【目次】
- 40代におすすめのレイヤーボブ【6選】
- 「卵型」の方に似合うレイヤーボブ【3選】
- 「丸顔」の方に似合うレイヤーボブ【2選】
- 「面長」の方に似合うレイヤーボブ【4選】
- 「逆三角形」の方に似合うレイヤーボブ【2選】
- 「ベース型」の方に似合うレイヤーボブ【4選】
40代におすすめのレイヤーボブ【6選】
ラグジュアリーマガジン『Precious』より、「髪こそ、究極のアンチエイジング」の実例をBefore→Afterでご紹介します。
【1】フェイスラインをキュッと上げる大人のレイヤーボブ
課題:トップが平たくつぶれ、すそに向けて広がる台形ロブ
トップが平たくつぶれ、すそに向けて広がる台形ロブ。頬の位置が下がって見えるばかりか、顔の下半分が強調されてしまっています。
解決:ざっくりかき上げたような抜け感が魅力の大人ロブ
すその広がりとともに、顔の下半分も広がって見えるのが台形ロブの怖いところです。リップラインでカットした前髪とサイドをつなげることで、ウエイトが口元まで上がり、あごラインがすっきり。さらにトップにもレイヤーを入れて、奥行きをプラス。
【2】やわらかな動きが気品を高める長めボブ
課題:レイヤーなしの鎖骨ラインのロブヘア
レイヤーなしの鎖骨ラインのロブヘア。サイドの直線によって、こけた頬が強調されてしまい、実年齢よりもげっそりやつれた印象に。
解決:顔周りのやわらかな動きで肌のハリ感と気品までアップ
縦落ち感の強いストレートロブは、たるみだけでなく、顔のそげも目立たせてしまうので要注意。サイドの毛先にたっぷりとレイヤーを入れて、やや強めにカールをつけ、動きと軽やかさを。横ラインを強調することで、優しげでエレガントな印象に。
ワンポイント!こめかみのえぐれと頬のそげを緩和
顔周りのやわらかな動きがエレガントな「長めボブ」で、肌のハリ感と気品を高めて!
【3】小顔効果絶大!リフトアップを叶えるショートボブ
課題:ハチ下がふくらみ、 ヘルメットのようなシルエットに
トップはペタンコなのにハチ下がふくらみ、ヘルメットのようなシルエットに。メリハリがなく、頭と顔が大きく見えてしまっています。
解決:トップに目線を集め、小顔とリフトアップをダブルで実現
もともと入っていたレイヤーが中途半端で、ハチ下がふくらんでしまったショートボブ。顔周りにレイヤーを入れ直し毛量調節を行ったあと、さらにトップに独立したレイヤーを入れて、ふんわりとした立ち上がりを実現。コンパクトなショートボブに。
ワンポイント!厚めの前髪でおでこのシワをカムフラージュ
【4】エレガントな雰囲気を宿す、菱形マッシュボブ
課題:ペタンコボブが大顔に見える原因に
トップもサイドもボリューム不足のペタンコボブは、顔の輪郭を目立たせ、大顔に見える原因に。表情もどこか寂しげに見えます。
解決:エレガンスを引き出す、丸み強調のひし形マッシュ
サイドの毛先にはレイヤーを、バックの毛先にはグラデーションを。サイドにボリューム、後頭部に丸みが出て、立体感と華やぎのあるショートボブが完成。分け目をつけず、トップをふんわりとサイドに流すことで奥行きが生まれ、輪郭を引き締めます。
【5】耳横ふんわりさせた前下がりマッシュボブ
課題:サイドを長めに残した前下がりのボブ
サイドを長めに残した前下がりのボブ。トップとサイドがペタンコであることに加え、前髪の長さも中途半端なため、バランスが悪い。
解決:絶妙な重軽バランスが洗練を生む、スタイリッシュなマッシュボブ
鼻先まで伸びた前髪とサイドがつながるようにマッシュレイヤーを入れ、前上がりのフォルムに。さらにトップに独立したレイヤーを入れ、軽やかな動きとボリューム感をプラス。バックの毛先にしっかりとハネ感を出し、躍動感のある若見えボブに。
ワンポイント!毛先外ハネで輪郭のもたつきをオフ
【6】くびれのあるフェミニンなミディアムボブ
課題:サイド~バックの長さがそろった、平行ラインの台形ボブ
サイド~バックの長さがそろった、平行ラインの台形ボブ。顔周りがタイトで動きがないためか、表情に疲労感が漂って見えます。
解決:たっぷり空気をはらませて溌剌さのなかに女性らしさを
頬位置でカットした前髪とサイドをレイヤーでつなげて、頬の高さにウエイトをおく。襟足に自然なくびれができるよう、バックは毛先7cmにグラデーションを。襟足はハネ感を出さずに、毛先を自然に内に向けると、フェミニンさがアップします。
くびれのあるフェミニンな「ミディアムボブ」で、頬をリフトアップ!
