【目次】
- 「パサつき 広がりを抑える」上品スタイル【2選】
- 「白髪をカバー」する上品スタイル【2選】
- 「硬い髪に動きを出す」上品スタイル【2選】
- 「ボリュームアップ」する上品スタイル【3選】
- 「小顔効果抜群」の上品スタイル【2選】
「パサつき 広がりを抑える」上品スタイル【2選】
【1】ナチュラルでエレガントなスタイル
「ボリュームを適度に抑えてまとまりやすさは意識しつつ、ふんわりと自然な動きを出しやすいセミロングスタイルをご紹介します。全体的にレイヤーは入れず、スライドカットで軽さを出しています。前髪はサイドに流すこと前提で、サイドに自然につながるようカットしています。ワンレンではなく長めにでも前髪をつくっておくことで、結んだときに顔周りにさらりと毛束がかかるので、小顔効果にもなりますし、こめかみ部分の白髪を自然にカバーする効果も。耳にはかけられず、目の下でゆるいカーブが作れるくらいの絶妙な長さで前髪をつくるのがポイント。顔の面長感も和らぎバランスよく見せてくれ、こなれ感もアップします」(BEAUTRIUM GINZA マネージャー ヘアスタイリスト 鈴木由香さん)。
<Point>顔周りの毛束は頭上でうしろに向かって巻くと、ゆるく自然な毛流れに
「このスタイルの場合、ボリュームは抑えつつ、自然な動きは出したいので、カールアイロンではなくストレートアイロンを使うのがおすすめ。ツヤを出しながら、さりげなく軽やかなニュアンスを出していって」(鈴木さん)。
<STEP.1>ツヤを出しながら毛先は内巻きに
<STEP.2>顔周りにかかる髪は、上に持ち上げながらニュアンス出しを
「スタイリングには潤いを与えながらまとまりを出す、トリートメントミルクがおすすめです。パサつきがちな毛先には少量、オイルもプラスして」(鈴木さん)。
40代に似合う【ナチュラルエレガンスミディアム】広がりやすい髪にさりげない動きをプラスしながらまとまりやすく
【2】ツヤのあるまとまるワンレンスタイル
「おろしたときでも、サッとひとつ結びなどアレンジを加えたときでも、最低限のスタイリングでおしゃれに見えるミディアムボブ。ワンレンのミディアムボブベース、毛先が広がらずまとまりが出るよう、内側にレイヤーを適度に入れて毛量調整をしています。
表面はあまりすかず、内側の毛を減らすことでツヤっぽくまとまりのある髪に。もみあげ部分には独立しておくれ毛をつくることで、結んだりアレンジしたときでも顔周りにニュアンスが出ておしゃれな印象に見せることができます。前髪はワイド気味にシースルーでつくり、軽やかな抜け感をプラス」(Violet 'jem 代表 スタイリスト 浅沼雄元さん)。
<Point>外ハネの毛先+もみあげのひと束で圧倒的なおしゃれ感を
「スタイリングしやすく、まとまりやすくなるよう、カットでかなり調整をしているので、難しいスタイリングは必要ナシ! 毛先を巻いて、もみあげ部分の毛を際立たせてあげるだけで、こなれた印象に見せることができます」(浅沼さん)。
<STEP.1>毛先は全体的に外巻きに
<STEP.2>もみあげ部分のひと束は軽く熱を加えて
<STEP.3>前髪は束にしながら程よい透け感を出す
「スタイリング剤はツヤを出し適度な束感を出す、軽めのオイルがおすすめです」(浅沼さん)。
40代に似合う【全方位美人なミディアムボブ】スタイリングに手間暇かけずにこなれたおしゃれ感を!
「白髪をカバー」する上品スタイル【2選】
【1】レイヤー×ハイトーンカラーのふんわり華やかスタイル
「40代以降になるとさらに髪が細く貧弱になりがちなので、レイヤーをバランスよく入れ、エアリーな雰囲気を出しながら自然なボリュームを演出するようなスタイルがおすすめです。全体的に表面にレイヤーを入れ、髪に動きが出しやすいように調整し、ボリューム感もアップさせています。ボリュームが出づらくぺったりすとんとしてしまいがちなので、レイヤーを入れることにより適度にメリハリを出すイメージです。
前髪はサイドに自然に流れるような感じに。ハイトーンの髪色もなじむ透明感のある白肌なので、白髪ぼかしとして細くハイライトも入れつつ、全体的にハイトーンのカラーリングに」(ZACC raffine スタイリスト テクニカル マネージャー 馬場和浩さん)。
<Point>毛束を持ち上げながら巻いて、エアリーな動きをプラス
「ボリュームが出づらい髪質の方は、毛束を高い位置で持ち上げながら巻き、ふわっと下ろすことでエアリーで自然な毛流れをつくるのがおすすめ。髪に動きやニュアンスが出やすいようレイヤーを入れているので、ラフに巻くだけでOKです」(馬場さん)。
<STEP.1>毛先はラフに外ハネに
<STEP.2>トップは持ち上げながら巻いてふわっとおろす
<STEP.3>顔周りも毛束を持ち上げながら
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめです。毛先から髪をくしゅくしゅもみこむように塗布するのが軽やかに仕上げるポイント」(馬場さん)。
40代に似合う【柔らかエアリーミディアム】レイヤー×ハイトーンカラーで、ペタッとしがちな髪もふんわり華やかに!
