔周りを中心に表面にレイヤーを入れています。前髪はサイドに自然に流れるようにカット。年齢と共に細く貧弱になりがちなこめかみ部分はあえてボリュームを残し、シルエットカバーを。毛先は外ハネしやすいように、さらにクセをうまく活かせるよう全体的にもバランスを見ながら毛量調整をしています。洗って乾かしただけでも広がりにくくまとまりのいいシルエット、手入れ&スタイリングのしやすさを意識したスタイルです」(ZACC vie スタイリスト 田中里春さん)。
<スタイリング方法>
クセ毛×レイヤースタイルを活かし、カーラー&アイロンで巻く。「前髪はカーラーで、毛先&顔周りは軽くアイロンで巻けばメリハリが出て、格段に華やかさがアップします。巻きやすいよう、動きが出やすいようにレイヤーが入っているので、巻く手間暇はさほどかからないはず」(田中さん)。
<STEP.1>前髪はカーラーで巻く
<STEP.2>首にそわせるようにして毛先をアイロンで外ハネに
<STEP.3>顔周りはリバース巻きで立体感をプラス
「スタイリング剤は軽めのワックスがおすすめ。手になじませ、毛先からもみこむように塗布して」(田中さん)。
40代に似合う【小顔見せ外ハネくびれボブ】スタイリングに手間暇かけず、おさまりよくおしゃれな雰囲気に!
立体的に巻いて流した前髪で面長カバー
「顔まわりにレイヤーを入れて、横への動きを出しやすくしたボブがベース。前髪はサイドに流せる長さにカット。流し前髪で額の見える面積を削り、面長解消効果を高めています」(ZACC vie スタイリスト 定岡広樹さん)。
<スタイリング方法>
自然な動きを感じるくらい、軽く巻くのがコツ。「巻き感が強すぎると、逆に老けた印象になりやすいので注意。太めのアイロン(32mm)でサッと1カールさせ、“巻き”というより“動き”を出すくらいが自然です」(定岡さん)。
<STEP.1>マジックカーラーで前髪を巻く
<STEP.2>アイロンでサイドの毛先を内巻き1カール
<STEP.3>顔まわりはリバースに巻く
<STEP.4>襟足は外ハネにして動きをプラス
<STEP.5>バームをつけてスタイリング
「横のボリュームを出しつつも、襟足やハチまわりを引き締めてメリハリを持たせるのがポイント。菱形バランスになると、小顔効果も高まります」(ZACC vie スタイリスト 定岡広樹さん)。
40代に似合う【最旬レイヤーボブ】フェイスラインのレイヤーがカギ!若々しく小顔を演出
ふんわり流した前髪で輪郭補整
「幅広の前髪は、顔の幅まで大きく見せてしまうのでNG。丸顔さんは少し額を出したほうが小顔に見えるので、前髪は下ろして斜めに流しましょう。縦長感が生まれて輪郭補整効果がアップします」(K-two Esola IKEBUKURO チーフ 藤井ひかるさん)。
<スタイリング方法>
乾かすだけでもOK!巻き過ぎずナチュラルに。「巻かなくてもまとまるようにカットしているので、乾かしてスタイリング剤をつけるだけでもOK。ストレートアイロンを使うと、よりふんわり&ツヤッと仕上がります」(藤井さん)。
<STEP.1>根元から乾かす
<STEP.2>前髪にマジックカーラーを巻く
<STEP.3>ストレートアイロンで表面を巻く
<STEP.4>ヘアオイルをもみこむ
「40代はツヤと潤いがマスト。軽めのヘアオイルなら、ふんわり感をキープしながら、ツヤと潤いをプラスできます。つけすぎるとペタッとしてしまうので注意して」(藤井さん)。
40代に似合う【レイヤーショートボブ】リフトアップ&小顔に見えるスタイル大公開!
頬にかかる長め前髪を流して小顔見え
「いちばんバランスのいいシルエットがダイヤモンド型の菱形。頬のラインに前髪がかかるよう斜めに流すことでウエイトがグッと上に引き上がり、ダイヤモンド型を印象づけられます。顔まわりの根元が見づらくなるので、白髪が目立たない効果もあります」(Cocoon表参道 店長 齋藤陽平さん)。
<スタイリング方法>
ワックスは空気を含ませるように内側になじませる。レイヤーを入れたこのスタイルは、毛先を遊ばせるというよりは、ふんわりした空気感が決め手。「スタイリング剤をなじませるときは髪の表面や毛先ではなく、内側から髪を立ち上げるように根元からなじませてください。毛先中心になじませると、油分の重みでペタッとつぶれてしまいます」(齋藤さん)。
<STEP.1>指の腹で髪の根元を立ち上げながらドライヤーで乾かす
<STEP.2>ワックスを髪の根元からなじませる
<STEP.3>襟足の髪を握り、首に沿わせるようにして毛先を外はねに
「レイヤーは耳の前とトップに入っています。レイヤーを入れすぎると髪がパサついて見えるのでバランスを見ながら入れてください。このスタイルは毛量が多い方、髪のパサつきが目立つ方にもおすすめです」(齋藤さん)。
【大人のリフトアップヘア】顔まわりにレイヤーを入れるだけで、フェイスラインがキュッと引き締まる!
