ハイアット国内初となるビーチリゾート「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」。沖縄でも屈指の美しさを誇る恩納村の美しい海に囲まれた瀬良垣島と、沖縄本島が一本の橋でつながったロケーションが特徴の、島全体がリゾートとなったホテルです。
「元気になれるリゾートホテル」をコンセプトに、2018年に開業。圧倒的なロケーションに加え、館内アートやフォトジェニックな撮影スポット、インフィニティな眺めが楽しめるプールや沖縄ならではの料理がいただける個性豊かなレストランなど、滞在そのものが旅の動機となるような魅力にあふれています。
本記事では、Precious.jpライターが「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」に宿泊した際に感じた魅力を、余すことなくお届けします。
海に囲まれたロケーションが魅力!「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」
「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」は、本島側にある地上3階建ての簡易キッチンを備えたファミリーや中・長期滞在向けの「ザ・ビーチハウス」と、沖縄本島から橋を渡った先の瀬良垣島内にある地上7階建ての「ザ・アイランド」があります。
それぞれお部屋の雰囲気やしつらえが異なるので、人数や滞在イメージにあわせてお部屋を選ぶことができます。
今回、宿泊したのは「ザ・アイランド」。
エントランスでは、沖縄の日本伝統工芸士・島袋常栄氏による凛々しいシーサーがお出迎え。自動ドアが開くと、その奥には砂川泰彦氏による沖縄の太陽や自然を感じられる彫刻アート「日向と風2018」も見えます。
このほかにも、館内には多くのアートが存在します。
著名デザイナーが手掛けたインテリアデザインやアートにも注目
エントランスから館内に入ると、印象的な木々の格子状のフレームが重なるインテリアが目を引きます。
インテリアデザインを手掛けたのは、世界的な空間デザイナーの橋本夕紀夫氏。「うつろい」をコンセプトに、時の流れや季節の変化を楽しめる空間となっています。
壁面などに配された琉球石灰岩のダイナミックな雰囲気で、自然と一体化したような空間が心地よく感じます。
沖縄の代表的な建築資材である“花ブロック”を思わせる木々の格子状のフレームによって、太陽の日差しが差し込むときに美しい木漏れ日のような影を作り出し、ロビーラウンジを美しく彩ります。そのため、昼と夜とで雰囲気がガラリ変わるところも見どころです。
館内には、エントランスをはじめとして各所にアートが飾られています。
国内外で活躍する画家の長沢明氏によるフロント壁面の「アースクジラ」やエレベーター横の「マンタ」など、沖縄の海にまつわる印象的なアートの数々も注目です。
滞在の際には、ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
すべての客室から美しい海が見える瀬良垣島内の「ザ・アイランド」客室に宿泊
宿泊したのは、「スタンダードツイン オーシャンビュー」。眼下にグスクプールと瀬良垣の美しい海を見ることができ、沖縄の風を感じられる開放感あふれるお部屋です。
リゾート感もありながら落ち着いた色調で、ゆったりとくつろげます。広々としたワークスペースもあるため、海風を感じながらのワーケーションもよさそう。
バルコニーから外に出ると、目の前には壮大な瀬良垣の海。夕刻には、バルコニーの椅子に座ってサンセットを眺めるのもいいですね。
同じく「ザ・アイランド」にある7タイプのスイートルームのうちのひとつ、沖縄県内最大級の約181平方メートルの広さを誇る「瀬良垣アイランドスイート」にも注目。3方向の海の景色を楽しめる157平方メートルのオープンエアバルコニーを備えており、さえぎるもののない広大な海の景色が180度広がり、解放感抜群です。
