私たちは日常生活で腕を大きく動かすことはなく、そのため脇の下から肩甲骨にかけてある筋肉(首や背筋の後ろから肩にかけて広がる僧帽筋と、首筋にある肩甲挙筋など)が硬くなり、首コリ、肩コリが慢性化してしまいます。

さらに脇の下にあるリンパ節が圧迫されて、リンパの流れが滞ってしまうことで、むくみ、二の腕のたるみを引き起こすなど、さまざまなデメリットが…。

そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、脇の下をほぐしてゆるめるメソッド。筋膜を引き剥がすように引っ張り、ゆるめることで効率よく、筋肉にアプローチできる方法で、即、首コリがラクになるのを実感できます。さらに、首、肩、背中の筋肉が緩むため、顔のたるみの解消にも!両脇でたった40秒でできるので、今すぐやってみてくださいね。

■Step1:首のコリぐあいを確認

効果をしっかりと実感するために、今の首コリの状態を確認しましょう。左右に倒してみて、どれくらい倒せるか、痛みや引きつった感じはないか、チェックしてみてください。

首のコリぐあいを確認
 

■Step2:脇の下の筋膜を引っ張りながら、揺らしてほぐす

脇の下を5本の指で、イタ気持ちいいくらいの力加減でつかみましょう。そして筋膜を剥がすように引っ張りながら、左右に揺らしてほぐす。これを脇の下の広範囲をまんべんなく行いましょう。左右各20秒ずつ、計40秒行ってください。筋肉が凝り固まっている人はつかむだけで痛いですが、ゆるむとだんだん痛くなくなりますよ。

脇の下の筋膜を引っ張りながら、揺らしてほぐす
 

【たった40秒で首コリがラクになる!脇の下ほぐし】
1.首コリ、肩コリがつらいなら、まずゆるめるべきは「脇の下」。
2.脇の下の筋肉は、長時間のPC作業やスマホ操作で硬く縮みやすい。
3.筋膜を引き剥がすように引っ張り、ゆるめることで効率よく、筋肉にアプローチ。
4.首、肩、背中の筋肉がゆるむため、顔のたるみの解消にも。

以上、「たった40秒で首コリがラクになる!脇の下ほぐし」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月30日の更新です。お楽しみに!

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村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
体験者:武田宏美さん
通信会社勤務
「たった1回行っただけで、首がひきつるような固定されている感じがなくなり、首、肩がとてもラクになりますね。コリ予防にもいいですし、上半身が軽くなって呼吸までしやすくなり、集中力アップにも良さそうなので仕事の合間にやってみたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子