【目次】
- 【1】眉コンシーラーで「立体眉」
- 【2】コンシーラーで「小顔に見せる」テクニック
- 【3】黒以外のアイライナーで「目力」アップ
- 【4】重すぎず「立体的なまつ毛」を作るマスカラテクニック
- 【5】リップティントで「ふっくら唇」を作る
【1】眉コンシーラーで「立体眉」
眉用コンシーラーと透明マスカラだけで眉は際立つ
眉は抜け感や空気感が大事。ペンシルで描くと滑稽なベタ眉になりやすく、眉を描くのが苦手…という人におすすめなのが、眉毛の周りを明るくし、地の眉を際立たせる眉専用のコンシーラーです。さらに透明眉マスカラで眉毛をグッと立ち上げて、毛並みを強調すれば自然と際立つので、あとは足りない眉尻を描き足すだけでOK。地眉を最大限に生かし、ふっさりとした立体感を演出できる裏技です。
メイクプロセス
【眉メイク】に悩んだら…「ディオール」眉マスカラ &「ヴィセ」コンシーラーで叶う【立体眉のつくり方】
【2】コンシーラーで「小顔に見せる」テクニック
やりすぎは肌の透明感を奪うから、塗る範囲を広げすぎない
コロナ禍での3年間、マスクによって表情をつくらなくてもいい毎日は、緊張感がなく表情筋を動かさない…そのため口元も頬も目元も下がる一方。そして現れるのが「たるみの影」。特に目尻の下、小鼻脇、口角下の3ポイントに現れます。厳密にいえば、「たるみを強調するくすみや赤み」なのですが、このせいで、マスク明けの顔が “疲れた不幸顔” に。そこで投入すべきは、スティック・コンシーラー。ピンポイントでカバーしやすくフィット感があり、くずれにくいので3ポイントの影消しに最適。ファンデーションでは隠しきれなかった「たるみの影」=疲労感を払拭し、錯覚効果で顔全体がグッと引き上がり、いきいきとした表情に変わります。携帯もしやすいので、化粧直しにも活用を。
コンシーラーをのせるのは目尻の下、小鼻脇、口角下の3か所
1:赤ぐすみやたるみの影が広がる【目尻の下】
2:過剰皮脂による赤みが現れる【小鼻脇】
3:影ができてくすみも現れる【口角下】
3ポイントをなじませるときは、力が入りにくい薬指で優しくのばす
「目尻の下」は片手で目尻側を押さえながら、もう片方の薬指で往復させたあとこめかみに向かって引き上げるようにのばす。「小鼻脇」は薬指で上下になでるようにしながらなじませる。「口角下」も薬指を使い、下唇の輪郭に沿って口角を引き上げるようにのばす。
マスクに隠れていたゾーンを緊急ケア【お悩み別】スティック・コンシーラーで解決!“ 小顔見せ” メソッド
【3】黒以外のアイライナーで「目力」アップ
ソフトなハネ上げの「キャットライン」は目尻まつげも際立つ “洗練オリーブ”
若いころは頑張って描いていたアイラインを、ここ数年はめんどうなので省略している…。その理由は、定番の黒でアイラインを頑張って描けば描くほど、目尻の下り、下まぶたのシワ、被りまぶたなどの老け感がますます強調されてしまうから。それは、若いころに覚えたアイラインの描き方が長年更新されていないことが原因かもしれません。
まず知っておきたいのが、アイラインの描き方は1パターンではないということ。SNSを賑わしているメイク上手な若い子たちのテクニックを検証してみると、アイラインには5つもパターンがあることがわかりました。どのパターンも目の形や顔立ちの印象を問わないけれど、大人は、加齢目元を強調する黒ライナーからは脱却し、思い切ってカラーライナーにチェンジを! 色の効果で老け感も失敗も目立ちにくく、定番のブラウンアイシャドウですら新鮮でおしゃれ。
メイクプロセス
たるみ目尻を引き上げたいと、黒のリキッドアイライナーで目の際から離れるほど目尻ラインを大胆にハネ上げるのがお約束、という人は要注意。きちんとメイクしているのに、古くさい老け顔になっている可能性大! まず色は適度な引き締め効果と抜け感、そしておしゃれ感を備えたオリーブカラーを選択。さらに目尻ラインは、やみくもにハネ上げるのではなく “下まぶたラインの延長線上” に8mmほどはみ出して描くのが正解です。これで自然なのにリフトアップ効果が得られる、洗練された「キャットライン」に。この絶妙な角度に慣れるまでは、紙を下まぶたに沿うように当てて、芯を沿わせながら描くと失敗しません。
1:芯先を小刻みに動かしてまつげの間を埋める
2:下まぶたラインの延長線になるように目尻ラインを描く
失敗しても大丈夫。【乳液をつけた綿棒】で修正を!
