【目次】
- 【1】血色感「ベージュ」で上品+モードに見せるオフィス映えメイク
- 【2】お疲れ顔を払拭!オフィスの「メイク直しテク」
- 【3】「ヌーディメイク」でピンクの装いが似合うオフィス映えメイク
- 【4】「ディープグリーン」で浮かずに目力UPが叶う、オフィス映えメイク
【1】血色感「ベージュ」で上品+モードに見せるオフィス映えメイク
大人の新・ベージュメイクのポイント<2POINT>
品格、知性、清潔感を大切にしたい仕事メイク。とりわけ肌なじみがよくナチュラルに仕上がるベージュメイクは、多くのキャリア女性にとっての「定番」です。その一方で働き方が変わった今、仕事スタイルは、よりいきいきとした個性を表現する時代に。ジャケットに匹敵するアイテムとしてジレやブルゾン、端正なタイトスカートに並んで、しなやかに揺れるワンピースなどリラックスしたモード感や軽やかな躍動感のある着こなしが新定番です。加えてこの春は、質感でメリハリをつけたワントーンコーディネートがトレンドの主役。合わせるメイクも、アップデートが必須!ワントーンコーディネートにエッジの効いたアクセントを添え、印象を引き締める目元メイクがポイントです。「シンプルなベージュのアイメイクでは、メリハリ不足で元気がない寂しい顔になりそう。血色感のあるアイカラーでポジティブな生命力を表現したいわ」とマダム・プティさんは語ります。
マダム・プティさんの注目カラーは、光を受けて繊細に煌めき、まぶたの自然な丸みを際立たせる細かいパール感のある赤みベージュ。この色が含まれたアイカラーパレットが、仕事用メイクの新定番です。一見すると冒険的に見えても、シアーな発色で使いやすく計算され尽くしているのが、今のコスメならでは。「ブランドが提案する順番どおりに使うだけでなく色をミックスしたり、重ねたりしてもきれいに調和。自分らしさを自由に表現できるのが魅力ね。目元の質感をリンクさせた透明感のある艶を帯びた血色チークとリップを合わせれば、上品さもモード感も備えた、オフィス映えする旬顔メイクの完成よ!」(マダム・プティさん)。
<POINT.1>いきいきと生命力溢れる目元は、オレンジの効かせ方がポイント
アイホール全体にaの1をのせてまぶたの立体感を引き出す。2をアイホールより広めに重ねることで目を大きく、印象的に。さらに目の際に4を細いライン状に入れて自然に引き締める。下まぶたは目頭側から瞳の中央まで1、中央から目尻に向けて3を。目尻側にメタリックな煌めきで明るさを足すことで、目元がリフトアップする。
<POINT.2>スフレマットとシアー感のメリハリで骨格を際立たせて
チークは内側から血色が浮かび上がるようなセミマットなコーラルカラーbを頬骨に沿って勾玉状に入れる。目元の血色感と自然につながってフェースラインの下垂を補正。cのリップは、目元が印象的なぶん、色は引き算。みずみずしいニュートラルベージュでナチュラルな立体感のある唇に。
【新定番・ベージュメイク】に使用したコスメアイテムはこれ!
春の新しい洋服を買ったら…メイクもアップデートが必須!【新定番・ベージュメイク】を美容エキスパートが解説!
【2】お疲れ顔を払拭!オフィスの「メイク直しテク」
プレゼン前にもおすすめ!疲労感をカバーするメイク直しのポイント<3POINT>
華やかなシーンにこそ映える! と思っていたメイクやリタッチが引き起こす大惨事…。「疲れて見える」「老けて見える」「昔の顔」には理由あり。メイク崩れによる「クマ」や「ゴルゴライン」の浮かび上がり、疲労顔を解消するリップ&チークの塗り方をご紹介します。
<POINT.1>「オレンジコンシーラー」で肌の粗をオフ
社内プレゼン前に、疲労や睡眠不足の痕跡は消去する
睡眠不足や疲労で現れるクマ、下まぶたのたるみの影=ゴルゴラインは、ギスギスして見えるので、メイクの力で消去すべき。とはいえ、パウダリーファンデーションやベージュのコンシーラーではグレーに濁り、悪目立ちするだけ。クマやゴルゴラインを消すには、補色となるオレンジのコンシーラー一択です。加えて乾燥でパサパサ状態の下まぶたなので、保湿ジェル下地で潤いを仕込むことも大人には必要です。そして、色選びと同じくらい、コンシーラーをのせる位置も重要。下まぶたの際にものせてしまうと、まつ毛の根元に色が溜まりやすいので要注意。正解はゴルゴラインが現れる涙堂の下ラインの目頭から目尻にかけて、チップでチョンチョンと3か所、直径7mmくらいのサイズで点置きを。範囲を広げすぎず、指でトントンとなじませ、指紋を残さない、のが正しい取り扱い方です。
薄づきで軽やかな質感、ヨレにくい伸縮性が条件
社内プレゼンで、どんよりと疲れた目元で訴えても「覇気のなさそうなこの人に任せていいのか…」と周りを不安にさせてしまうことも。逆に目の下がふっくらと明るいと、好感度の高いクールで知的な印象に。疲労感、老け感を払拭するオレンジコンシーラーを活用すれば、社内プレゼンの説得力が増すはずです。ただし、乾いた下まぶたにいきなりコンシーラーを塗ると、たとえクマは消えても、ゴルゴライン=深いシワをくっきりと目立たせてしまうので潤いの仕込みは必須。とはいえ油分が多いものはヨレにつながるので、みずみずしいジェル下地が適任で好感度の高いふっくら感が生まれます。また、目の下は厚塗り感が出やすい、ヨレやすいという難所。選ぶべきオレンジコンシーラーは、薄づきで軽やかな質感、瞬きに耐えうる伸縮性に優れていることが条件です。