根元から前髪を立ち上げてバランス良く
「顔まわり、サイド、バックにレイヤーを入れたグラデーションボブにすると、どの角度から見てもふんわり感のあるスタイルに。顔まわりのレイヤーは頬骨にかかる位置に入れると、影ができてフェイスラインが引き締まって見えます」(DIFINO aoyama 副店長 山本辰実さん)。
<スタイリング方法>
前髪はカーラー、サイドと後頭部はアイロンで丸みをつくる。シルエットに丸みをつくるには、ストレートアイロンが役立ちます。「小さなカーブではなく、ゆるくカールを描くのがポイントです」(山本さん)。
<STEP.1>前髪の根元を起こしながら太めのカーラーで内巻きにする
<STEP.2>アイロンを斜めにして耳の前の毛束を挟み、円を描くように巻く
<STEP.3>頭頂部の髪を根元からアイロンで挟み、大きく半円を描くように巻く
「頭頂部の根元を立たせるようにストレートアイロンで巻くと、後頭部に自然な丸みがつくれます。後頭部に丸みのない方は、ぜひこのスタイリングをお試しください」(DIFINO aoyama 副店長 山本辰実さん)。
360度どの角度から見てもペタンコ髪に見えない!全方位型ボブスタイル
ツヤ感を意識した前髪で上品に見せる
「眉の高さで流れるように前髪をつくると、顔の縦幅を狭く見せることができます。肌の露出を減らすことで、より小顔に見せる効果もあります」(BEAUTRIUM GINZA店 ヘアスタイリスト 東田佳祐さん)。
<スタイリング方法>
使うのはドライヤーとコテのみ!「ドライのときは洗い流さないトリートメントなどをなじませて。全体を乾かしたら、最後に手ぐしで引っ張りながら熱をあてるとつやとまとまりのある印象に仕上がります」(東田さん)。
<STEP.1>トリートメントをつけてドライ
<STEP.2>コテで髪の中間から毛先に大きいカールをつける
<STEP.3>仕上げにスタイリング剤をつける
「髪になじませる時は少量ずつ、各パーツにつけると失敗しません。根元につけるとペタッとした印象になるだけでなく、湿気の多い季節は汗と混じって重たくなり、ボリュームが潰れてしまいます。シルエットがキープできないので中間から毛先メインにつけましょう」(BEAUTRIUM GINZA店 ヘアスタイリスト 東田佳祐さん)。
面長顔の輪郭が目立たなくなる!前髪ありの「ふんわりレイヤーボブ」
「ミディアム・ロング」5選
ほんのり透け感のある斜め前髪でナチュラルに
「毛先は厚みを残しながら、前髪からサイドにかけて表面のみにバランスよくレイヤーを入れ、ふんわりとしたボリューム&動きを出しやすいよう調整しています。前髪は目にかかるくらい長め、かつ薄めに。若い世代に流行りのシースルー前髪まではいきませんが、前髪を大人のバランスで自然につくることで、40代のお悩みであるおでこのシワ隠しにもなり、さらに小顔効果も狙えて一石二鳥です」(Belle Shinjuku スタイリスト 鯨岡拓也さん)。
<スタイリング方法>
ストレートアイロン使いで柔らかくこなれた動きをプラス。「ミディアムのスタイリングには断然、ストレートアイロン使いがおすすめ。くるんとカールしすぎず、ゆるっとしなやかな動きを簡単につくることができます」(鯨岡さん)。
<STEP.1>毛先はスッと外巻き1カールに
<STEP.2>サイドは表面を外巻きに流して
<STEP.3>前髪を下に自然に流す
「スタイリングにはワックスとオイルを混ぜて使うのがおすすめ。細く柔らかい髪質だとオイルだけだと重たくなってしまうので、ふんわり感を軽やかにホールドさせるひと手間を」(鯨岡さん)。
40代に似合う【ふんわりレイヤーミディアムロング】細く柔らかい毛は、毛先重めのレイヤースタイルが好バランス
ふんわり立ち上がる前髪でトップのボリューム不足対策
どんなに毛量があっても、トップだけペタッとなり、なかなかボリュームが出にくいと悩んでいる40代が少なくありません。その悩みに、ヘアサロン「broocH」のマネージャー・渡部翔太さんがアドバイス! 「トップからレイヤーを入れたAラインのシルエットがおすすめ。顔まわりに入れたレイヤーをリバース巻きにすると、フェイスラインが引き締まって見える効果もあります」。
<スタイリング方法>
顔まわりはリバース巻き、表面は平巻きにして柔らかな表情をつくる。カールアイロンで巻くときは毛流れを意識して巻くのがポイント。「顔まわりは毛束の中間あたりを1回【リバース巻き(画像1参照)】のカールにして動きを出します。レイヤーをいれた髪の表面は、アイロンを真横に傾けて巻く【平巻き】で毛先を内巻きすると、くびれのあるAラインに簡単にできます」(渡部さん)。
<STEP.1>顔にかかる髪は毛束の中間あたりをリバース巻き
