後ろ姿を美しく!広背筋をしなやかにする猫背改善ストレッチ

「肩も首も凝っていて、上半身の動きが悪い」「腰をひねったり、上方向に伸びをすると背中の動きが悪いと感じる」「背中がモッタリとして、ブラのハミ肉が気になる」「二の腕が太くなってきた」…どれかひとつでも当てはまるようなら、背中の筋肉=「広背筋」が硬くなっている可能性大。

2人の女性 ストレッチの指導をしている
 

パソコン、スマホが手放せない私たちは、前かがみ姿勢がクセになっていて、この「広背筋」がカチカチに硬くなっています。加えて、関連している肩甲骨や二の腕の筋肉の動きが悪くなり、使いづらい状態になるため、血流とリンパの流れが悪くなり、むくみや脂肪の蓄積が起こり、背中がモッタリと丸まり、二の腕がたるんで太くなってしまうのです。

こうなると後ろ姿は、完全にオバサン化…。どこから見られても姿勢良く美しさをキープしたいなら、対策は必須です!

とはいえ、背中は自分で触ることができないため、ケアするのはコツが必要!そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが考案したのが、この「広背筋」のストレッチ。しっかりと伸びて、コチコチになっていた背中が緩み、睡眠の質も上がりますので、ぜひ寝る前の習慣にしてみてくださいね。

■Step1:頭の後ろで手を重ね、肘をできるだけ後ろにキープ

イスに座り、足を腰幅に開きます。そして頭の後ろで両手を重ね、肘をできるだけ後ろに引いて、胸を開きましょう。これが基本姿勢です。反り腰にならないように下腹を軽く凹ませましょう。

頭の後ろで手を重ね、肘をできるだけ後ろにキープ
 

■Step2:真横に体を傾けて、体側を伸ばす

Step1の状態のまま、体を右方向の真横に傾けます。体側がしっかりと伸びるのを感じましょう。

真横に体を傾けて、体側を伸ばす
 

■Step3:体を捻り、右の肘を左側の膝につける

Step2の体勢から体を捻り、右の肘を左側の膝につけますが、このとき、できるだけ肘を大回りさせるようなイメージで行いましょう。Step2〜3を5回繰り返します。反対側も同様に行いましょう。

体を捻り、右の肘を左側の膝につける
 

【まとめ|丸い背中、太い二の腕がスッキリ!バックフォルム改善ストレッチ4か条】
1)背中が丸くなり、二の腕が太い、後ろ姿のもたつきの原因は姿勢の悪さにあり。
2)姿勢の悪化で背中、肩、二の腕の血流やリンパの流れが悪くなり、脂肪が蓄積してしまう。
3)上半身の巡りをよくするポイントである「広背筋」を緩めてしなやかにストレッチがおすすめ。
4)姿勢改善、巻き肩解消効果で後ろ姿がスッキリ若見えするし、コリもほぐれてラクになる。

以上、「丸い背中、太い二の腕がスッキリ!バックフォルム改善ストレッチ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は5月11日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:長尾優子さん
サービス業
「普段使えていない背中の筋肉がしっかりとほぐれる感じが気持ちいいです。簡単な動きなのに、ちゃんと背中に効いてのがわかりますね。これを続けていると肩コリがしにくくなりますし、胸も開いて姿勢が良くなるのを実感。呼吸がしやすくなって睡眠の質も上がるそうなので就寝前のルーティンに取り入れたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子