フルキッチンや大きなダイニングテーブルとソファを備えたリビングルーム、ゆったりとしたスイートキングサイズのベッドルームの背面にはバスルームが広がっていて、生活動線がシームレスに繋がっているのが特徴です。
また、本島側の「ザ・ビーチハウス」にある客室は、リビングルームに簡易キッチンが備わっていて、ファミリーや中・長期滞在におすすめの、自宅のようにくつろげるコンドミニアムタイプです。「ワンベッドルーム」と「ツーベッドルーム」の2タイプから選べます。
目の前がビーチという最高のロケーションで、窓際のデイベッドでくつろぎながら雄大な海の景色を眺める至福の時間を過ごせますよ。
ホテル内のプールはインフィニティな眺めが楽しめる
こちらのホテルに滞在するならぜひ楽しみたいのが、屋外のグスクプールとラグーン。グスクプール、ラグーン、そして海とが段差を設けた構造になっており、角度によってはインフィニティな光景が楽しめますよ。
海に面したラグーンは、海水を用いているのが特徴。海につながっているような一体感のある作りになっています。ラグーンを楽しむ人々からは、「砂などで汚れることなく海水浴気分を味わえるのがうれしい」という声も聞かれました。
太陽が沈む夕暮れ時に、プールやプールサイドでゆっくりと目の前の海を眺めていると、時間がゆったりと流れていくのが感じられます。
泳ぎ疲れたら、プールサイドバーへ。ほてった体を癒やす冷たいドリンクやアルコール、軽食などを販売しています。
また、プールサイドにはジャグジーもあるので、疲れたときはそちらもおすすめです。
屋外だけでなく、全長20mのインドアプールもあります。こちらは通年で利用できるプールです。
ジャグジーに加え、スチームサウナと特徴的なシャワーを常備したハイドロエリアも完備。日差しが強い時間帯はこちらのインドアプールでゆったりと楽しむのもいいかもしれませんね。
豊富なマリンアクティビティ
さまざまなマリンアクティビティが用意されているのも「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」の魅力のひとつ。
今回、人気の「クマノミ探検シュノーケルツアー」に参加しました。
透明度の高い瀬良垣の海で、イソギンチャクを住みかにするクマノミをはじめとした魚たちを見に行くツアーです。
ウエットスーツを着てマスクとフィンを装着し、スタッフのあとについて泳いでいると、幸いお天気続きの日だったため海の透明度も高く、すぐに美しい魚たちが見えてきました。
スタッフが指をさした先を見ると、イソギンチャクに隠れるクマノミを発見! ほかにも、ハコフグやスズメダイなど、さまざまな魚たちと出会えました。
今回、3か所のクマノミスポットを巡ってシュノーケルで泳ぎました。海の状態は日々変化するので、ホテルのインストラクターがその日の気候や海の様子を見て泳ぐ場所を変えているそうなのですが、必ず2か所は見られるとのこと。大満足の1時間で、あっという間に感じました。
船でスポットまで行って見るのかと思いきや、意外にもホテルエントランスの近くの浜から泳いですぐのところにクマノミがいたことに驚きです。海がきれいな証拠ですね。
筆者はシュノーケリング2回目の初心者でしたが、そんな慣れない人にもおすすめできるアクティビティ。目の前で泳ぐクマノミはとても可愛らしく、まるで水族館の水槽の中に入ってしまったような不思議な気分になれますよ。
ほかにも、ボートで行くシュノーケリングや、カヤックに乗って瀬良垣島を一周するツアーなど、たくさんのマリンアクティビティがあります。ぜひお好みにあわせて体験してみてくださいね。
夕食は「スペシャリティレストラン シラカチ 炉端」の炉端コースを楽しむ
夕食は、琉球語で「瀬良垣」を意味するレストラン「スペシャリティレストラン シラカチ 炉端」にて。スペシャリティレストラン シラカチは炉端、日本料理、鉄板焼、鮨という4つのレストランとバーが揃い、“食の旅”が楽しめます。
海やビーチを臨む三方向が一面ガラス張りになっているため、夕食の時間帯にはだんだん太陽が傾いていく様子がわかります。時のうつろいを感じながらおいしい料理をいただけるのも、こちらのレストランの魅力です。
今回は炉端コースをいただきました。
