【目次】

【基本】簡単なのにおしゃれなお団子ヘア


1:「若作りなお団子ヘア」に見せない!大人の「シニヨン」

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

さり気なく、シンプル。このふたつの条件を満たす大人のお団子ヘアのポイントは3つ。ひとつめは「お団子をくずしすぎない」、ふたつめは「耳の半分を出して色気を誘う」、そして3つ目が「後頭部に適度なボリュームがある」です。「40代以降は、髪がヘタってしまったりパサつきも気になると思うので、適度なボリュームと毛束の艶を出すために、頭頂部の髪を巻いておくといいですよ。この仕込みをするかしないかで、印象がガラッと変わります。頭の型もきれいに見えますよ」(GARDEN Tokyo トップスタイリスト 本木亜美さん)。

スタイリング前

スタイリング前

<STEP.1>頭頂部の髪をアイロンで巻く

アイロンは32mmを使用。トップの髪をざっくりと取って根元をランダムに巻く。

アイロンは32mmを使用。トップの髪をざっくりと取って根元をランダムに巻く。

<STEP.2>髪を後ろにまとめて後れ毛を出す

髪をまとめる時は手グシでザックリと。耳は半分だけ隠すのがポイント! 後れ毛はもみあげの少し上を、ひとつまみだけ引き出して。

髪をまとめる時は手グシでザックリと。耳は半分だけ隠すのがポイント! 後れ毛はもみあげの少し上を、ひとつまみだけ引き出して。

<STEP.3>ゴムでひとつ結びにする

きっちりまとめすぎないように注意!

きっちりまとめすぎないように注意!

<STEP.4>ゴムを持って左右前後の毛束を引き出す

全方位少しずつ引き出して。

全方位少しずつ引き出して。

<STEP.5>後頭部の髪を引き出して高さを出す

ゴムを持つと引き出しやすい。高さを出すことで頭の型がよく見える効果も。

ゴムを持つと引き出しやすい。高さを出すことで頭の型がよく見える効果も。

<STEP.6>結んだ毛束の毛先をピンで数回に分けて固定する

お団子になるよう、数回に分けて毛束をゴム付近にピン留めする。

お団子になるよう、数回に分けて毛束をゴム付近にピン留めする。

「お団子の位置は、下過ぎず上過ぎない、耳裏あたりを意識しましょう。後れ毛は出しすぎると〝疲れたオバさん風〟になるので、こめかみの上をひとつまみ分だけ出して。後れ毛の広がりやパサつきが気になるときは、ワックスなどをつけましょう」(本木さん)。

「若作りなお団子ヘア」に見えない!大人のシニヨンの作り方6ステップ

2:上品ヘアの定番!若作りに見えないお団子アレンジ「ギブソンタック」

完成

完成

サイド

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バック

バック

お団子ヘアを大人が挑戦するときに気をつけるポイントは?「全体的にきっちりとした印象に仕上げること。後れ毛を出しすぎたり、トップの髪をたくさん引き出してしまうと、一気に若作りなアレンジになってしまいます。きちんとまとめることが、大人の余裕、清潔感、上品さ、優雅さを表現する鍵です」(Cocoon スタイリスト 泰斗さん)。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>髪全体を低い位置でひとつ結びにする