目尻ラインの角度がずれたり、長くしすぎたりしたら綿棒で修正を。ただし乾いた綿棒でこすると、かえって色を広げ、キレイに除去できないばかりか刺激で赤みや乾燥、シワの原因になるので要注意。必ず乳液や目元美容液を含ませた綿棒で拭き取るのが鉄則。さらに小さめブラシにフェースパウダーをとり、トントンと重ねておくとにじみ防止に。
【目力アップ】には “オリーブカラー” が最強! ペンシル1本で目元際立つ「最新アイライナー」特訓
【4】重すぎず「立体的なまつ毛」を作るマスカラテクニック
@makiofficial_0718
「マスカラをたっぷりと塗ったバサバサのまつ毛は、真夏には少し重たい印象になって今どき感が半減してしまいます。でも、立体的な顔立ちを演出するのにマスカラは欠かせませんよね。そこでおすすめしたいのが、マスカラをまつ毛の根元1~2mm上から塗る方法。まつ毛の根元に隙間を作ると、そこから目元に光が差し込んで軽やかに見えますし、清潔感が生まれます。“それだと目力が弱くなりそう…”と思われるかもしれませんが、マスカラベースを根元から仕込んでおけば立体感が増すので心配ありません。
私の場合、まず、ビューラーでまつ毛をしっかりと上げておきます。次に、マスカラベースをまつ毛の根元から塗り、コームでとかしてスッとした長さを出します。マスカラベースが乾いたら、マスカラをまつ毛の根元1~2mm上からサッと塗り、再びコームでとかして長さとボリュームを均一に。仕上げにホットビューラーでまつ毛を根元から扇状になるように整えると、美しく跳ね上がった品の良いまつ毛をしっかりキープできます。愛用しているものは、実はどれもかわいいお値段。マスカラは新しいほうが液がフレッシュでダマになりにくいので、こまめに買い替えています。プチプラでも大人に使いやすいアイテムを厳選していますよ」(真樹さん)。
モデル・真樹麗子さんがお手本!清潔感のある目元に仕上げる夏の「マスカラ」使いのコツ
【5】リップティントで「ふっくら唇」を作る
唇の山の真下の 延長線の2か所、下唇の中央1か所に重ね塗りを
色移りしにくく落ちにくいマットリップ。大人はシワが目立つから、と敬遠している人が多いですが、昨今はテクスチャーが進化し、ほのかな艶のあるものも多く登場しています。とはいえ、色が均一にのりやすくベタッと平面的になるのが欠点。そこでふっくらとした立体唇に仕上げるためのコツを伝授。唇全体に薄く塗ったあとに、上唇の山から下に向かった延長線の2か所、下唇の中央の1か所に重ね塗りすること。これは美容医療の “唇のヒアルロン酸注入” がヒントでこの部分が濃くなることで上唇の山、下唇の底辺が明るく強調されることでふくよかな唇に見せる錯覚効果が!プロが大人女優にメイクするときのとっておきのワザなのです。
中心の色が濃くなり上唇の山、下唇の底辺が明るく強調され、立体的なふっくら唇に
中心の色が濃くなり上唇の山、下唇の底辺が明るく強調され、立体的なふっくら唇に。
「NARS」リップティントを使って【メイクさんが女優さんに施す “ふっくら唇にするワザ”】を伝授!
- TEXT :
- Precious.jp編集部