ボディーメンテナンスが失敗してしまうのは、年齢によるものとは限りません。そこには、ちょっとしたテクニックを知らなかったことが原因の可能性も。
そこで今回は、いくつになっても変わらない、体重コントロールやボディーメンテナンスを成功させるヒントとして、2018ミス・インターナショナル日本代表である杉本雛乃さんが実践した工夫や、心がけのテクニックをご紹介します。
2108ミス・インターナショナル日本代表が実践したダイエット数値管理
2018年11月、77の国と地域の代表が東京に集結して開催された2018ミス・インターナショナル世界大会に、日本代表としてTOP8ファイナリスト入りを果たした杉本雛乃さん。兵庫県神戸市出身で、現東京大学工学部物理工学科4年、2019年4月からは東京大学大学院工学研究科の修士課程に進学予定の21歳です。
杉本さんは、日本大会、世界大会に向け、身体づくりのために体重コントロールを徹底していたそうです。なんでも、口に入れるものすべてについて、糖質やカロリーを把握していたとのこと。具体的にどのような数字管理を行っていたのでしょうか。
「ミス・インターナショナルに挑戦するまではダイエットをしたことがなかったのですが、日本大会に挑戦すると決めてから、パーソナルトレーナーをつけてトレーニングを始めました。その際に、糖質をなるべく少なく、カロリーは私の基礎代謝に合わせて摂るように指示をいただき、スマホアプリで記録をするようになりました。
そのアプリでは、料理名を打ち込むと自動的にカロリーや糖質などが計算されるようになっています。毎食、記録することで、その時点での大体の数字を把握しながら、次に何を食べるかを考えていました」
杉本さんは、スマホアプリを活用しながら食事内容の調整を行い、日本大会当日までにウエストは7cmマイナス、体脂肪は4.5%減という結果を出すことができました。
「日本大会までの数か月間はこの方法をとっていましたが、だんだんとカロリー、糖質がわかるようになってきてからは、あまり記録は取らずにだいたいの感覚で食事をしていました。
世界大会に向けては食事制限や体重などの数字管理ではなく、毎日、鏡の前で自分の体に向き合うことを重視していました。舞台上の自分を想像し、目の前にいる観客や審査員方に自分の姿がどう見えるのかを想像し、適度に好きなものを食べながら、運動と食事で調整したんです」
数字管理は、理想的なボディーづくりの初期段階に必要なことであり、ある程度、食事コントロールに慣れてきてからは、見た目の身体づくりにシフトしていたようです。
ポイントは、舞台上で水着を着る「イメージ」と「チートデー」
はじめのウエスト7cm減は、世間では「大幅なダイエット」と呼ぶべき大きな結果。各大会へと向けて身体をつくっていくに当たり、精神的にはどんなことを心がけ、乗り越えたのでしょうか。
「私の場合は、『舞台上で水着を着る』ということが何よりも身体づくりの支えになっていました。『たくさんの人に見られる場で、自分の納得する身体を見せたい』と思っていたので、ふと甘いものが食べたくなったときなどは、舞台上の自分を想像して頑張っていました」
杉本さんは、日本大会前の2か月間、ひと口もお菓子を食べずにストイックに頑張ったといいます。しかし、その反動からか、大会が終わった途端にたくさん食べてしまい、大会期間前よりも太ってしまったと話します。
「その反省をもとに、世界大会前は、ちょっとした『チートデー』を設けるなどして工夫をしました。チートデーとは、『だます日』という意味で、一般的にダイエットをするときに訪れる停滞期を緩和するために設けられる日です。
身体が緊急事態を察知して、なかなか体重を落としてくれない状態の中で、あえて食事制限せずになんでも食べてOKな日をつくり、身体に『緊急事態ではない』とだますことで、停滞期を突破するのです。
結果、日本大会直後よりも食べすぎることなく、身体を長期的に保つことができています。これにより、追い込みすぎないことも大切であることを学びました」
正月太り対策のヒント
日本代表として世界の舞台にチャレンジした杉本さん。うまく身体と付き合いながら、成功させたボディメンテナンスの経験を踏まえ、正月太りなどの冬太り対策について意見を伺いました。
「冬は洋服で身体をカバーできてしまいますし、年末年始はおいしいご飯を食べる機会も多く、どうしても甘えが出てしまいがちです。運動も寒さで夏場よりは億劫になってしまいますしね。自分の健康のためにも、春ごろになって夏に向けたスタイル維持で苦労しないためにも、食べ過ぎていないか、食事が偏り過ぎていないかをいつも意識するように心がけています。
もちろん、しっかり食べる日も大切だと思います。楽しいお食事の場ではおもいっきり楽しんで、外食をしないときに調整すればいいと考えています。
外に出るときには、必要なものを買ったらすぐに帰るのではなく、ショッピングを楽しみながらたくさん歩くなどして、運動量も意識的に楽しみながら増やしていけたらと思っています」
まだ若き大学生のひとりの女性が持つ、世界レベルの志とメンタル、そして挑戦。そこには体重コントロールやボディーづくりのヒントになることがたくさんありました。ぜひ参考にして自分が納得のいくスタイルを目指しましょう!
杉本雛乃Instagram公式ページ(@ hinano_sugimoto)
ミス・インターナショナル オフィシャルサイト
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利