ショルダーバッグがずり落ちる「なで肩」が美しい直角肩に!
自分の姿を鏡に映してみて、
「鎖骨の外側が内側よりも下がっている」
「ショルダーバッグがすぐにずり落ちてきてしまう」
「首から肩につながる筋肉が硬く盛り上がり、首が太くなったように感じている」
という人は、「僧帽筋」が弱り、硬く縮こまっている可能性が…!
見た目には「イカリ肩」「なで肩」になっている状態なのですが、これは先天的なものではなく、慢性化した姿勢の悪さ、肩コリが原因かもしれません。この後天的な場合は、首から肩にかけて筋肉がコブのように発達して首の付け根が太くなることから、もっさりとした印象に見えてしまいます。
今回のポイントである「僧帽筋」は首の付け根から始まって肩から背中の真ん中まであり、肩甲骨と鎖骨に付着している三角形の筋肉です。首や肩の働きを助ける筋肉で「なで肩」「イカリ肩」「首の短さ」はこの「僧帽筋」が大きく関与。「僧帽筋」が硬く盛り上がってしまうと、肩が太く、骨ばったガッチリシルエットに。
女性らしい華奢な直角肩を取り戻すには、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれる、このトレーニングがおすすめ。「僧帽筋」がゆるんで機能しやすくなるため、姿勢の改善、肩コリの解消にもなりますよ。
■Step1:鏡で自分の肩の状態をチェック
なで肩になっていないか、鎖骨の位置が床と平行になっているか、鏡で今の自分の肩の状態をチェックしましょう。
そして今回のトレーニングでは、肩から腕につながるラインに盛り上がりがなく、直角になるようなすっきりとした肩を目指しましょう。これは「直角肩」と呼ばれ、特に若い世代では美しいスタイルの定義のひとつになっています。
■Step2:左側の肘を曲げて、右手で僧帽筋をつかむ
左側の肘を曲げて、小指と親指をくっつけます。これによって、僧帽筋の背中側の筋膜を意識しやすくなるので、筋トレ効果がアップします。そして、左肩の僧帽筋を右手で掴みましょう。これが基本姿勢になります。
■Step3:軽く脇の下をのぞきこむ姿勢になり、左の鎖骨と肩を上げ下げする
Step2の僧帽筋をつかんだ状態のまま、軽く脇の下をのぞきこむような姿勢に。そして左の鎖骨と肩を一緒に上げ下げします。これを20回繰り返しましょう。右側も同様に行なってください。
【まとめ|ガッチリ肩&なで肩をリセット。スッキリ直角肩に変えるトレーニング4か条】
1)慢性的な肩コリによって、ガッチリ肩やなで肩になりやすい。
2)首から肩や背中の上部につながる「僧帽筋」が弱り、硬く縮こまることが原因に。
3)対策は「僧帽筋」を鍛えながら緊張によるコリをリリースするトレーニングが有効。
4)首が長くスッキリとした直角肩になり、華奢な印象に。肩コリ改善にも!
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以上、「ガッチリ肩&なで肩をリセット。スッキリ直角肩に変えるトレーニング」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は5月18日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子