“日々の果子”屋、「HIGASHIYA(ヒガシヤ)」。菓子はもともと「果子」と書き、干した果実や木の実を食したのが始まりでした。和菓子には、自然の恵みを享受し、四季の移ろいを慈しむ心が息づいています。
伝統的な美意識を進化させ、現代の暮らしに合わせた菓子づくりを行うHIGASHIYA。2023年に創業20周年を迎えたことを機に、和菓子とは異なる分野で活躍する4組のブランドとのコラボレーションを開始。20周年を記念する商品が期間限定で販売されてきました。
そして2024年5月5日からは第4弾として、日本酒「而今(じこん)」とコラボレーションした限定仕様の菓子が販売されています。
木屋正酒造の代表銘柄「而今」とは?
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而今は、三重県名張の地にて1818年に創業した木屋正酒造の代表銘柄です。朝晩の寒暖差が大きく、肥沃な土壌と清らかな伏流水に恵まれた伊賀盆地は、古くから米の名産地で酒造りも盛んに行われてきました。
2004年、6代目蔵元である大西唯克氏が自ら杜氏として仕込んだ酒を「而今」と命名。而今とは禅宗の故事に基づく言葉で、「過去や未来にとらわれず、今をただ精一杯生きる」ことを意味しているそうです。
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今回、HIGASHIYAと而今がコラボレーションした「酒粕羊羹」を、Precious.jpライターが実食させていただきました。本記事内でお味を詳しくご紹介します。
コラボレーション第4弾 HIGASHIYA × 而今「酒粕羊羹」
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今回は「酒粕羊羹」12棹入の商品を開封します。縦26.5cm×横4.5cm×高さ4cmの箱に入った商品で、シンプルながら洗練された包装の美しさが目を惹きます。
HIGASHIYAにとって「包む」ということは「慎む」ということ。贈る人の慎みの気持ちを込めて、パッケージは「できるだけ簡素に、静かに」をコンセプトとしてデザインされているそうです。
羊羹が詰め合わせられているので、箱にはずっしりと重みがあります。
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紐を解き、開封します。箱の中には、小形の羊羹が12棹入っています。お店では1棹ごとの購入も可能です。12棹入は贈り物に、1棹ごとはご自宅で楽しむためにと、使い分けてもよさそうですね。
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小さな箱ひとつひとつは、よく見るとエンボスで、HIGASHIYAのロゴに用いられているような、組紐を彷彿とさせるデザインがあしらわれています。とても綺麗ですよね。
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小さな箱を開封すれば、マットなゴールドの包み紙に、シンプルなHIGASHIYAの文字。光の加減でかろうじて見える程度の控えめなデザインが、ブランドイメージによく合っています。
なお、HIGASHIYAの定番の「ひと口羊羹」も同様のパッケージ、大きさで販売されています。
手に馴染む大きさの小形の羊羹、その美しさは必見です。
「酒粕羊羹」を実食
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パッケージを一通り堪能したところで、「酒粕羊羹」を実食させていただきました。透き通るような淡い琥珀色の羊羹で、包みを開けた瞬間に、ふわっと日本酒のいい匂いがします。
やわらかな羊羹は口あたりもなめらかで、甘さ控えめな味わいの中に、酒粕の上品な風味を感じます。アルコール成分は残っていないので、お酒が苦手な方でもおいしくいただけると思います。
羊羹に使われているのは白いんげん豆の一種である「白手亡豆」。ベースとなるやさしい味わいの白あんは、酒粕との相性もぴったりです。
お茶と合わせるのはもちろんのこと、案外コーヒーや、お酒とも合いそうだと感じました。つい「あと一本…」と手が伸びてしまう大きさなのもポイント。大変おいしくいただきました。
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HIGASHIYA × 而今の「酒粕羊羹」は、HIGASHIYA GINZA、HIGASHIYA man 丸の内、および公式オンラインショップにて通年販売されています。発売直後から好評を博し、在庫が切れていることがあるため、販売状況はお近くのお店にお問い合わせくださいね。
昨年20周年を迎え、コラボレーション商品のほかにも、季節限定商品や数量限定商品、店舗限定の「アイス最中」など、気になる商品が続々と登場中のHIGASHIYA。
“日々の果子”に、大切な方への贈り物に、みなさんもHIGASHIYAの商品をセレクトしてみてはいかがでしょうか?
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- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美