<STEP.2>前髪をまっすぐ前に引っ張りながら、カーラーで内巻きに
<STEP.3>レイヤーを入れた表面の髪の毛先を内巻きに
「前髪を根元から巻いてふんわり立ち上げるだけでも、トップのぺたんこ感は目立たなくなります。直径の細いカーラーで巻いたり、毛先だけ巻いたりせず、ちょっと太めのカーラーで根元からふんわり立ち上がるように巻いてください」(渡部さん)。
40代に似合う【ミディアムヘア】美シルエットが叶うAラインのつくり方
前髪からサイドをつなげて小顔見え
鎖骨下の長さでカットし、耳うしろなど重くなりやすいところは毛量を調節。トップと顔まわりにレイヤーカットで重さと動きをプラスしています。前髪からサイドへのつながりに曲線をつくると、女性らしさがアップ!」(THE GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。
<スタイリング方法>
髪の根元をふんわりさせて空気感を演出。「エイジングによるクセをいかしてカットしているので、ヘアアイロンで少し巻けばふんわりとしたボリュームと動きが出せます。耳横に動きをつくると顔型カバー効果がアップ。ヘアアイロンで巻く際は意識してみてください」(本木さん)。
<STEP.1>顔まわりとトップを根元から乾かす
<STEP.2>ヘアアイロンでトップを巻く
<STEP.3>毛先を内巻きにする
<STEP.4>顔まわりを巻く
顔まわりやサイドの髪は、耳横に丸みをつくるように、取った毛束の中間からリバース方向に軽く巻いていく。
<STEP.5>スタイリング剤をつける
「根元のふんわり感が重要なので、髪を乾かすときは根元に風をあてることを意識して。固すぎたり重すぎるスタイリング剤は、ふんわり感が出にくいので避けましょう」(本木さん)。
40代に似合う【フェミニンなボブスタイル】ふんわり&ボリューム感あふれる「爽やか小顔」に!
透け感のある斜め前髪でトレンド感を演出
「少し前下がりラインのワンレングスベース。頭の丸みが上を向いているトップセクションに、厚みを残しながらレイヤーを入れています。後頭部の耳周りの量感をしっかり取って、重く見せないようにするとスッキリとした印象に。前髪は狭く取りシースルーにすることで、抜け感とトレンド感を演出しています」(MINX青山店 副店長 清水 豊さん)。
<スタイリング方法>
毛先は外ハネにしすぎず、表面はしっかり巻いてふんわりと。「40代の外ハネシルエット。成功のカギは、ハネを強くしすぎないことです。毛先を巻くときは半カール程度に。表面はしっかり1カール巻いて、浮遊感、ボリューム感をつくりましょう」(清水さん)。
<STEP.1>毛先全体を外ハネにする
<STEP.2>表面に内巻き1カールをつくる
<STEP.3>スタイリング剤をなじませる
<STEP.4>耳うしろはタイトに仕上げる
「大人髪はシルエットが命! 頭頂部と横のボリューム感、分け目の取り方に気をつけて、菱形シルエットを意識しましょう。自然な艶感をつくることも大切。ウェットになりすぎないように、少量ずつスタイリング剤を使って質感調整を!」(清水さん)。
流し前髪と菱形フォルムで面長カバー!大人悩みを解決するミディヘア
抜け感のあるふんわり前髪はスプレーでキープ
「年齢を重ねるほど顔は面長になりがちで余白も気になってくるので、面長感を和らげてキュッとした小顔に見せるためにも、ロングは顔周りのニュアンスがカギになってきます。程よいボリューム感を出してバランスよく見せながらも、巻いたときに動きを出しやすいようカットで顔周りに調整を。さりげなく輪郭補整をしながらラフに巻くテクニックも、ぜひ参考にしていただきたいです!」(uka 東京ミッドタウン 六本木 ヘアスタイリスト・クリエイティブマネージャー 保科真紀さん)。
<スタイリング方法>
太めのアイロンで毛先は外巻き、中間は曲げるようにラフに巻いて鮮度アップ。顔周りはリバース巻きでニュアンスを。「38mmくらいの太めのアイロンを使って、とにかく”巻きすぎない”ことを意識して。ずっと巻く習慣があるという方はしっかりと巻きがちですが、40代50代こそ“巻きすぎない”勇気を! 不規則かつラフに巻くことで、今っぽい軽やかな抜け感を出し、新鮮な表情に見えます」(保科さん)。
<STEP.1>毛先は全体的に外巻きに
<STEP.2>中間は曲げるように巻く
<STEP.3>顔周りはリバース巻きで流す
<STEP.4>前髪はスプレーで立体感キープ
「スタイリングには軽めのワックスがおすすめ。少量を毛先に塗布して毛束感を出して」(保科さん)。
40代に似合う【大人かわいい“抜け感”ラフ巻きロング】ロングでもバランスよく見えるひし形シルエットを実現
- TEXT :
- Precious.jp編集部