「軽やかなジャケットを、スエットパンツで着くずして」

この数年、オーバーサイズがあたりまえになって、
ジャケットが欲しいと思っても、
小柄な私は、どうしても買えずにいました。
コレはいけるかも? と思って試着するのですが、
ガバガバでお父さんの背広を着ているみたい、
かといって手持ちのジャケットは
(セミオーダーだったりしたこともあり)、
サイズがぴたりと合いすぎていて、きれいですが、
今っぽさが感じられないのです。

ジャケット_1,Tシャツ_1,パンツ_1,帽子_1,時計_1,バッグ_1,靴_1,スニーカー_1
ジャケットのボタンが貝でもなくメタルでもなく、生地と同色であることもポイント。ジャケット/マディソンブルー Tシャツ/ブルネロ クチネリ パンツ/UNIQLO:C 帽子/ニューエラ 時計/シャネル バッグ/ミレー スニーカー/SALOMON

そんななか出合ったのが、写真のダブルジャケット。
決してオーバーサイズではなく、かっちりとした
マニッシュな仕立てなのですが、肩パッドを省き、
裏地もなく、限りなくライトな着心地。夏の男性の
スーツなどに用いられるウールトロピカル素材も、
シャリッとした肌触りで、しなやかで軽いのです。

オーバーサイズでないと今っぽくないと
決めつけていたけれど、気配の軽やかさが
ポイントだったのかも…と、改めて実感。
してみたかった着こなしは、スエットパンツを
合わせるという、ごくカジュアルなものでしたが、
そんなコーディネートも受けとめてくれました。

以前は、きちんとするために着るのがジャケットで、
デニム合わせまでは考えられましたが、
スエットに、さらにスニーカーなんて、
自分のなかではありえない着こなしでした。が、
今や、ジャケットはおしゃれをするために着るもの。
ルールにも流行にもとらわれすぎず、
自分に似合う一着に出合いたいものですね。

「インナーに選んだのは、大人のためのロゴTシャツ」

Tシャツ_2
立体感のある刺しゅうに、ところどころ光るビーズがあしらわれ、白1色でも陰影が存在感を発揮。Tシャツ/ブルネロ クチネリ

インナーには、初めはプレーンな白のTシャツを
選んでいましたが、どこか武骨で味気なく、
ボトムがスエットだけに、体操着のようにも
見える気がして…。そこで、英文を刺しゅうで
あしらったTシャツに変更。ようやく、
“おしゃれのために着ている感”が出せたようです。

昨年の春くらいから気になり始めたロゴTシャツ、
大人っぽく着こなせるものは? と、
何枚か挑戦してきましたが、この数年前に
出合っていた1着は、刺しゅうで施された英文が
プリントのロゴと違って目立ちすぎず、
大人っぽく、遊び心を加味してくれます。

そでが折り返したデザインになっていて、
1枚で着ても様になるこのTシャツは、
暑くなるこれからの季節も活躍してくれそう。
Tシャツは、多少デコラティブでも、
控え目なプライスで見つかることのあるアイテム。
白Tシャツは、真っ白で着たいものなので、
ほぼ毎年、更新していますが、
今年はそのなかに、少し凝ったデザインのものも
加えてみたいと思っています。

※記事内のアイテムは私物となります。

(写真/エディターF&J 文/エディターJ)

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