膝下には、前側に「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」後ろ側に「腓腹筋(ひふくきん)」「ヒラメ筋」があり、これらの筋肉の使い方が偏ると、疲労がたまりやすい。そして硬化して衰えた筋肉はポンプ機能がうまく働かず、水分がたまり、むくみを引き起こします。
そこで、注目したのがふくらはぎにある「腓腹筋(ひふくきん)」と「ヒラメ筋」の2つの筋肉を念入りにほぐすこと。滞った血行とリンパの流れを促進し、軽〜い力でむくみを解消することができます。
また、ふくらはぎだけでなく、リンパ節がある膝裏の詰まりも解消しておくこともポイントです。放置しておくと悪化するいっぽうなので、このメソッドを覚えてこまめにケアしましょう。
ふくらはぎのむくみをスッキリさせる、筋肉ほぐしメソッド
■Step1:ふくらはぎの硬くなっているところを探す
両手でふくらはぎをしっかりと捉えて、凝って筋肉が硬くなっているところを探します。硬くなっているのは、老廃物が滞っている証拠。硬いというのがわかりづらい人は、押すとイタ気持ちいいと感じるところを捉えましょう。
手の形は両手の指4本をそろえ、筋肉に食い込ませるように行って。
■Step2:つま先を上げ下げして深い部分をほぐす
ふくらはぎを手でしっかりと捉えたまま、つま先を上げ下げしましょう。これを20回。こうすると、力を使わずにして、ふくらはぎの筋肉の深い部分をしっかりとほぐすことができます。
■Step3:膝裏を4本の指でとらえ、プッシュする
膝を立てて、膝の裏側の硬いところ=リンパ節の詰まりを、4本の指でとらえてプッシュしほぐします。ここが詰まっていると老廃物が流れず、せっかく解消してもすぐにむくんでしまうので、忘れずに行って。
【まとめ|ふくらはぎのむくみをスッキリさせる、筋肉ほぐしメソッド4か条】
1.ふくらはぎには複数の筋肉があり、使い方が偏ると、太くなったり疲労がたまりやすくなる。
2. 硬化して衰えた筋肉はポンプ機能がうまく働かない。水分がたまり、むくみを引き起こす。
3.ふくらはぎにある「腓腹筋」と「ヒラメ筋」を念入りにほぐすことで滞った血行とリンパの流れを改善。
4.ふくらはぎだけでなく、リンパ節がある膝裏の詰まりも解消しておくことも重要。
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以上、ふくらはぎのむくみをスッキリさせる、筋肉ほぐしメソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は9月7日の更新です。お楽しみに!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子