噂の掃除機ブランド、次の仕掛けはどんなもの…?

日本初上陸から約半年。急速に認知度を上げている、全米No.1売上掃除機ブランド「Shark(シャーク)」。
日本初上陸から約半年。急速に認知度を上げている、全米No.1売上掃除機ブランド「Shark(シャーク)」。

日本のフロアケアに革命を起こす男ことゴードン・トム社長が率いる、全米No.1売上掃除機ブランド「Shark(シャーク)」をご存知でしょうか?

2018年夏に日本初上陸を果たした直後から、矢継ぎ早に新商品がリリースされるスピードにも驚かされましたが、世間での認知度も急上昇。TVCMやビジネス番組で取り上げられているのを、ご覧になった方も多いのでは。

日本におけるシャークの製品ラインナップは現在、コードレススティッククリーナー「EVOFLEX」、コードレスハンディクリーナー「EVOPOWER」、「スチームモップ」、ロボットクリーナー「EVOROBOT」の4シリーズ。家電量販店のお試しコーナーでも人気とあって、初売りランキングでも人気海外家電ブランドと並び、上位に食い込んでいるとのこと。今年はどんな展開で驚かせてくれるのか、楽しみなブランドです。

写真左から/「EVOPOWER(W30)」グレイ、シルバー、ライムストーン、ブロンズ ¥23,000(市場想定価格)
写真左から/「EVOPOWER(W30)」グレイ、シルバー、ライムストーン、ブロンズ ¥23,000(市場想定価格)

そんな中、新年早々お知らせが届きました。シャーク4シリーズの中でも大ヒット中の、コードレスハンディクリーナーEVOPOWERに生産台数限定モデルが登場するとのこと! 2019年1月24日よりSharkホームページで購入予約が開始されるのは、なんと「日本の伝統工芸」とのコラボアイテム。どんな商品になっているのでしょうか?

偶然の再会がもたらした、奇跡のコラボ

長崎・佐世保の窯元臥牛窯」ってどんなところ?

繊細な線描や、動物・植物などのシンボリックな絵付けのインパクトに、ゴードン氏は夢中になったそう。
繊細な線描や、動物・植物などのシンボリックな絵付けのインパクトに、ゴードン氏は夢中になったそう。

今回コラボするのは、17世紀より長崎に窯を構える無形文化財の窯元臥牛窯」。

慶長7年(1602年)、松浦藩内にある大村藩と鍋島藩の藩境、木原皿山に開かれたのが「臥牛窯」のはじまりです。地元で採れる赤土を使い、古来より伝わる刷毛目文様を施した「陶器」と、このころ大陸から伝わった技術で泉山に発見された磁石を使ってつくる「磁器」の、相対する両極の技術を有する類稀なる窯元。

窯元を訪れた松浦藩の初代藩主である松浦鎮信候により“臥した牛に見える窯の形状”から「臥牛窯」と命名され412年もの間、代々伝承を重ね伝統の技を受け継いで来きました。

1980年代、当時はまだ外交官として日本に滞在していたゴードン氏が、たまたま旅行に出かけた先で「臥牛窯」を訪れ、13代目をつとめていた前当主と出会います。そこで直接触れ合った、窯元が守り続ける伝統や細やかな技術、作品の存在感や美しさに感銘を受け、その後のブランド立ち上げや製品づくりにおける考え方など、「どこかで思い出して参考にしていたのかもしれない」とゴードン氏。

17世紀より長崎に窯を構える無形文化財の窯元「臥牛窯」。
17世紀より長崎に窯を構える無形文化財の窯元臥牛窯」。
ゴードン氏と14代目当主。運命的な出会いを果たしたふたり、お話にも花が咲きます。
ゴードン氏と14代目当主。運命的な出会いを果たしたふたり、お話にも花が咲きます。

そして時を経て、30数年後の2018年。ゴードン氏はその間、大胆にもみえるキャリアチェンジを果たし、日本のフロアケア市場を約20年見続けてきました。Sharkの今後の展開に何かアイディアになるものはないかと訪れたのが、都内百貨店で行われていた伝統工芸品の展覧会。そこでなんとあのとき、感銘を受けた窯元の作品と偶然の再会を果すことになったのです!