髪の毛は手ぐしでざっくりと集めて。まとめたらゴムで結びます。

髪の毛は手ぐしでざっくりと集めて。まとめたらゴムで結びます。

<STEP.2>ひとつ結びをくるりんぱする

ひとつ結びの中央に穴を作り、結んだ毛先を穴に通してくるりんぱする。

ひとつ結びの中央に穴を作り、結んだ毛先を穴に通してくるりんぱする。

<STEP.3>くるりんぱした毛先を、STEP.2と同じ穴にもう一度通してピンで留める

くるりんぱした毛先を2と同じ穴にもう一度通して、ゴムの付近にピンで留める。

くるりんぱした毛先を2と同じ穴にもう一度通して、ゴムの付近にピンで留める。

<STEP.4>まとめた髪から毛束を引き出す

お団子にした毛束から細かく毛束を引き出す。引き出しすぎると崩れるので、少しゆるっとさせる程度に出すのがポイント。

お団子にした毛束から細かく毛束を引き出す。引き出しすぎると崩れるので、少しゆるっとさせる程度に出すのがポイント。

<STEP.5>こめかみに後れ毛を作る

こめかみの髪をひとつまみして引き出せば完成。

こめかみの髪をひとつまみして引き出せば完成。

「後れ毛はこめかみ部分にだけ作るのがオススメ。さりげなく上品で、色っぽい印象にも繋がります。後れ毛がパサついたり広がっていると、疲れた印象に直結してしまうので、オイルやシアバターをなじませて、みずみずしく仕上げてください」(泰斗さん)。

上品ヘアの定番!若作りに見えない「ギブソンタック」の簡単やり方5ステップ

【応用1】ひと工夫でできるお団子ヘアアレンジ


1:40代でも似合うお団子ヘア「メッシーバン」

完成

完成

サイド

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バック

バック

「メッシーバン」とは、くずれかけたお団子ヘアのこと。ゆるっとルーズに仕上げることで〝こなれ感〟が増すと、ヘアアレンジ好きの女性を中心に話題となっています。「若い世代のメッシーバンは、お団子の位置が高く、後れ毛も多いのが特徴ですが、今回提案するのは〝崩しすぎない上品なメッシーバン〟。お団子の位置を低くするだけでなく、後れ毛をつくらないことで、きちんと感や大人の清楚さを意識したまとめ髪になります」(BEAUTRIUM PENINSULA店 副店長 小山 貴さん)。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>耳半分から上の髪の毛を結ぶ

耳半分の上の髪の毛をざっくりと取ってゴムで結ぶ。

耳半分の上の髪の毛をざっくりと取ってゴムで結ぶ。

<STEP.2>襟足を左右に分けて1の上で結ぶ

襟足は左右に分けてSTEP.1で結んだ髪の上でひとつ結びにする。

襟足は左右に分けてSTEP.1で結んだ髪の上でひとつ結びにする。

結んだ後にキュッと左右に引っ張ると崩れにくくなる。

結んだ後にキュッと左右に引っ張ると崩れにくくなる。

<STEP.3>STEP.1と2のゴム回りの毛を引き出す

結んだゴムを片手で抑えて後頭部の髪を引き出す。後頭部が丸いシルエットになるようしっかりと引き出して。

結んだゴムを片手で抑えて後頭部の髪を引き出す。後頭部が丸いシルエットになるようしっかりと引き出して。

<STEP.4>頭頂部の髪を引き出す

ゴムを持ったまま頭頂部の髪も引き出す。頭頂部に高さとボリュームを出す。

ゴムを持ったまま頭頂部の髪も引き出す。頭頂部に高さとボリュームを出す。

<STEP.5>STEP.2で結んだ毛束をねじりながら、お団子にしてピンで留める

毛束をねじり、毛先をゴムの根元にピンで固定。毛束は2〜3つに分けて、数回繰り返す。

毛束をねじり、毛先をゴムの根元にピンで固定。毛束は2〜3つに分けて、数回繰り返す。

<STEP.6>STEP.1で結んだ毛束もねじってお団子にする

毛束をねじり、毛先をゴムの根元にピンで固定。毛束は2〜3つに分けて、数回繰り返す。

毛束をねじり、毛先をゴムの根元にピンで固定。毛束は2〜3つに分けて、数回繰り返す。

<STEP.7>前髪をアイロンで細かく巻く

アイロンは26mmを使用。前髪が割れないように細かく毛束を取ってワンカールする。

アイロンは26mmを使用。前髪が割れないように細かく毛束を取ってワンカールする。

「お団子をきっちり、きれいにまとめようとすると、ルーズな動きが出にくくお団子も小さくなってしまいます。ある程度ラフに、ザクザクとピンで留めることが成功の鍵です。髪のパサつきが気になるときは、下準備でワックスやトリートメントをなじませると、アレンジしやすくなります」(BEAUTRIUM PENINSULA店 副店長 小山 貴さん)。