【2】ハイライトで立体感を出したスタイル
「ウェイトのバランスが下がってくると間延びして見えるので、レイヤーを入れひし形シルエットに整えることで顔立ちまでリフトアップ効果を狙っています。ぺったりしがちなトップは表面にレイヤーを入れ、ボリュームを出しやすく。全体的にスライドカットを加え毛流れが出やすいように、アイロンで巻かなくても適度なニュアンスがや動きが出やすいよう調整しています。前髪は動きを出したときに頬骨に自然にかかるくらいの長さで。ハイライトは表面を中心に、さらにフェイスラインや襟足にも細めに入れています」(NORA HAIR SALON 店長 スタイリト 中迫ケンジさん)。
<Point>太めのアイロンでS字カールをつくり、ふんわりとナチュラルな毛流れに
「レイイヤー&ハイライトの効果で、アイロンを使わなくてもニュアンスが出やすいようにしていますが、少し巻くだけでより印象度がアップします」(中迫さん)。
<STEP.1>毛先はワンカール外巻きに
<STEP.2>中間は内巻きにしてS字カールをつくる
<STEP.3>前髪は分け目をまたいでとって内巻きに
「スタイリング剤は軽めのオイルがおすすめ。パサつきがちな毛先を中心になじませて、ツヤ感アップ」(中迫さん)。
40代に似合う【細めハイライトで立体感際立つミディアムヘア】ふんわりとした毛流れや透明感、白髪ぼかしもかなう
「硬い髪に動きを出す」上品スタイル【2選】
【1】エアリーな波巻スタイル
「モデルさんはクセやうねりはあまりないのですが、硬く太くて動きが出づらい髪質。すとんとしてニュアンスが出にくい髪なのですが、レイヤーを程よく入れて調整し、巻いたときに動きを再現しやすいスタイルに。レングスは鎖骨くらいのワンレングスベース。バランスを見ながら表面にレイヤーを入れています。細い毛束を動かす意味合いでさりげなく入れていて"シークレットレイヤー"のような感じです。
顔周りは頬骨からあごくらいの長さでレイヤーを入れ、自然な毛流れができるようカットしています。おさまりのよさと、さりげない動き、軽やかなニュアンスをかなえるスタイルです」(ROI スタイリスト 元山 凜さん)。
<Point>ハチより上と下を分けて巻いていく。"波巻き"で横にボリュームを出し、ひし形の美シルエットに
「毛量が多い人、動きが出づらい人は特に、1回で巻こうとせず、ハチ上とハチ下でブロッキングして、2段階で巻いていくのがポイントです。よりエアリーな動きのある仕上がりに」(元山さん)。
<STEP.1>ハチ上をブロッキングして、ハチ下の毛先から巻く
<STEP.2>中間部分の毛束を内巻きに
<STEP.3>顔周りはリバース巻きに
「重たさのある髪に対してはオイルやクリームなど軽いものより、バームやワックスなどセット力の強いものがおすすめ。毛質に合わせて、動きをさりげなくキープできるスタイリング剤を選んで」(元山さん)。
40代に似合う【エアリーニュアンスミディアム】太く硬い髪でも自然な動きのあるスタイルを実現
【2】清潔感もあるきれいめスタイル
「毛1本1本が太くて硬い剛毛の方はとくに動きが出にくくなるので、広がりやすく重たい印象に見えてしまいがち…。そんな方にはレイヤーをバランスよく入れてフォルム調整を。高めの位置から多めに入れてしまうと毛先が貧弱に見えてしまうので、表面を中心に低めに入れるのがポイントです。表面に低めにレイヤーをバランスよく入れ、ナチュラルな動きが出やすいよう整えています。
レイヤーは顔周りはニュアンスを出しやすいようやや高めから、バックになるにつれて低くなるように入れ、流れるような動き&自然な軽さが出るように。前髪は長めかつ薄めにつくり、清潔感&高感度の高い大人っぽい印象に仕上げました」(GARDEN YOKOHAMA est トップスタイリスト 金井悠華さん)。
<Point>毛先は外巻き、中間は内巻きを入れてやわらかなS字ラインに
「毛先は外巻きに、中間部分には内巻きを入れてふんわり感を出すことで、動き&メリハリのあるスタイルに。硬い毛質にもやわらかな動きが出て、ソフトな印象に見せることができます」(金井さん)。
<STEP.1>毛先は外巻きワンカール
<STEP.2>中間部分は内巻きを入れてS字ラインに
<STEP.3>スタイング剤はオイルとバームをミックス
<STEP.4>内側からなじませ、表面はつまんで束感を
「オイルだけだとダレやすくふんわりとしたニュアンスが出づらいので、スタイリングはオイルとバームを混ぜて使うのもこなれた印象に見せるカギ!」(金井さん)。
40代に似合う【しなやかレイヤーミディ】大人のレイヤースタイルで硬い毛質にも柔らかい動きを!
