お正月は家でゆっくり過ごす人が多く、運動不足で消費カロリーが大幅にダウンしがち。それなのに、ひたすら食事やデザートを食べ続けてしまい、ウエストがきつくなってしまうという悪循環に…。そんなお正月太りが定着する前にやっていただきたいのが、お腹の脂肪やセルライトを効率良く解消する、村木さんのメソッド。

一般的には、手で脂肪をぐいぐいもみほぐすのが王道の手法ですが、この場合、手が疲れるから面倒と感じて、なかなか継続しづらいのが難点。

この村木さんのメソッドは、寝ながらできて簡単。気になるところを手で掴む、そして足を揺らす。これだけで溜まった脂肪や老廃物の代謝を促進してお腹周りがかなりスッキリします。さらに腸の働きを活性化する効果もあるので、お正月太り対策に限らず、ぜひ習慣化したほうがよさそうですよ!

 
村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらきひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。2019年12月には、自身が50年の人生を通して確立した「美」や「健康」に対する考え方・習慣をまとめた待望の新刊、『おとなの美人習慣』(KKベストセラーズ)が発売中。Instagram
体験者:長尾優子さん
(44歳・サービス業)
(「お腹をつかんで足を揺らすだけなのに、すごく効いている感じがします。脂肪がつぶれて小さくなっていくようなイメージでやるといいかも。脂肪&セルライトケアだけでなく、腸の動きがよくなるというのもうれしいですね!」

 お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージ

■Step1:脂肪が気になるところをつかみ、脚を揺らす

仰向けになり、脚を閉じて膝を立てる。そして両手で脂肪が気になるところをつかむ。このとき奥の筋肉を捉えるように深いところをつかむのがコツで、息を吐きながら膝を左右に小刻みに揺らす。これを10往復。

奥の筋肉を捉えるように思い切ってガシッとつかむのがコツ。凝り固まっている筋肉がほぐせて歪み解消に。
奥の筋肉を捉えるように思い切ってガシッとつかみましょう。凝り固まっている筋肉がほぐせて歪み解消にも。

■Step2:おへそ周りを中心に時計回りに7か所行う

丸で示したところをつかんで、脚を左右に揺らしましょう。おへそ周りはリンパが集中しているので、ここに刺激を与えると血行が良くなり、代謝がアップする効果あり。

丸で示したところ以外にも、気になるところがあれば併せてケアをしましょう。
丸で示したところ以外にも、気になるところがあれば併せてケアをしましょう。

■Step3:動いた老廃物を鼠径部(そけいぶ)のリンパ節に流す

老廃物を巻き込んで厚くなった皮下脂肪がほぐれるので、老廃物が動いて流れやすい状態に。そこで腹部に手のひらを当てて、動いた老廃物を鼠径部のリンパ節に向かって流しましょう。

力を入れる必要はなく、さする程度でOK。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。
力を入れる必要はなく、さする程度でOK。このとき息を止めずにゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。

【まとめ|お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージ4か条】
1.三が日は運動不足なうえに、食べる量が多くなる…これが正月太りの原因。
2.皮下脂肪が定着してしまう前に、脂肪や老廃物を排出するマッサージがおすすめ。
3.指でお腹の脂肪をつかんだまま脚を左右に揺らす方法なら、効率良くもみほぐせる。
4.深いところの筋肉をとらえるようにガシッとつかむのが秘訣。これでお腹周りがすっきり!

以上、お正月太りを解消する、お腹つかみマッサージを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は1月11日の更新です。お楽しみに!

この記事の執筆者
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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子