40代でも似合うお団子ヘアって?「メッシーバン」のやり方7ステップ

2:低めの位置で「抜け感」お団子ヘア

完成

完成

サイド

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バック

バック

「後頭部に高さを出すと上品な印象になりますが、ざっくりとした毛束感があればカジュアルさもプラスできます。また、低い位置でシニヨンを作ると、老け見えしがちなので要注意。少し高めの位置でつくることで、全体がリフトアップして見えますよ」(MINX銀座五丁目店 副店長 トップデザイナー 河野沙耶佳さん)。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>髪全体にバームをもみこむ

固めのバームを手のひらにのばし、全体にもみこむ。

固めのバームを手のひらにのばし、全体にもみこむ。

<STEP.2>耳の高さで結ぶ

耳の高さで髪をまとめてゴムで結ぶ。襟足はタイトになるように意識して。

耳の高さで髪をまとめてゴムで結ぶ。襟足はタイトになるように意識して。

<STEP.3>毛束を輪っか状に結び、上下に分ける

さらにもうひと結びする際、毛先を抜かず毛束を輪っか状にする。輪っかは上下に分けておく。

さらにもうひと結びする際、毛先を抜かず毛束を輪っか状にする。輪っかは上下に分けておく。

<STEP.4>ピンで留めてシニヨンをつくる

上下に分けた輪っかを、ゴムが隠れるようにピンで留めていく。少量の毛束を、ゴムの結びめの根元に押し込むようにピンを隠しながら留めて。

上下に分けた輪っかを、ゴムが隠れるようにピンで留めていく。少量の毛束を、ゴムの結びめの根元に押し込むようにピンを隠しながら留めて。

<STEP.5>後頭部の毛束を引き出す

シニヨンの根元を押さえながら、後頭部に高さが出るように毛束を引き出す。

シニヨンの根元を押さえながら、後頭部に高さが出るように毛束を引き出す。

「今のファッショントレンドはカジュアルなので、どんなスタイルにも抜け感が必須。そんなラフな雰囲気も、ざっくりとしたシニヨンならつくりやすいはず。流行の首元がつまった服にもぴったりです」(河野さん)。

面長を柔らかい印象に!老け見えしない「シニヨン」アレンジ

3:ミディアムヘアでもできる「ハーフアップ」

完成

完成

サイド

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バック

バック

「毛束をねじっていくと自然と丸まってお団子になります。今回のハーフアップは、その原理を利用しています。ぶきっちょさんでも簡単にできるので、髪のうねりや広がりが気になる日は、ぜひお試しください」と、Rougyのヘアデザイナー、二階堂雪さんはアドバイス。ぶきっちょさんでも失敗しない簡単アレンジのテクニックを教わります。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>アレンジ前に髪全体にワックスをなじませる

