老け見えハミ肉を解消して、後ろ姿を美しく!

加齢で体型が変化しているせいか、背中や脇のハミ肉が気になっている…という人は多いのではないでしょうか…?

年齢とともに代謝が低下して脂肪が蓄積しやすくなっていることに加え、デスクワークで背中を丸めたまま長時間作業をするなどの姿勢の悪さで、背中の筋肉にハリがなくなり、たるみが起こっていることも原因です。そのため、たとえ痩せていても、対策をしなければ誰もがハミ肉はできてしまうものなのです。

 

実年齢よりも老けて見せてしまう、背中と脇のハミ肉。その対策には背中の筋肉=「広背筋」が大きく関わっています。

「広背筋」とは、背中の下部にあり、脇の下、腰にも繋がっている大きな筋肉。腕を上や前から引き寄せる動作で使われるのですが、日常生活では積極的に動かすことがないので、「広背筋」が萎縮してしまい血流がダウン、すると背中の代謝が悪くなり、皮下脂肪が厚く溜まる、背中の肉がたるむことに…。

そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、「広背筋」にアプローチするトレーニング。背中を鍛える、ってつらいトレーニングなのでは?と思うかもしれませんが、今回ご紹介するのは、立ったまま「Y」「W」のポーズをするだけ。

まずは、凝り固まった背中の筋肉をしなやかにするための動きなのですが、これだけでもたついた背中や脇がすっきりと変わっていくし、姿勢改善、肩コリ解消にもつながるので、ぜひ習慣化してくださいね。

■Step1:Yの字のポーズになるように、両手を上に上げる

足は腰幅に広げ、Yの字のポーズになるように、両手を上に上げます。

このとき大事なのは、手のひらが向き合うようにして親指を折り曲げることと、小指を意識すること。腕がねじれにくくなり、正しい姿勢が保ちやすくなります。

Yの字のポーズになるように、両手を上に上げる
 

■Step2:Wの字のポーズになるように肘を曲げる

お腹に力を入れ、手のひらを正面に向けながら肘を曲げて、腕を下ろし、Wの字のポーズになります。Step1と同様に、親指を折り曲げて小指を意識しましょう。Step1「Y」とStep2「W」のポーズを20回繰り返します。

Wの字のポーズになるように肘を曲げる
 

これは後ろから見たときの姿勢。肩甲骨を寄せるように意識して行ってください。

後ろから見たときの姿勢
 

【まとめ|背中&脇のハミ肉を撃退!「YWポーズ」広背筋トレーニング4か条】
1)背中や脇のハミ肉は背中の筋肉=「広背筋」を使わないことが原因のひとつ。
2)広背筋の萎縮で代謝が落ちて皮下脂肪が厚くなることと、ハリが失われてたるみが起こりハミ肉に。
3)年齢を重ねることで、たとえ痩せていても誰でもハミ肉ができてしまう可能性が。
4)「広背筋」にアプローチする「Y」「W」のポーズをするトレーニングが簡単で効果あり。

以上、「背中&脇のハミ肉を撃退!「YWポーズ」広背筋トレーニング」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は4月13日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
体験者:長尾優子さん
サービス業
「日常生活であまり使っていないからか、初めは背中の筋肉が硬く感じていたのですが、このトレーニングを行うとしっかりとほぐれますね。簡単な動きなのに、ちゃんと背中に効いているのを実感。張っていた背中がラクになりますし、腕の動きまでスムーズに!スッキリとした背中を目指して隙間時間にこまめに行いたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子