「ボリュームアップ」する上品スタイル【3選】
【1】品格のある切りっぱなしミディアム
「40代以降の大人世代の方からは、髪がペタッとしてボリュームが出づらい、というお悩みをやはり多く耳にします。トップにはふわっとしたボリュームを出しながらも、サイドや毛先はタイトに整えてメリハリを出すのがコツ。ベースは鎖骨下くらいの長さで、レイヤーなしの切りっぱなしミディアムボブ。トップをふんわりさせるため、分け目を深めにとり、ボリュームを解消するように調整しています。また、顔周りにふわっとかかるような長め前髪をつくり、ヘビーパートなトップから前髪へと自然につながる毛流れで柔らかい動きを演出」(AMATA 店長 スタイリト ERIさん)。
<Point>ストレートアイロンでボリュームを出しながらタイトに整える
「ボリュームが欲しいトップはふんわりボリュームを出すようにスタイリングしますが、サイドや毛先はタイトに。そのバランス感が今っぽくおしゃれに見せるポイントです。ストレートアイロンを使って、程よいボリューム&ツヤを出しながらスタイリングを」(ERIさん)。
<STEP.1>分け目をまたぐように毛束をとり、トップの根元を立ち上がらせる
<STEP.2>前髪を斜めに流す
「スタイリング剤にはオイルがおすすめ。サイドから毛先にかけてはしっかりめにつけてタイトに整えつつ、ツヤ感もアップ」(ERIさん)。
40代に似合う【切りっぱなし品格ミディアムボブ】ボリューミー×タイトなメリハリスタイリングが断然今っぽい
【2】外巻き×巻きのメリハリ華やかスタイル
「レイヤーは入れすぎてしまうとスカスカになってしまうので、ふわっと横幅を出したいところのみに、表面にバランスよくレイヤーを入れています。耳下あたりにボリュームが出やすいよう調整しているので丸顔も程よくカバーしながら、巻いたときにふんわり感が出やすいように。前髪は眉下すれすれくらい、やや短めにカットしてカジュアルな抜け感をプラスしています。前髪の中間部分は透け感を出し、サイドは重めに残しているので、結んだときもバランスよく見えます」(GARDEN YOKOHAMA est リードデザイナー 豊田 楓さん)。
<Point>毛先外巻き×中間内巻きでメリハリを
「毛先を内巻きにするだけでもさらっとまとまりのいいスタイルですが、ちょっと時間があるときにはアイロンでひと手間かけてスタイリングを。毛先は外巻きに、中間の表面を内巻きにすることで、より髪に厚みが出てメリハリ&華やかさがアップします」(豊田さん)。
<STEP.1>毛先は外巻きワンカール
<STEP.2>中間部分の表面は内巻きにしてボリュームアップ
<STEP.3>毛先を中心にクリームバターでスタイリング
「スタイリング剤はクリームバターで、軽やかな動き&束感をキープして」(豊田さん)。
40代に似合う【やわらか抜け感ミディ】毛量少なくても再現性の高いスタイルで毎日キレイ!