髪の根元からもみこむようになじませておくと、毛束のまとまり感が出せる。

髪の根元からもみこむようになじませておくと、毛束のまとまり感が出せる。

<STEP.2>眉尻から上の髪を束ねる

はちの下あたりの髪をひとつにまとめたら、手でしっかり束ねる。

はちの下あたりの髪をひとつにまとめたら、手でしっかり束ねる。

<STEP.3>毛束を手で押さえながら、ひとつまみずつ毛束を引き出す

ペタンコになりがちな頭頂部をふっくらさせるよう、バランスを見ながら毛束を引き出す。

ペタンコになりがちな頭頂部をふっくらさせるよう、バランスを見ながら毛束を引き出す。

<STEP.4>毛束の根元をねじり、アメピンで固定

ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。

ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。

ねじった毛束がほどけないように、アメピンでしっかり留める。

<STEP.5>毛束を2つに分け、その1つを自然に丸まるまでねじり、アメピンで留める

3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。

3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。

3~5回ねじり、自然と丸まったらアメピンで固定する。

<STEP.6>もう一方の毛束も同様にねじって、アメピンで固定

最初のお団子と並ぶように丸めてアメピンで崩れ名内容に固定する。

最初のお団子と並ぶように丸めてアメピンで崩れ名内容に固定する。

<STEP.7>残った髪の毛先が外はねになるように手ぐしで整える

下ろしてある髪の毛先を握るようにして、外はねをつくる。

下ろしてある髪の毛先を握るようにして、外はねをつくる。

「きっちりねじりすぎるとお団子が小さくなります。ルーズにねじって、お団子から遊び毛が出ているくらいがベスト。お団子が大きくなるので、固定するアメピンが目立たなくなります」(二階堂さん)。

ゴムは不要!うねりを押さえて小顔効果も狙える「簡単ハーフアップ」

【応用2】アイテム使ったお団子ヘアアレンジ


1:お団子に「コーム」を差し込むだけの簡単くるりんぱアレンジ

完成

完成

サイド

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バック

バック

「コームを選ぶ時はシンプルで上品なものを選ぶのがポイントです。ゴテゴテとモチーフがついていたり、派手な色のものは40代にふさわしくありません。選ぶものによっては、若作りに見えたり、老け見えを強調してしまう危険もあるので気をつけて」(Ramie GINZA 副店長 寺尾拓巳さん)。今回、寺尾さんが教えてくれるのは、きっちりとまとめたシニヨンにコームをさすだけの簡単アレンジ。定番のアレンジから上級者風の装いになるお手本スタイルがこちらです。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>耳上ラインの髪をひとつにまとめてゴムで結ぶ

耳上の髪を手ぐしで集めて耳の中間くらいの高さで結ぶ。

耳上の髪を手ぐしで集めて耳の中間くらいの高さで結ぶ。

<STEP.2>結んだ毛束に穴を開けて毛先を通す

結んだ毛束を穴に通してくるりんぱする。

結んだ毛束を穴に通してくるりんぱする。

<STEP.3>ゴムを持ちながらトップの毛束を引き出す

結んだ箇所を抑えながらトップの毛束を引き出す。中央付近の毛束を2〜3箇所引き出して。

結んだ箇所を抑えながらトップの毛束を引き出す。中央付近の毛束を2〜3箇所引き出して。

<STEP.4>残りの髪をひとつ結びにして、STEP.2と同様にくるりんぱする

くるりんぱした上の毛束を留めておくとやりやすい。結んだら、中央に穴を開けて毛先をくるりんぱして。

<STEP.5>くるりんぱした耳下の毛束の穴に、上の毛束の毛先を入れる

下のくるりんぱの穴に下から指を通して、上の毛束を掴むとやりやすい。

2回にわけたくるりんぱのできあがり

2回にわけたくるりんぱのできあがり

<STEP.6>上の毛束と下の毛束の毛先をまとめてゴムで結ぶ

上下の毛束がバラつかないように結んで。

上下の毛束がバラつかないように結んで。

<STEP.7>結んだ毛先を上のくるりんぱの穴に収める

上のくるりんぱの穴に入れてお団子にする

上のくるりんぱの穴に入れてお団子にする

<STEP.8>収めた毛先をピンで留める

うまくまとまらない場合はピンで数カ所留めても◎。お団子になるよう固定する。

うまくまとまらない場合はピンで数カ所留めても◎。お団子になるよう固定する。

お団子のできあがり

お団子のできあがり

<STEP.9>最後にコームを上から差し込む

お団子の上から根元に向けてコームを差し込めば完成。

お団子の上から根元に向けてコームを差し込めば完成。

「髪を上下に分けて作ったダブルくるりんぱをひとつにまとめてお団子にし、その上からコームを差し込むだけ。お団子にしただけでも様になりますが、品のあるコームを差し込むだけで印象がエレガントに。こなれ感のあるアレンジ上級者風の仕上がりになります」(寺尾さん)。