「卵型」の方に似合うレイヤーボブ【3選】
【1】ボリューミーな毛先が色っぽいエレガントボブ
「ベースは、毛先にボリュームが出やすい前下がりボブ。分け目をふわっと立たせたいので、トップにレイヤーを入れています。ストレートタッチのストンと落ちやすい髪質なので、アイロンで巻いて髪全体が豊かに見えるよう、ボリュームを与えています」(伊藤さん)
■スタイリング:アイロンとドライヤーを使った簡単3ステップ
「卵型は輪郭が綺麗なので、毛先を巻きながらフェイスラインを出すと表情が明るい印象に。抜け感やこなれ感も出ます」(伊藤さん)
STEP1:毛先をすべて内巻きにする
STEP2:トップ、前髪、表面の毛束を巻く
STEP3:分け目と逆方向から乾かす
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 毛先を内巻きにしてまとまりを出す
- 前髪、トップ、表面の中間を巻くことでニュアンスを与える
- 分け目と逆から熱を与えてトップの根元を立たせる
「分け目にドライヤーを当てることで根元が立ち上がり、ペタッとした寂しい印象になりません。いつもの分け目と逆から乾かすことでよりふんわりとした印象になります」(伊藤さん)
ボリューミーな毛先で「古臭い」から「色っぽい」に激変!今すぐ真似したいエレガントボブ
【2】小顔効果を狙った左右非対称なボブ
ボリュームはきちんとあるけれど、トップがつぶれやすいモデルさんの髪。「人の顔は左右均等ではありません。ですから、髪もあえてアシンメトリーにカット。短い方が軽やかで長く残した方が重たく見えます。このギャップで顔の輪郭が引き締まって見えるんです」(西村さん)
■スタイリング:頭頂部は根元を立ち上げるように巻くのがポイント
ホットカーラーは頭頂部だけでなく、サイドも巻いて全体的に軽やかさを出すように仕上げること。「頭頂部とサイドの6か所にカーラーを巻き終わったら、最初に巻いたカーラーから順々に外してください。あまり時間をおくとカールが強すぎるので、巻き過ぎないように!」(西村さん)
STEP1:分け目をまたぐようにして頭頂部の中央にカーラーを毛先から巻き付ける
STEP2:レイヤーの入った上段の毛束とその下の毛束を毛先から内巻きに
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 頭頂部は分け目をまたぐようにカーラーで巻くこと
- 全体のシルエットが菱形になるようにバランスを取ること
- サイドもカール感を生かして空気感で軽やかに見せること
「分け目をまたぐようにカーラーで巻くと、分け目の存在がほどよくぼやけます。その分根元が見えなくなるので白髪カバーにもなります」(西村さん)
若見えショートボブ|若々しい印象はトップのふんわり感で決まる!
