【目次】
透明感のある肌にするには?
■正しい生活習慣で肌をトーンアップさせる
できてしまったシミを消すには、一体どうすればいいのか? ひとつは、そこにフォーカス(注目)させないこと。顔全体がくすみのない明るい肌でいれば、自然とシミに目がいかなくなります。
肌をトーンアップさせるには、透明感があることがポイント。そのために具体的に必要なのは、肌に汚れを残さないこと、保湿を十分にすること、代謝を良くすること。透明感ある肌を保つには、睡眠、マッサージ、食習慣を見直し、すべてをバランスよく習慣化することが大切です。
ただ、初めからすべてを一度に行うのは、なかなか難しいですよね。その場合、何から始めてみればよいのでしょうか?
「まずやるべきことはレコーディングです。ノートに何気ない自分の習慣を記し、見直すことから始めてみましょう! そのあと、自分がまずやりやすいのは、マッサージなのか、生活習慣を正して上質な睡眠をとることなのか、食生活なのかと考えます」(朋原さん)
シミを消したいなら、まずは肌がトーンアップすること! 効果なクリームを買う前に、肌にいい行動を習慣づけましょう。
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透明感のある肌に導く食べ物【5選】
【1】赤いお肉
ビタミンCたっぷりのフルーツや野菜も大事ですが、実はそれと同じくらい大事な栄養素があります。それは鉄、特にヘム鉄です。鉄が、シミの原因となる活性酸素をやっつけてくれます。ヘム鉄というのは、ほうれん草やプルーンなどに入っている非ヘム鉄ではなく、肉やレバーに入っている鉄。吸収量や量が全然違います。
皮膚の代謝を上げて、できてしまったシミを早く追い出すことも大切。新しいキレイな皮膚をどんどんつくって、シミの溜まってしまっている古い皮膚を追い出してしまいましょう。
それには、タンパク質、ビタミンB、亜鉛、ビタミンD、ビタミンAが最低限必要なのだそうです。これらが全部入っており、いちばん効率的なのが「赤いお肉」。そして、ヘム鉄を摂るならレバーが最もおすすめ。
赤ければ赤いほど、栄養がギュッと詰まっています。霜降りやバラやカルビよりも、赤身のお肉を選んでください。
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【2】アジ
アジはオメガ脂肪酸がたっぷり。肌の代謝を促してくれるので、透明感のある美しい肌をキープ。女性ホルモンを整え、美肌をサポートしてくれます。小~中型のアジは5~7月が旬! 脂のりが良く、旨みもたっぷりなので、ぜひおいしい季節に味わってみてくださいね。
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【3】トマト
「トマト」は、リコピンが多く含まれます。リコピンは、トマトの赤色の色素成分のこと。強力な抗酸化作用があり、βカロチンと比べると約2倍のパワーがあると言われています。紫外線で生成されるメラニンを消してコラーゲンを生成するので、気になるシミやシワを防いで美肌効果を発揮します。
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【4】たまねぎ
たまねぎは新陳代謝を促す硫酸アリルがたっぷり。この成分はデトックス効果が高く、毒素を体外に排出してくれるので、たまねぎは毎日の食卓に取り入れたい一品です。肌荒れやニキビの原因となる毒素も、外に出してくれるので美肌効果を期待できます!
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【5】大根
フードコーディネーター・惣菜管理士(今回のレシピ作成・スタイリング担当)
冬野菜の定番大根は、消化酵素ジアスターゼがたっぷり。新陳代謝を良くして、美肌効果を期待できます。また、大根はビタミンCも豊富!コラーゲン生成をサポートして、肌のハリを保ちます。メラニン色素を抑制して、美白効果に繋げるなど肌に嬉しいことだらけ。
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肌に透明感を与えるサプリ&ドリンク【2選】
【1】ポーラ「ホワイトショット インナーロック リキッド IXS」
【2】コスメデコルテ「ホワイトロジスト オーバーナイト インナー プラス」
【1】ポーラ「ホワイトショット インナーロック リキッド IXS」
透明感をあの手この手で速攻サポート
メラノサイトの塊を解体すべく、色ムラを徹底攻略。別名ブラジル人参のパフィアエキス、カベルネ・ソーヴィニヨン果汁とビタミンC、酵素処理ルチン、ベニバナの花などから抽出した成分を配合した特許取得健康食品。すっきりとした味わいでとても美味。1日1本を目安に、できれば毎日続けて。
【2】コスメデコルテ「ホワイトロジスト オーバーナイト インナープラス」
睡眠の質にも着目
配合成分は睡眠の質に関わるテアニン、抗酸化効果で知られるブドウ種子ポリフェノール、血行促進効果が期待できる黒コショウ抽出物、腸内環境を整えるビフィズス菌、バリア機能に関わるパインセラミドなど。全方位で働くタブレットは、10日間で結果が。1日4粒を目安にどうぞ。
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透明感を上げるスキンケア方法【2選】
【1】化粧水1本を1週間で使いきるローションパック
【1~3日目】角層を「水」で満たすための集中ヒタヒタ漬けで、朝も夜もひたすらローションパックを
<STEP.1>呼び水のためのローションを少しとる
・肌に少し水分があったほうが、次に行うローションパックの浸透がよくなるので、1円玉くらいの少量のローションを手にとっておく。
・一度にローションをたくさんとっても、肌には入っていかないので、少量でまずは十分!