お団子にコームを差し込むだけ。上品さと色気を併せ持つ、簡単くるりんぱアレンジ

2:「マジェステ」を足してもOK!ゆるさを残したお団子ヘア

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「シニヨンの場合、きっちりまとめ過ぎてしまうと老けた印象になることも。後頭部の髪をゆるっと引き出したり、こめかみの後れ毛を残すことで、今っぽい、こなれ感のある印象に仕上がります」(GARDEN Tokyoトップスタイリスト 本木亜美さん)。

<STEP.1>スタイリング剤を髪全体になじませる

スタイリング剤はバームやクリームなど柔らかいテクスチャーでツヤの出るものを使用。全体のボリュームを抑えることでまとめやすくなる。

スタイリング剤はバームやクリームなど柔らかいテクスチャーでツヤの出るものを使用。全体のボリュームを抑えることでまとめやすくなる。

<STEP.2>お団子をつくる

髪をざっくりとまとめて襟足付近の下めの位置でお団子にする。

髪をざっくりとまとめて襟足付近の下めの位置でお団子にする。

毛先は抜けきらない状態で結んで。

毛先は抜けきらない状態で結んで。

<STEP.3>後頭部の毛束をランダムに引き出す

表面の髪ではなく、内側の髪をつまんでランダムにゆるめるのがポイント。後頭部に丸みをつくるイメージで引き出して。

表面の髪ではなく、内側の髪をつまんでランダムにゆるめるのがポイント。後頭部に丸みをつくるイメージで引き出して。

<STEP.4>残しておいた毛先をお団子に巻きつける

毛先をねじりなら、お団子に巻きつけるときれいに仕上がる。

毛先をねじりなら、お団子に巻きつけるときれいに仕上がる。

<STEP.5>巻きつけた毛先をゴムの中に入れ込む

毛束を結んでいたゴムの中に、巻きつけた毛先を入れて固定する。毛先が広がる場合は、さらにピンで留めると◎。

毛束を結んでいたゴムの中に、巻きつけた毛先を入れて固定する。毛先が広がる場合は、さらにピンで留めると◎。

<STEP.6>耳元の毛束をゆるめる

お団子の根元を抑えながら、もう片方の手で耳元の毛束を引き出す。耳の半分が隠れるくらいゆるませて。

お団子の根元を抑えながら、もう片方の手で耳元の毛束を引き出す。耳の半分が隠れるくらいゆるませて。

<STEP.7>こめかみの後れ毛を引き出してスタイリング剤をなじませる

後れ毛がパサついていると疲れた印象に。ツヤとまとまりを与えるのが正解。

後れ毛がパサついていると疲れた印象に。ツヤとまとまりを与えるのが正解。

「後頭部の毛束をゆるめるとクセやうねり、髪表面のホワつきが目立ちにくくなるので、この時期はしっかりとゆるめましょう。ゴムはシリコンゴムではなく、太く大きいヘアゴムを使用すると仕上がりが安定します。お団子をつくるときに、毛先をあえて逃すとこなれ感がさらにアップ。無造作に仕上げることで、大人らしい涼しい印象になれます」(本木さん)。

【美容師直伝】驚くほど簡単にできる、梅雨時期に重宝する「シニヨン」

3:「ピン」を使っておしゃれかつ崩れにくいアレンジ

完成

完成

サイド

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バック

バック

まとめ髪にすると頭頂部がペタッとしがち。そんなお悩みを解消してくれるのが、Doubleのヘアスタイリスト、西川綾さんが教えてくれるヘアアレンジ。「髪を束ねたら、その根元から後頭部を中心に毛束をつまみ出します。つまみ出した毛束の効果で頭頂部がふんわりボリュームアップするので、寂しい印象にはなりません。無造作ヘアは、ともすると『疲れ切ったオバサンヘア』に見えてしまうことも。パーマをかけておくと毛先に動きが出るので、ただ束ねるだけで無造作風になります」。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>髪をひとつに束ね、ゴムで留める

