ふくらはぎがむくむ原因は「座りっぱなし」「立ちっぱなし」「運動不足」などによる血液の滞りによるもの。
まず知っておきたいのが、私たちの体は、血管やリンパ管を通して体に必要な栄養を運んだり、不要なものを流したりしています。
そのポンプの役割を果たしているのが心臓ですが、その作用は心臓から遠く離れている足まではなかなか届かず、不要なものが溜まりやすくなったり、血流が悪くなったりするため、足先が冷えたり、ふくらはぎがむくみやすくなったりするのです。有効な解決策は、血液やリンパの流れを改善するマッサージ。
そこで、立ち仕事が多く足のむくみや冷えに悩む読者モデルの長尾優子さんが、女優やモデルなど、国内外のセレブな顧客を持つサロンを運営しているアンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんが提唱するメソッドを体験。
所要時間は5分程度。簡単&短時間でできるのに即効性あり、だから、忙しいキャリア女性におすすめです。
血行が良くなる入浴後に、香りのいいボディケアコスメを使ってマッサージを。むくみは放っておくとどんどん悪化してしまうので、「その日のむくみはその日のうちに」解消するのが美脚への近道です!
老廃物が溜まり、むくんだ脚を細くする!簡単4ステップマッサージ
■Step1:足指の間を刺激してほぐすと、血流が一気に上がる
片膝を立てて座り、両手で足先を包み込むようにし、両手の親指を使って足の指の親指と人さし指の間、薬指と小指の間をほぐしていきます。足の指のまたから足の甲に向かって軽くプッシュしながら10回行って。足の人さし指と中指の間、薬指と小指の間も同様に。
■Step2:膝裏を両手で捉えてプッシュ!滞ったリンパ節のつまりを流す
親指を除く4本の指先を膝裏に食い込ませる。そして左右に揺らしながら、優しくほぐす。このとき揉んだりこすったりするのはNG。足の重みで刺激するのが正解。リンパ節のつまりを解消することで、老廃物を排出しやすくなり、冷え、むくみ解消に。
■Step3:冷えて凝り固まったふくらはぎをほぐせば、ポンプ機能が復活!
ふくらはぎにある筋肉は、足首付近に溜まりがちな老廃物を送り出すポンプの役割をしているのですが、ここが凝り固まっているとポンプ機能が低下し、老廃物が溜まることで冷えやむくみにつながります。ふくらはぎを両手でつかみゆらゆらと左右に揺らしながらほぐしましょう。
■Step4:動き出した老廃物を一気に流すイメージでさすり上げる!
仕上げに足首からひざ下に向かって、1から3のステップで動き出した老廃物を一気に、膝裏のリンパ節に流します。親指以外の4本の指をぴったりと合わせて広い面をつくり、ふくらはぎにしっかりと密着さながら流すのがポイント。下から上へリズミカルに流していきましょう。
【まとめ|足のむくみや冷えを解消するポイント 4か条】
1.はじめに足指の間をほぐすこと。血流が一気に上がる。
2.こするのはNG。筋肉深層を刺激するように深くプッシュを。
3.マッサージで老廃物が動く。最後に必ずリンパ節に流すこと。
4.毎日続けることが大事。その日のむくみはその日のうちに解消を。
*
以上、「足&ふくらはぎの血流改善」で、むくみや冷えに効くメソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に、でも効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎月4回土曜日に、テーマを変えてお届けします。
3月のテーマは、女性ならば誰もが気になる「血流改善」、次回は3月16日の更新です。お楽しみに!
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子