コースのスタートは、シェフおすすめの前菜から。酢の物や、セーイカと海ぶどうのお寿司はさっぱりといただけます。島らっきょうを刻んだものにあぐー豚を巻いて炭火で焼き上げた料理には、お好みでレモンをかけて。
そして「鰹 藁焼き」、「旬野菜の炭火焼き、本日の一品」、「本日の温物」と続きます。本日の温物は、沖縄産のお芋を饅頭に仕立ててラフテーを包み、柿の種を砕いた衣をまとわせて揚げたもの。まわりの青菜は沖縄でとれるハンダマという野菜です。優しい味わいのお出汁と一緒にいただきます。
メインディッシュは、「沖縄産あぐー豚ロース、葱にんにく風味焼き」、「黒毛和牛ロース」(+¥2,000)、「沖縄産黒毛和牛フィレ」(+¥4,000、数量限定)から選べます。
今回は「沖縄産あぐー豚ロース、葱にんにく風味焼き」をセレクト。一度低温調理したあぐー豚は弾力がありながら柔らかく、脂がのっていてジューシー。振りかけられた塩と、葱とにんにくの風味が効いています。
メインのあとは、「恩納産アーサ入り沖縄そば、俵じゅーしー」。アーサがたっぷり入った沖縄そばは、上品なかつお出汁で食べやすく、汁まで全部飲み干せるほど。沖縄でおなじみの調味料「こーれーぐす」を入れてピリッと締めるのが沖縄流だそう。
何滴かたらすだけで、泡盛の風味と後に残る辛味が加わります。
デザートは黄金芋のプリンと果物。プリンはカラメルの香ばしさがお芋の甘みをさらに引き立てていて、ねっとりした食感もたまりません。
ほどよい甘味で締めくくり、心もお腹も満足するコースでした。
夜はナイトプールでムーディーな雰囲気に
夕食を終えて外に出ると、ライトアップされてムーディーなナイトプールがお目見えしていました。
客室から全体を見ると、グスクプール全体が美しく照らされているのがわかります。
お昼とは雰囲気も変わり、また違った魅力があります。ハート型やスワン型の写真映えする浮き輪も用意されているので、ナイトモードで撮影を楽しみながら、夜のプールを満喫してみては。
屋外プールは2023年9月30日(土)までの営業です。
朝食はオールデイダイニング「セラーレ」でブレックファストブッフェ
朝食はオールデイダイニング「セラーレ」にて。ガラス張りの解放的な空間で、外にはテラスがあります。ライブ感あふれるオープンキッチンが魅力的なレストランは、ランチやディナーなどシーンにあわせて多彩なメニューを楽しめます。
奥には、海やグスクプールを臨むダイニングエリア「クッチーナ セラーレ」があります。
朝食ブッフェでは、前菜やサラダ、パンなどに加えて、沖縄そばやゴーヤチャンプルーといった沖縄ならではの料理や、ライブキッチンとしてシェフが目の前で仕上げるエッグベネディクトやオムレツなど、魅力的な料理が種類豊富に用意されています。
朝からお腹いっぱいになったあとは、1階のマーケットでお土産探し。ドリンクやおつまみ、スイーツなどもあるので、宿泊する日にはマーケットが閉まる前にいろいろ買い込んでおくのもおすすめですよ。
観光スポットの多い沖縄ですが、充実したアクティビティと館内施設で、ホテルに滞在するだけでもリゾート体験が楽しめる「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」。
夏はもちろん、秋でも沖縄の海は楽しめます。夏休みや秋の連休のお出かけ先に、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄
- TEL:098-960-4321
- 住所/沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108番地
関連記事
- 宝石のような美しさは圧巻!「ハレクラニ沖縄」の1日限定20食の新アフタヌーンティー
- 開業3周年!「ザ・リッツ・カールトン日光」のここでしか体験できないアクティビティやスパプラン
- 全国のラグジュアリーホテルで楽しむ「夏のパフェ」6選|「ザ・キャピトルホテル 東急」や「ウェスティン都ホテル京都」など
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 小林麻美