そんな運命的な再会から生まれた今回のコラボ。実はもうひとつ、不思議なエピソードがあるんです。

幻の銘陶「現川焼」の秘術、再び

臥牛窯の開窯から約1世紀後の元禄4年(1691年)ごろ、諫早藩(現在の長崎市)に彗星のように現れ、その類い稀な表現力と存在感で世の中をあっと言わせた「現川焼」という技法が存在していました。しかし現川焼は半世紀ほどの輝きの軌跡を残しつつ、多くの謎に包まれたままこの世から忽然と消失してしまいます。残されたひと握りの品は幻の銘陶となり後世への伝説となりました。

幻となった秘法を求め、200年以上もの間、幾多の職人が挑戦を重ねてきましたが、決して再現できるものではありませんでした。その秘法の謎を解き明かし現代に蘇らせたのが12代 横石臥牛(先々代)、再現を完全なものに仕上げたのが、14代 横石臥牛兄弟(先代)なんです。

ゴードン氏の心をつかんだのは、この「現川焼」の秘術ともいうべき技法でした。繊細な刷毛目や立体的な盛り上げ技法には、生の濡れた状態の素地への加飾が不可欠で、一般的な磁器の5倍はかかるんだそう。豊かな空間表現や立体表現が目を引く「現川焼」を再興した技術が、長崎県無形文化財として指定されることに。

時を経て受け継がれるもの、再び巡り合うご縁について、多くのストーリーを詰め込んだデザインがここに誕生したというわけです。

春・夏・秋・冬 四季をテーマにした限定生産デザイン

こちらは「春」モデル。絵札やカルタのような雰囲気。和室のインテリアにも海外の方への贈り物にもGood。
こちらは「春」モデル。絵札やカルタのような雰囲気。和室のインテリアにも海外の方への贈り物にもGood。
こちらは「夏」モデル。摩訶不思議なギャラクシーが広がっています。
こちらは「夏」モデル。摩訶不思議なギャラクシーが広がっています。
こちらは「秋」モデル。満月の黄色が、リアルなお月様のように煌々と輝いています。
こちらは「秋」モデル。満月の黄色が、リアルなお月様のように煌々と輝いています。
こちらは「冬」モデル。シンプルな配置でも、美意識を感じます。
こちらは「冬」モデル。シンプルな配置でも、美意識を感じます。

見てください、このコラボデザインの仕上がり。アイディア段階からどれも捨てがたい選択肢ばかりで、セレクトには大いに悩んだとのこと。 そんな素敵なストーリーごと、手元で愛でてもらえるような、素敵な仕上がりとなったコラボデザインの限定EVOPOWER。和室のインテリアにもぴったり。大切な方やご両親、工芸品好きな方、海外の方へのギフトにも喜ばれそうですよ!

どこで買えるの?

写真左から/EVOPOWER×臥牛窯コラボ「春」「夏」「秋」「冬」 数量限定生産品 各¥22,680
写真左から/EVOPOWER×臥牛窯コラボ「春」「夏」「秋」「冬」 数量限定生産品 各¥22,680

製品のスペックは、通常モデルのコードレスハンディクリーナー「EVOPOWER(W30)」と同じものですが、14代横石臥牛が自ら一本一本を絵付けるとあって、それぞれのモデルは12台ずつ、合計48台の限定生産になります。販売はSharkホームページ特設サイトからの購入予約制で、2019年1月24日から受付を開始とのこと。最新情報は特設サイトでも随時公開されていますので、気になる方はぜひチェックしてみて。

購入予約方法

販売台数/EVOPOWER×臥牛窯コラボ「春・夏・秋・冬」各モデル12台ずつ 合計48台の限定生産
販売方法/購入予約制
※購入希望が販売台数を超えた場合は抽選を行います。
※購入予約は各モデルごとに行う必要があります。複数モデルの予約も可能です。
購入予約期間/2019年1月24日(木)18:00(受付開始)~2019年2月28日(木)23:59(受付終了)
購入予約方法/http://shark.co.jp/gagyu から専用フォームにて購入予約
購入方法/2019年3月上旬(予定)に、購入者(もしくは購入権当選者)の方へシャークから連絡
価格/¥22,680(消費税、送料、代引き手数料込)

Shark「EVOPOWER×臥牛窯」限定デザイン 購入予約 特設サイトhttp://shark.co.jp/gagyu

また、通常モデルのコードレスハンディクリーナー「EVOPOWER」は国内家電量販店のほか、各WEB SHOP、公式サイト等で販売されています。スペックなど詳しい情報は、公式WEBにて。

※掲載した商品はすべて税込です。

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EDIT&WRITING :
飯塚美穂