眠れないのは、体が「仕事モード」から抜けないのが原因のひとつ
眠りにつくには、体が活動モードから休息モードへ切り替わる必要があります。ところが日中の緊張が抜けないと、ベッドに入っても交感神経が優位なままで、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりしてしまいます。
そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、睡眠の質をあげるメソッド。寝る前に両手の指先をトントンと合わせながら、ゆっくり深呼吸を繰り返すという簡単な方法で、これが有効な理由は、ふたつあります。
ひとつは、指先へのリズミカルな刺激。指先は、全身のなかでも触れた感覚を捉える神経が多く集まる、とても敏感な部位。左右の指先をトントントントンと小刻みに合わせることで、刺激が感覚神経を通して脳へ伝わり、指先の血流も促されます。さらに、一定の動きを繰り返すことに意識が向くため、今日起こった出来事や頭の中を巡っていた考えからいったん離れ、気持ちをリセットしやすくなるのもメリットです。
また、この動きをしていると、自分では気づきにくい緊張が体の反応として表れてきます。トントンしていると、次第に肩が上がってくる人は、無意識に体へ力が入っているサイン。途中で息が止まってしまう人は、呼吸が浅くなっている可能性があります。肩が上がっていることに気づいたら力を抜き、息が止まっていたら、ゆっくりと呼吸を再開しましょう。
もうひとつは、この指先トントンの動きに深い呼吸を加えること。指先はトントンと小刻みに動かし続けるのですが、呼吸はそのリズムに合わせる必要はありません。指先同士をトントンと合わせながら、鼻からゆっくり息を吸い、時間をかけて長く吐きます。深い呼吸を繰り返すことで副交感神経が働きやすくなり、日中の緊張を引きずった体も、休息モードへと切り替わっていきます。
指先を動かしているうちに手のひらがじんわりと温かくなってきたら、体が眠りの準備を始めたサイン。心身を眠りにつきやすい状態へと整えるために、ぜひ眠る前の習慣にしてみてくださいね。
■Step1:指を軽く開いた状態で、左右の指先を合わせる
両手を胸の前で合わせるように構えます。指と指の間は軽く開いたまま、親指から小指まで、左右の指先をすべて合わせましょう。肩と首、腕の力は抜いておきます。
■Step2:左右の手を離して、指先を開く
指の形はそのままに、左右の手をすっと離します。
■Step3:指先をトントンと合わせながら深呼吸する
離した指先を、トンと合わせます。Step2とStep3を繰り返し、トントントンと小刻みに動かしましょう。呼吸は指先のリズムに合わせず、鼻からゆっくり息を吸い、時間をかけて長く吐きます。1〜3分を目安に続け、途中で肩が上がったり、息が止まったりしたら、その都度、肩の力を抜いて呼吸を整えましょう。
【まとめ|疲れているのに眠れない人へ!隠れた緊張をケアする指先メソッド4か条】
1)交感神経が優位な「仕事モード」のままでは、寝つきが悪くなりやすい。
2)指先をトントンと刺激し、血流を促しながら、頭を巡る考えをリセット。
3)指先を動かすうちに肩が上がる、息が止まるなら、緊張が残っている証拠。
4)指先へのリズミカルな刺激と深呼吸で、体を休息モードへと切り替える。
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以上、「疲れているのに眠れない人へ!隠れた緊張をケアする指先メソッド」を教えていただきました。
アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。次回は9月26日の更新です。お楽しみに!
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- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子

















