「ロレックス」のウォッチメイキングの真髄であり、永遠のアイコンとしてタイムレスに輝き続ける名品『オイスター パーペチュアル』。2025年は3つの新ダイヤルで、現行モデルにはないマットな仕上げを施したパステルカラー文字盤が新登場しました!
シックなトーンのパステルカラーで新たな魅力を宿した絶対的名品

2025年はまったく新しいコレクション『オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー』の発表がひとつのハイライトとなりましたが、同時に、新たなカラーや意匠を纏った人気コレクションの数々も登場し、とてもバラエティ豊かな新作の顔ぶれが揃った「ロレックス」。
そのなかでも『オイスター パーペチュアル』に加わった3つのカラーバリエーションは、その絶妙な色味によって、時代のムードに寄り添うモダニティを携え、スタイリッシュな雰囲気を漂わせています。

『オイスター パーペチュアル』のカラフルな文字盤といえば、2020年に同時発表されたポップな5色のモデルを連想する人も少なくないでしょう。そのカラーパレットは、2023年発表の、多色使いのグラフィカルなパッドプリントが施された「セレブレーションモチーフダイヤル」に生かされ、「ロレックス」の洗練された冒険心を鮮烈に印象づけました。

それらと比べると、今回の3つのパステルカラーは、程よく彩度が抑えられシックな印象。同じ顔つきの『オイスター パーペチュアル』でいながら、それぞれのサイズ、そしてカラーによって異なる個性を湛え、新たな魅力を開花させました。

歴史を築き、「実用腕時計」の頂点に輝き続ける妥協なきウォッチメイキング
そもそものお話になりますが、『オイスター パーペチュアル』とは、1926年に発表された初代『オイスター』の直系であり、現在の「ロレックス」の名声を築いてきた礎を集約したエポックメイキング的な存在です。
その礎とはまず、1910年、腕時計としては初の、非常に高度な精度証明“クロノメーター”の公式証明書を獲得。そして、堅牢な防水性能を備えた前述の『オイスター』ウォッチ。さらに、1931年に特許を取得した「パーペチュアル ローター」という部品による自動巻ムーブメントです。
誕生以来、さまざまな進化を重ねてきた『オイスター パーペチュアル』の最新作となる今回の3つのモデルに搭載されているのも、もちろん、すべて「ロレックス」の完全自社開発・製造による高精度な自動巻きムーブメント。

これらの新作は、すべての「ロレックス」の現行モデルと同様、「高精度クロノメーター」認定。これは「ロレックス」独自の精度基準で、一般的な「公認クロノメーター」の基準値の2倍以上である平均日差「マイナス2からプラス2秒」以内に調整されているという、時計界トップクラスの厳格なものです。
また、独自の「オイスタースチール」製の3列リンクブレスレットには、簡単に長さを約5mm延長できる「イージーリンク」という機能が備わっており、その日の体調や気分によって着け心地を微調整することができるのも嬉しいポイントです。

私たちがもの心つくころから、「高級時計」の代名詞となってきた「ロレックス」ですが、自らの製品を決して「ラグジュアリー」とは表現しません。あくまでも「実用腕時計」であり続けるという信念のもと、今回のように「色」で遊ぶことも楽しむような、剛柔あわせもつウォッチメイキングにまた、人々は強く惹きつけられていくのです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト