広頚筋をゆるめれば、輪郭が引き締まりシャープな横顔美人に

フェイスラインや首元のたるみ。その原因のひとつが「広頚筋(こうけいきん)」の衰えです。広頚筋は、あご下から首、胸元までを覆う薄い筋肉で、表情筋の一部として、皮膚のハリを下から支える役割を担っています。年齢を重ねることで筋力が落ち、支えを失った皮膚が下垂。結果、二重あごや首のシワ、フェイスラインのゆるみという「老け見え」につながってしまうのです。

2人の女性、ストレッチの指導をしている
 

そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、広頚筋ストレッチ。この筋肉を意識的に伸ばすことで、血行が促進され弾力が復活!スキンケアでは解決しにくい内側からの引き締め効果で、輪郭がシャープに、首元はすっきりと若々しく整います。

筋肉は使えば応えるし、サボれば衰える。それはボディだけでなく、フェースライン、首元でも同じこと。
特にパソコン作業やスマホの使用で下を向く時間が長いため、あご下や首への負担は増す一方。だからこそ、ストレッチする習慣を身につけて、横顔のシルエットを美しくキープしましょう。

■Step1:あご下のほぐすポイントを確認

左側はこの4カ所。右側も同様に4カ所ほぐしていきます。

あご下のほぐすポイントを確認
 

■Step2:鎖骨のくぼみとあご下を押さえながら、上下に引っ張り合う

左手の人さし指と中指で鎖骨のくぼみを垂直に押さえながら、あご下のほぐすポイントを押さえ、軽く引っ張り合います。

鎖骨のくぼみとあご下を押さえながら、上下に引っ張り合う
 

■Step3:首を縦と横に振って刺激を与える

Step2の状態のまま、「うんうん」「いやいや」と首を縦2回と横2回振振ります。これを5回繰り返しましょう。そして、Step1で示したポイントを左側4カ所、右側4カ所、行ってください。

首を縦と横に振って刺激を与える
 

【まとめ|たるみ、二重あご、首のシワに!広頚筋ストレッチでまとめてリセット4か条】
1)フェイスラインのゆるみ、首のシワは「広頚筋」が大きく関与。
2)広頚筋は、首の前面に位置し、あご下から胸元にかけて広がる筋肉。
3)フェースラインや首元のハリを内側から支えている部位なので劣化するとたるみが進行。
4)「広頚筋ストレッチ」を行えば、輪郭が引き締まり、横顔がシャープに整い、見た目年齢がぐっと若返る。

以上、「たるみ、二重あご、首のシワに!広頚筋ストレッチでまとめてリセット」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は4月19日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:武田宏美さん
通信会社勤務
「仕事の合間に簡単にできるストレッチですが、奥の筋肉に効いている感じがして、気持ちがいいですね。顔のむくみまでスッと引いていく感じ。顔の下半分がキュッと引き上がれば、気持ちまで前向きになるので、習慣化したいですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子