【3】高めレイヤー×巻き髪のふんわり華やかスタイル
「適度な長さをキープしながら、大人っぽさくも女性らしいかわいらしさや華やかさを出したいという方におすすめしたいのがこちらの”ふんわり華やかくびれミディ”です。顔の形や髪質に合わせてレイヤーを高めの位置からしっかり入れ、はち周りがふんわりするよう調整しています。レイヤーを高めに入れることでボリューム感が増し、全体的に柔らかい印象にも。
骨格的にかわいらしさが出るよう、毛先は軽くなりすぎないよう切りっぱなしに。毛先はセニングを少し入れながらもあえて厚めに残し、巻いたときにふんわりと華やかなニュアンスが出やすいようにしています。レイヤーはしっかり入れながらも、毛先は軽くしすぎない大人ならではのメリハリ感がポイント」(Un ami 吉祥寺 ディレクター 澤田杏奈さん)。
<Point>MIX巻きでコントラストを出し、しっとり華やかに
「毛先は外ハネに、トップ部分(はち上)は上に引き上げながら内巻きに、顔周りはリバース巻きに。巻きをミックスすることで、より華やかさのある仕上がりに。顔周りをリバース巻きにすることで、ピアスやイヤリングなどが映えるのでより印象度がアップします」(澤田さん)。
<STEP.1>すそは外ハネに
<STEP.2>トップ部分は上に持ち上げるようにして内巻きに
<STEP.3>顔周りはリバース巻きにして華やかさを
<STEP.4>前髪は流すようにアイロンを通して
「スタイリング剤はツヤを出すオイルがおすすめ。中間から毛先を中心に、髪の内側から全体になじませるイメージで」(澤田さん)。
40代に似合う【ふんわり華やかくびれミディ】高めレイヤー×巻き髪スタイリングで全方位ふわっと美しく
「小顔効果抜群」の上品スタイル【2選】
【1】華やかな外ハネひし形スタイル
「顔周り中心にレイヤーを入れ、前髪から自然な流れをつくっています。すそはワンレングスに。バックのみ表面にグラデーションを入れておさまりを出しながらも、動きが出やすいスタイルに。肩につく長さなのでハネやすいのですがあえての自然な動きに見せ、首元にくびれをつくりひし形に見せることでまとまりのよさとおしゃれかつ華やかな印象をバランスよくかなえています。
肩につくくらいのレングスだとどうしてもハネてパサついて見えがちですが、あえてハネをつくりしなやかな動きに。広がりやすい髪もくびれをつくってバランスよく見せ、きちんと感とおしゃれ感を共存させたスタイルです」(ABBEY 店長 スタイリスト 横田雄哉さん)。
<Point>前髪はカーラーで立体感を、顔周り&毛先はアイロンでニュアンス出し
「カーラーとアイロンを使ってふわっとしたフォルムに整えることで、硬い印象の髪も柔らかくしなやかな動きを。より印象度が高い仕上がりになります」(横田さん)。
<STEP.1>前髪はカーラーでセット
<STEP.2>顔周りの毛束はリバース巻きで抜け感を
<STEP.3>毛先は外巻きで快活な動きをプラス
「スタイリング剤は軽めのオイルを。毛先を中心になじませてしっとりとツヤ感もアップ」(横田さん)
40代に似合う【スウィングひし形ミディアム】のばしかけの髪に抜け感を出しつつもきちんとした印象に
【2】小顔に見える巻き髪スタイル
「ベースは鎖骨とバストの間くらいの長さのミディアム。全体的に動きを出したいのでレイヤーは表面中心に入れつつも、毛先に厚みを残し、絞りすぎないのがポイント。やや前上がりシルエットではありますが、アウトラインの傾斜を前上がりにしすぎず、今っぽいバランスにこだわっています。前髪はサイドに流す前提で長めにつくっています。レイヤーと前髪の効果で動きを出しながらも縦長シルエットを強調させ、頭の形もすっきり、顔立ちもシャープな印象に」(MINX harajuku ディレクター スタイリスト 須永健次さん)。
<Point>分け目をリセットしてから、アイロンでナチュラルかつ軽やかな動きを出して
「全体的にレイヤーを入れているので、さらっと巻くだけで動きが出て、今っぽい柔らかさとニュアンスが出せます。より自然な動きを出したいので、アイロンは38mmのやや太めのものを使うのがおすすめ」(須永さん)。
<STEP.1>まずは毛先をざっくりと外巻きに
<STEP.2>トップをふんわり内巻きに
<STEP.3>耳前の毛束も巻いて、こなれ感アップ
<STEP.4>顔周りはリバースに巻いて大人っぽく
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめ。中間から毛先にかけてなじませて。さらに巻いた後にエアリースプレーをかけ、ナチュラルな巻き髪をキープ」(須永さん)。
【丸顔×ミディアムヘア】顔周りに動きのある3D縦長シルエットで今旬バランスに
- TEXT :
- Precious.jp編集部

