【3】レイヤーでボリュームを生み出すニュアンスボブ
毛量は十分だけれど、トップのボリュームがなく髪が細くて柔らかいモデルさん。「もともとクセがあるので広がりやすい髪質ですね。そんな髪はシルエットにくびれを作るように外はねにするといいですよ。クセや広がりを無理に抑え込まなくてもおさまりやすくなります」(角園さん)
■スタイリング:ポイントは毛先ではなく根元。極小カーラーで立ち上げる
「クセがあってうねりやすい髪の方は根元のケアをしっかりしておくと、ブローをしなくてもまとまりやすくなります。カーラーを根元に置いたらドライヤーを上からあてて、しっかり乾かすだけで、立ち上がりの持ちがよくなりますし広がりも抑えられます」(角園さん)
STEP1:分け目を境にして2~3つの毛束に分け、その根元に直径1㎝のカーラーを置く
STEP2:真上から30秒ほどドライヤーをあてる
STEP3:コームなどで分け目をジグザグにする
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 分け目を中心に、頭頂部を山なりに膨らませて自然なボリュームをつくる
- 毛先ではなく根元をしっかり乾かすことでクセとうねりを抑える
- 分け目をジグザクにしてボリューム感を出しつつ白髪もカバー
「クセやうねりを真っ直ぐにのばそうとすると、変なところにボリュームが出てしまうし、スタイリングに時間がかかってたいへんですよね。根元にカーラーを置いて真上からドライヤーをあてるだけで、ブローをする手間が省けるのでおすすめです」(角園さん)
直径1cmのカーラーさえあればよい!ペタンコ髪が「ふんわりニュアンスボブ」に
「丸顔」の方に似合うレイヤーボブ【2選】
【1】厚め前髪でボリューム感を加えたショートボブ
前髪を厚くするとトップにボリューム感が出るので、髪がペタッとしてしまうのがお悩みの人にぴったり!「トップにレイヤーを入れて軽さを出したボブをベースにしています。前髪は厚めにとっていますが、三野宮さんの骨格に合わせて丈は短くしました」(kakimoto arms JIYUGAOKAスタイリスト 小林卓也さん)
■スタイリング:前髪はストレート、ほかは外巻きにしてメリハリをつくる
厚め前髪はストレートアイロンで真っ直ぐに伸ばし、顔にかかる横の髪から後ろにかけてカールアイロンで外巻きに。「仕上げのワックスをなじませるとき、ヘアオイルを混ぜておくとツヤ感がアップします。髪がパサつきやすい人はぜひ試してみてください」(小林さん)
STEP1:顔にかかるサイドの髪を、カールアイロンで外巻きに
STEP2:前髪は厚めにしているので、最初に額の生え際→次にその上にある前髪と、2~3回に分けてストレートアイロンをかける
STEP3:ワックスと同量のヘアオイルを加えて混ぜ合わせ、両手のひらになじませる
STEP4:毛先を手で揉み込むように、ワックスをなじませる
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 厚めの前髪をつくってトップにボリュームをつくる
- 髪の表面にハイライトカラーを入れ、色の効果でもボリューム感を演出
- ワックス+ヘアオイルでツヤ感を出す
「前髪を伸ばすとき、一度にすべての前髪をアイロンで挟んでも、きれいに伸びません。面倒でも何回かに分けて伸ばしてください。仕上げのスタイリング剤ですが、ファイバーが入っているワックスを使うと、ふんわりスタイルが長持ちします」(小林さん)
ボリューム不足のペタンコ髪は厚め前髪でカバー【40代女性の髪型】
【2】レイヤーとパーマで作る、ラフなショートボブ
「グラデーションボブをベースに、表面のみレイヤーをオン。チークラインにボリュームが出るようにしてリフトアップ。丸顔をカバーするため、一番丸みの出る部分に前髪がかかるようにしています。パーマはエアウェーブを使用。髪が軟らかいので、根元からしっかりかけてふんわりと。トップは大きなロッドでワンカール、残りはワンカールとSカールをミックス。隣の毛束と違う動きを作ることで立体感がアップします」(HINATAさん)
■スタイリング:パーマを活かしてふんわりボリュームキープ!
「スタイリングで一番大切なのは、髪の根元を立ち上げること。最初にしっかり根元からふんわり乾かしておけば、ボリュームアップとツヤ感アップが叶います。束感が出るようにカットとパーマを施してあるので、簡単に再現できると思います」(HINATAさん)
STEP1:根元を起こしながら乾かす
STEP2:毛先を持ち上げて乾かす
STEP3:内側を中心にスタイリング剤をつける
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 根元はしっかり起こす
- 分け目をつけるのは髪を乾かした後
- スタイリング剤は髪の内側→全体の順に
「スタイリング剤は、クリームワックスとオイルを混ぜてもOK。ワックスは単品だとパサつくので、オイルでツヤを出すと◎。オイルは、しっとりタイプよりも、サラッと軽いもののほうがボリュームをキープしてくれますよ」(HINATAさん)
顔の丸み&髪のうねりをパーマでカバー!扱いやすさ抜群のショートボブ
「面長」の方に似合うレイヤーボブ【4選】
【1】顔まわりにレイヤーを入れた華やかボブ
髪が細くボリュームが出にくい石田さんの髪質。「ボリュームが少ないとは言え、ワンレングスにしてしまうと重たい印象になるので、顔まわりと前髪にレイヤーを入れています。毛先に動きが出るので、ふんわりとしたボリューム感も表現しやすいスタイルです」(鈴木さん)
■スタイリング:カーラーで根元を立ち上げたらスプレーを狙い撃ちしてキープ
頭頂部をカーラーで巻き、根元から立ち上げたら、ハードタイプのスプレーで立ち上がりをキープ。「生え際と分け目の立ち上がり部分を狙ってください。頭頂部全体にスプレーしてしまうと、せっかく立ち上げた根元がスタイリング剤と髪の重みでペタッとつぶれてしまうので注意してください」(鈴木さん)
STEP1:頭頂部を2つのカーラーで根元を立ち上げるように毛先から巻く
STEP2:生え際の根元をコームで立ち上げスプレーを噴霧
STEP3:分け目の立ち上がっている部分を狙ってスプレー
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 立ち上げたい部分を狙ってスタイリング剤をスプレーする
- レイヤーは顔まわりを中心に入れ、毛先で動きを出す
- 髪色でツヤを表現するならモーブピンクで透明感をプラス
「少し紫がかったモーブピンクは、明るさと透明感を出せる色。カラー剤が抜けても明るくならないので、大人の女性にぴったりです」(鈴木さん)
ペタッとしやすい生え際や分け目の立ち上がりをキープする、3つのコツとは?