<STEP.2>ローションを「サーキュレーション塗り」
・手にとったローションを手のひら全体にのばし、顔の中心から外側に向かって大きく動かし、マッサージするような感覚でのせていく。すると角層がほぐれ、よりローションが浸透しやすくなる効果が。
・ただし、このとき、肌をこすらないように気をつけて。
<STEP.3>コットンの四隅までしっかりとヒタヒタに!
・いよいよローションパックへ。6×8cmくらいの大判コットンに、四隅までヒタヒタになるくらい、しっかりとローションをとる。
・コットンを手に持ったとき、指が透けるくらい、裏まで浸っているのが目安に。ただローションが垂れることがあるので注意して。
<STEP.4>コットンを薄く4枚に割いてスタンバイ
・1枚のコットンをまず2枚に割く。次に、その2枚をさらに割き、全部で4枚になるように準備する。
・4枚に割くとかなり薄くなるけれど、薄いほうが肌にピタッと密着して剥がれにくくなるというメリットが。
・貼り終えたら、手のひらで押さえて密着させておく。
<STEP.5>顔全体に割いたコットンをのせていく
・朝はコットン1枚分を割いた4枚を両頬、額、あご、鼻筋に。
・夜はもっとしっかり角層に水を入れるため、コットン2枚を8枚に割き、朝の状態に、さらに重ねて全顔を覆うようにのせる。
・朝は5分、夜は10分それぞれおく。
・途中でコットンが乾いてきたら、随時ローションを足すのを忘れずに!
・ パック後は、美容液などの通常のケアを行ってください。
【4~7日目】角層を「水」で満タンにする仕上げのダメ押し漬けで、夜のみローションパックを継続!
朝<STEP.1>1回分を少量に分けて地ならしを
・ローションの適量は、よく500円玉大といわれるものの、1回でその量は肌に入っていきにくいことも。
・そこで、1円玉大ずつの少量を3回くらいに分けて塗ると、結果的に500円玉大の全量が肌に入っていきやすくなります。ローションは分けて入れ込むと覚えておきましょう。
朝<STEP.2>「サーキュレーション塗り」で角質をほぐしつつ入れ込む
・手にとったローションを手のひらにのばし、前述の「サーキュレーション塗り」の要領で、内側から外側へ大きくなじませる。
・手のひら全体でなじませると、硬くなったキメがほぐれやすくなり、肌に水が入りやすくなります。
・1円玉大のローションを約3回分、手のひらで入れ込んでいきましょう。
朝<STEP.3>最後は、パッティングをしながら肌を鎮静
・ローションを約3回に分けて入れ込んだら、最後に手のひらに丸みをつけ、指の第一関節のみを使い、フェイスラインを中心にパッティングしていきます。
・手に丸みをつけることで肌に風が送られ、肌が冷えて鎮静させることが可能に。その後は、美容液などの通常のケアを行います。
夜<STEP.1>夜のみ、1~3日目と同様のスペシャル貼りでパック!
・朝は時間がなくとも、夜はリラックスしながら、角層に水分をため込ませて。
・1週間の後半の夜は、ローションパック+通常ケアを続けていきましょう。
・化粧水1本を使いきると、肌はやわらかさが増し、透明感もアップすること間違いなし。
・キメがふっくらとし、化粧くずれも激減するはずです!
化粧水「1本を1週間で使いきる」ローションパックで美肌になれる!詳細テクニック
【2】ピーリングケアを取り入れるのもひとつの手
くすみが気になるようであれば、ピーリングケアを取り入れるのも一案です。肌がくすんでいる原因はさまざまですが、医学的に言うくすみは、角質層が厚くなったことによります。これは、加齢にともないターンオーバーの速度が落ちてしまい、古い角質細胞が肌の表面にたまって、くすんで見えるためです。
1週間に1〜2回ピーリングケアをすることで、ターンオーバーが活発になり、肌の弾力がアップし、透明感につながります。また、コラーゲンを増やす効果もあります。ピーリング後は十分に保湿するようにしましょう。
「ピーリングケアで、肌の古い角質細胞を取り過ぎるのはNGです。くすみの原因は、肌の角質層が厚くなったことだけではありません。効果がないからと言って何度もピーリングケアをすると、かえってくすんでしまったり、もともとあった肝斑(かんぱん)が悪化してしまうことも。自分の肌の状況を判断できない場合は、医師に相談しましょう」(飛田先生)。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部