メイク崩れによる「クマ」や「ゴルゴライン」の浮かび上がりの解決法とは?色補正効果で透明感が復活
<POINT.2>マルチアイテムで午後に向けて「頬・唇」を補正
10秒で疲労顔を解消!チーク&リップのマルチアイテムでおてもやんにならないベストな手順
効率のいいリタッチが叶い、疲労印象を払拭できるリップ&チーク。でもチークとしてのせる量の加減が難しい、とうまく活用できていない人も。いきなり頬にチョンと色をのせるのはムラづきしたり、おてもやん状態に。唇にトントンとなじませて、その指に余った量を頬にのせるくらいがほんのりとした血色感になってちょうどいいのです。
メイク崩れによる「クマ」や「ゴルゴライン」の浮かび上がりの解決法とは?色補正効果で透明感が復活
<POINT.3>しわを消しつつ、滲んだ「パンダ目」をリタッチ
ランチミーティング前にチェックを。黒い下まぶたを美しくリタッチ
日中のメイク崩れで最も気にするべきはマスカラのにじみ。クマと重なり黒々としたパンダ目の状態でランチミーティングに臨むのは、コミュニケーションにも支障が…! マスカラのにじみの原因は砂漠化したオフィスで目が乾き、無意識に目をこすることもそうですが、主な原因はアイクリームやファンデの油の付着によるもの。PC作業などのデスクワークでは、うつむいていることが多く、瞬きのたびにまつ毛が下まぶたに当たる→油が付着する→マスカラが剥がれてにじむ…ということに。パンダ目の修復でいきなり指やティッシュでぐいっと拭き取る…。これは新たなシワをつくるのでNG。大人の目元は想像以上にデリケートだから、まずはアイケア美容液をのせて汚れを浮かせてから拭き取ること。そして半練りのファンデーションを指ではなく、綿棒でサッとなじませれば修正は完璧。乾きすぎずサラリとした下まぶたになるので、二度とにじみも起こりません。
PC作業が引き起こす「パンダ目」の解決方法とは?シワを消しながら、最速でレタッチする方法
【3】「ヌーディメイク」でピンクの装いが似合うオフィス映えメイク
大人が淡いピンクを着こなす場合、凛とした意志と自然体の女らしさが両立したメイクが理想的。肌から浮かずクールな美意識を表すグレイッシュトーンの目元がポイントに。きれいなピンクを着るときめきを大切に、メイクの色は控えめに。ただし、単純なベージュメイクでは、大人の迫力も季節感も表現しきれません。そこで、グレーみを帯びた辛口ベージュと、日差しに映える艶感でヌーディメイクを再解釈。光と影で表現したクール&ナチュラルな目元を主役に、ヘルシーな夏肌を表現するチークとこなれ感のあるピンクベージュのリップを。かわいらしさと意志を備えた大人の女性らしい着こなしを叶えます。
軽やかなオフィスメイクのポイント<3POINT>
<POINT.1>色と質感を重ねて「クールな陰影」を表現
アイホールの目尻側3分の2に、ベージュブラウンのアイカラー(A)をのせて上まぶたを自然にトーンアップ。アイライナーで目の際から目尻側に向かって太く、8mmほど長めに引いたらダークブラウンのアイカラーを細幅に重ねてAとなじませる。パールホワイトのアイカラーをアイホールの目頭側3分の1にのせて輝きをプラス。
<POINT.2>上まぶたに調和するように下まぶた全体にも「艶を足す」
艶やかな陰影のある上まぶたに調和するように下まぶた全体にも艶を足して統一感をもたせる。艶ベージュのCを涙袋の部分に入れると、肌になじみながら目元に自然な立体感を生み出し、目の縦幅も横幅も大きく見せられる。
<POINT.3>チークでナチュラルな「血色感」を演出
チークを乗せて指の腹で溶け込ませるようになじませる。位置は、黒目の下から頬骨に沿ってこめかみの手前までオーバル形に。いきいきとした血色感と共に立体感を演出できる。
【シルバーが効いたオフィス映えメイクの完成】
「きょうはピンクを着る!」日の “洗練メイク術” オフィスで浮かずに夏映えさせるには?
【4】「ディープグリーン」で浮かずに目力UPが叶う、オフィス映えメイク
グリーンと聞くと派手なイメージをもたれるかもしれませんが、実は黄みが入っているので、日本人の肌になじみやすく、浮きにくいという特徴があります。しかも、深みのあるグリーンなら、落ち着いた印象になるうえ、目元を引き締める効果もしっかりとあり、きちんと目力がアップします。また、黒よりもニュアンスが出るので、人の視線を惹きつける効力も。目の際全体に引いてもいいのですが、カラーアイライナーに抵抗のある場合は、まず黒目の上から目尻までの範囲にラインを引くだけでも、目元の印象が変わるので、怖がらずトライしてみて。
目力UPを叶えるメイク<3STEP>
<STEP.1> 黒のライナーで目頭から黒目まで
<STEP.2>ディープグリーンは黒目上から目尻まで
<STEP.3>目尻は綿棒でぼかして自然に
きちんと目力がアップする!黒に替わる「ディープグリーン」のアイライン、引き方3ステップ
- TEXT :
- Precious.jp編集部