【2】ナチュラルな巻き髪で魅せる、こなれ大人ボブ
1本1本がしっかりしているため、うねりが加わると広がりやすいモデルさんの髪質。「全体を長くして髪の重さで広がりを抑えると動きを出しにくいので、ハチから上にレイヤーを入れて収まりをよくしています」(野村さん)
■スタイリング:毛先を1カール外巻きにしてナチュラルな仕上がりに
「もみあげより前にある、顔にかかる髪は動きが欲しいので縦巻きに。ほかの毛先は平巻きの外巻きにして、ちょっと変化をつけて動きを出すのがポイントです」(野村さん)
STEP1:毛先は1カール外巻きに
STEP2:もみあげより前にある髪は縦方向にリバース巻き
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 顔にかかる髪とそれ以外の毛先とで、巻き方を変えて表情をつける
- レイヤーはハチより上に入れて動きを出す
- カラーリングのハイライトとローライトで立体感とツヤ感を演出
「ベースの色より明るい色を入れるハイライトは白髪を目立たなくする効果があります。ベースより濃い色のローライトを入れておくと色が抜けて退色する期間が延びるので、染める回数を減らせるのでお勧めです」(赤松さん)
【3】ローレイヤーで動きをつけた小顔見えボブ
「顎下ラインのボブベースで、表面にローレイヤーを入れて動きを出しています。前髪は頬骨あたりでカットして横に流せるように作ることで、自然と輪郭に丸みが出るように。毛量が多くクセもあるので、自然とサイドにボリュームが出ます。毛量が少なめの方はパーマをかけてもいいと思います」(久住さん)
■スタイリング:サイドパートで分け目をボリュームアップ!
「トップの分け目にボリュームを出したいので、髪を乾かすときは後ろから前に向かって風を当て、分け目を消すことを意識しましょう。最初にこれをしておくと、サイドパートも作りやすいですよ」(久住さん)
STEP1:後ろから前に向かって乾かす
STEP2:アイロンで巻いて動きを出す
STEP3:スタイリング剤で毛先に動きをつける
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 分け目をつけずに乾かす
- ハチ部分はボリュームをおさえてタイトに!
- 毛先は動きか丸みをつける
「とにかく輪郭をストレートに見せないことが大切です。40代は髪が乾燥しがちな方も多いので、保湿力の高いバームタイプやオイルタイプのスタイリング剤で、ツヤと潤いもプラスしましょう」(久住さん)。
【4】レイヤー×パーマで小顔見せ!ふんわり菱形ボブ
落ち着いた中に、抜け感のある色味もポイント。「ベースは暗めのグラデーションカラー。ハイライトを入れつつ、グレージュを上からのせることで、透明感と立体感のある色味に仕上げています。髪を耳にかけるのもオススメ。抜け感が生まれるだけでなく、毛先の明るい部分が見えて、降ろしている時とはまた違う印象を楽しむことができます」(菅野さん)
■スタイリング: 毛先とトップにボリュームを出して菱形を意識!
「タオルドライはしっかりと!髪が濡れていると水分の重みで髪が伸びてしまい、パーマが出にくくなってしまいます。しっかりと水分を取ってからドライヤーで乾かしましょう」(菅野さん)
STEP1: 弱めの風でパーマを戻す
STEP2: 根元も乾かす
STEP3: ヘアクリームを毛先に揉み込む
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- しっかりタオルドライする
- 強風で乾かなさい。パーマを出すときは必ず弱い風力で!