襟足付近の低い位置で束ねるのがポイント。

襟足付近の低い位置で束ねるのがポイント。

<STEP.2>束ねたゴムを抑えながら、後頭部から毛束をひとつまみずつ引き出す

後頭部に丸みをつくるイメージで、全体的にバランスよく引き出すこと。

後頭部に丸みをつくるイメージで、全体的にバランスよく引き出すこと。

<STEP.3>束ねたゴムを抑えながら、毛束を毛先からねじる

毛束の毛先を持ってねじっていくと、毛束がまとまってお団子になる。

毛束の毛先を持ってねじっていくと、毛束がまとまってお団子になる。

<STEP.4>束ねたお団子の根元をゴムで固定

お団子を最初に固定するのはピンではなくゴム。お団子の根元を束ねるようにゴムで固定。

お団子を最初に固定するのはピンではなくゴム。お団子の根元を束ねるようにゴムで固定。

<STEP.5>お団子と後頭部の髪をすくいながら、ピンで留める

お団子の根元にピンを通すと、崩れにくくなる。

お団子の根元にピンを通すと、崩れにくくなる。

「ストレートな髪の方は、アレンジの前にカールアイロンで毛先をランダムに巻いておくと、ニュアンスのある後れ毛がつくれますよ」(西川さん)。

崩れない「お団子ヘア」の作りかた|オバ見えしないポイントとは?

4:後ろ姿も華やかな「デフトバン」アレンジ

完成

完成

サイド

サイド

バック

バック

「毛量があって、うねりやすい方には【シニヨンスタイル】がぴったりです。ピンを使わずにアレンジできるので、まとめ髪が苦手…という方でも気軽に楽しめると思います」(KAYAK by HONEY デザイナー 小室里奈さん)。

アレンジ前

アレンジ前

<STEP.1>カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする

このときアイロンを寝かせず、立てて巻くこと。

このときアイロンを寝かせず、立てて巻くこと。

<STEP.2>サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする

毛先を1カール内巻きにする。

毛先を1カール内巻きにする。

<STEP.3>髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる

両手のひらにヘアクリームを広げ、2等分した毛束をねじると、なじませやすい。

両手のひらにヘアクリームを広げ、2等分した毛束をねじると、なじませやすい。

<STEP.4>耳たぶあたりにゴムがくるように1つに束ねる

ゴムをきつく留めず、最後のひと巻き分のゆとりを残しておく。

ゴムをきつく留めず、最後のひと巻き分のゆとりを残しておく。

<STEP.5>毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す

1つに束ねたゴムを広げ、そこに毛束の毛先10cmほどを通す。

1つに束ねたゴムを広げ、そこに毛束の毛先10cmほどを通す。

<STEP.6>ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する

束ねた部分を半回転させて、毛先が結び目の下になるようにする。

束ねた部分を半回転させて、毛先が結び目の下になるようにする。

<STEP.7>毛先を2等分にする

2つに分けた毛束の毛先を左右それぞれの手に持つ。

ふたつに分けた毛束の毛先を左右それぞれの手に持つ。

<STEP.8>ふたつに分けた毛束を交差させる

ちょうど結び目の上で交差させること。

ちょうど結び目の上で交差させること。

<STEP.9>交差した毛先を留めるようにゴムで巻く

毛先がばらけないようにゴムで留めること。

毛先がばらけないようにゴムで留めること。

<STEP.10>デフトバンの中央の穴にお団子を通す

布にワイヤーが入ったデフトバンにお団子を通して、デフトバンの端を持つ。

布にワイヤーが入ったデフトバンにお団子を通して、デフトバンの端を持つ。

<STEP.11>デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える

お団子を留めたゴムを隠すように、デフトバンを巻き付けること。

お団子を留めたゴムを隠すように、デフトバンを巻き付ける。

「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(小室さん)。

40代に似合う【大人のシニヨンスタイル】ピンを使わない&野暮ったくならないアレンジをご紹介!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。