- 根本はふんわりを仕上げる
「ヘアクリームは軽めのものを使用して。重いとパーマが落ちやすく、スタイルを長時間キープすることができません。自然なツヤとニュアンスが出るものを選んでください」(菅野さん)
面長顔はレイヤー×パーマで小顔に!ふんわり菱形シルエットのボブ
「逆三角形」の方に似合うレイヤーボブ【2選】
【1】トップに高さを出した、菱形ショートボブ
■スタイリング:トップを立たせるために分け目とは逆方向にドライヤーをあてる
「トップの髪をふんわり立たせるには、髪の根元を立たせるように毛束を垂直に持ち上げてドライヤーをあてると根元からふんわり立ちやすくなります」(中島さん)
STEP1:分け目とは逆サイドの毛束をとり、真っ直ぐ上に持ち上げてドライヤーを根元にあてる
STEP2:3本のマジックカーラーを分け目をまたぐように頭頂部に巻く
STEP3:ハードタイプのワックスを髪の中間から毛先に揉み込むようになじませる
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 白髪が目立ちやすい部分にハイライトを入れる
- トップをふんわり立たせてボリュームをつくる
- 後頭部を膨らませ、襟足を引き締めて菱形シルエットをつくる
「髪を染めるとき、ベースカラーとより明るいハイライトカラーの2色で染めると立体的に仕上がります。特に白髪が目立ちやすいもみあげ部分、分け目にはハイライトカラーを入れるといいですよ」(kakimoto arms 新宿店 カラースペシャリスト・伊藤もえさん)
たるんだあごのラインが引き締まる!襟足を絞った「菱形ショートボブ」で小顔美人に
【2】シャープな輪郭が和らぐ前下がりショートボブ
「前下がりのベースにレイヤーを入れて、巻いた時に軽い印象になるよう仕上げています。リバース巻きにすることで、前下がりの毛流れの中に後頭部へ流れる毛束が混ざり、全体的に立体感が。360度どこから見ても美しいシルエットになります」(伊藤さん)
■スタイリング: コテを使って後ろに流れる毛束をつくる!
「コテで巻く時は、毛束の中間だけを巻いて。毛先に向けてコテをすべらせるように引き抜くと、ナチュラルな毛流れになります」(伊藤さん)
STEP1: トップをマジックカーラーで巻いてボリュームアップ
STEP2: 髪全体をリバース巻きにする
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- トップをカーラーで巻く時は毛先からしっかりと巻き込む
- 毛束の中間だけをコテで巻く
- 毛先は巻き込まない
「仕上げにバームなどのスタイリング剤をなじませるとツヤやかにまとまるのでオススメです。前髪が長めだとスタイリング剤を顔まわりからつける方が多いですが、それはNG。よく手のひらに伸ばして、後頭部からなじませる。最後に手のひらに余ったスタイリング剤で顔まわりを調整するのが正解です」(伊藤さん)
逆三角顔必見!シャープな輪郭がやさしい印象になる「前下がりショート」
「ベース型」の方に似合うレイヤーボブ【4選】
【1】長め前髪で骨格矯正するニュアンスボブ
「ワンレンベースのグラデーションボブ。分け目を起点に表面にだけレイヤーを入れつつ、毛先に向けてブラデーションを。すると、毛先に丸みが生まれ、収まりのいいスタイルになります」(高橋さん)
■スタイリング: 根元はふんわり、表面はツヤやかに仕上げるのがポイント
「本来の分け目のままドライすると、時間が経つにつれて分け目がペタッと潰れてしまいます。ドライするときは、分け目の逆方向から乾かして根元を立たせることが重要。ふんわり感がキープされて、スタイルの持ちも良くなります」(高橋さん)
STEP1:いつもの分け目の逆からドライヤーを当てる
STEP2: ストレートアイロンでツヤを出す
STEP3: シアバターを髪の内側からつける
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 分け目と逆方向からドライする
- ストレートアイロンはブローするように毛先までスルーさせる
- シアバターは髪の内側や後頭部からつける
「ショートやボブのスタイリングにかなり使えるのがストレートアイロン。ボリューム調整ができるだけでなく、表面のツヤ出し、毛先にニュアンスをつけたいときにもオススメです。このスタイルは髪の乾燥やダメージが目立ってしまうと台無し。ストレートアイロンでツヤを出しつつ、シアバターでみずみずしく仕上げてください」(高橋さん)
長め前髪で骨格矯正!ベース型が理想の卵型になる「ニュアンスボブ」
【2】動く毛先でエラを隠す、軽やかレイヤーボブ
「肩ラインで平行にカットしつつ、ハチ上にだけレイヤーを入れて動きを出したボブベースのレイヤースタイル。レイヤーを入れることで、髪の表面だけ独立して動くように。前にも後ろにも流れる毛束を作ることで、軽やかに仕上げています」(小西さん)
スタイリング:毛先までコテで巻くと古臭い印象になるので注意!
「コテで髪の表面を巻く時は毛先を巻き込みすぎないようにしましょう。毛先にカールがつきすぎると重たい印象になり、頭も大きく見えてしまいます。コテの温度を上げすぎると失敗しやすいので低めの温度でチャレンジしてみてください」(小西さん)
STEP1: 髪の表面にコテで熱を通す
STEP2: ワックスを根元から揉み込む
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- コテで巻く時は毛先を巻き込みすぎない
- 髪の表面の毛束は細かくとって巻く
- ワックスは撫でるようにつけない
「ワックスの量は親指の爪くらいの大きさを意識して。手のひらになじませたら、髪の内側に揉み込むようにつけてください。表面になでつけるようにつけると、ベタッとした印象になるので注意して」(小西さん)
【3】ふんわりボリュームと奥行きのある立体ボブ
「あご下2cmのワンレンボブベース。レイヤーは、髪の内側をメインに入れ、表面は長さを残して低い位置に入れます。パーマは、髪に柔らかさが出るエアウェーブがオススメ。幅広いロッドを使い、内側や襟足はクリッと、表面はトップが立ち上がるようにしています。内側には外ハネをミックスするとおしゃれです」(SHINさん)
■スタイリング:アシンメトリーにして前髪の割れをカバー&表情まで明るく!
「年齢を重ねると、前髪が割れてしまうという方も多いです。解消するには、前髪をカーラーで巻くときに、分け目をまたぐようにすること。さらに、前髪の根元を、流す方向と逆にしておくと自然になじみます。エラは隠すより、片側を耳にかける程度に。アシンメトリーにすると、顔が明るく見えます」(SHINさん)
STEP1:トップは立ち上げながら前へ乾かす
STEP2:前髪とトップをカーラーで巻く
STEP3:ムースフォームでパーマを出す
STEP4:トップやもみあげにワックスでハリを出す
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 最終的に流す方向と逆に根元を持っていき、自然な動きを演出
- 根元に立ち上がりを作って、トップをふんわりと
- 平面的にならないように崩して動きを出す
「パーマで、トップはふんわりと、耳下と襟足は動きが出るようにしてあります。スタイリングでは、それを活かすようにして。ボリュームと動きを出したい部分に、ジェルタイプのワックスをつまむようにつけてから、ドライヤーの熱で水分を飛ばすと、ハリが出てキープできますよ」(SHINさん)。
【4】レイヤーでボリューム感出したミディアムボブ
髪の表面にレイヤーを入れて、ボリューム感を出したミディアムヘア。「ちょうど耳のあたりが膨らむようにしているので、フェイスラインが締まって見えるシルエットになっています。毛先はあえて切りそろえず、ランダムにして動きを出しているのがポイントです」(XELHA 店長・西本 悠さん)
■スタイリング:分け目の位置をずらし、根元から立ち上げてボリュームアップ!
いつもの分け目より、ほんの0.5~1㎝ずらすだけで、根元の立ち上がりが生まれます。「ブローするときは、もともとの髪のクセを利用すれば、時間が経ってもへたりにくくなります」(西本さん)
STEP1:いつもの分け目より0.5~1㎝、外側から分ける
STEP2:分け目部分の毛束をブラシに巻き付け、根元をドライヤー側に押し出しながらブロー
〈まとめ!スタイリングのコツ〉
- 耳のあたりにボリュームをつくって輪郭をシャープに見せる
- 毛先をあえて不ぞろいにカットにして動きを演出
- 分け目をずらして根元に自然な立ち上がりをつくる
「前髪をつくっておくと、若々しい印象になれると同時に、白髪が目立ちにくい効果もあります。40代の女性におすすめのスタイルです」(西本さん)
ぺたっとなりやすい髪は「毛先を不ぞろい」にするとフワッとショートボブに!【40代女性の髪型】
- TEXT :
- Precious.jp編集部