【目次】
肌の水分量を上げるスキンケア方法【4選】
【1】化粧水は1.5倍!スキンケアは「ミルクレープ式」に惜しまず使う
大人になればなるほどスキンケアにもお金をかけた方が良いと思われがちだけど、それよりも大事なのは「量」と「重ねづけ」。たとえば化粧水なら1.5倍は使った方がいいそうで――。「高いものをちょっとだけ使うくらいなら、少しランクを下げてもたくさん使う方がいい。洗顔後は10秒以内に化粧水をつけて、少し経ってから2回目、3回目を塗る。そうやって化粧水がしみ込んでから美容液やクリームを塗ります」大人の美容ですごく大事なのは重ねること。「私はミルクレープ式って言っているんですけど、やっぱり昔ながらに、化粧水、美容液、乳液、クリームって重ねると、肌は全然違うなと感じます」(山本さん)。
【2】水分量をハリに変える。さらに詰まりも流してリフトアップ!
「化粧水は、これ以上は吸い込まないという限界まで、入れ込む。それが、圧倒的なハリとツヤとなって表面に漲ってきます。具体的には、初めに、コットンを使い顔全体に押し込むようになじませます。次に、指先でトントンしながら水分をなじませる。さらに、手の平全体で一滴残らず押し込むイメージです」(ヘア&メイクアップアーティスト 黒田 啓蔵さん)。化粧水がしっかりなじんだら、いよいよ首の詰まり流し。「マッサージといっても難しいことはなにひとつないんです。顔周りのいらないものを耳の下に集めて首に流すだけ。リンパマッサージを正しくやろうと思っても、忙しい朝にできる人は少ないですよね。それなら、耳から下に流す1アクションだけ、毎日やってほしい。それだけで、朝の顔のむくみがとれ、本来の骨格が甦ります」(黒田さん)。
潤い重視のメソッドには、ほかにもメリットが。 「僕が使うのは、しっとりとした高保湿タイプの化粧水。潤い成分や油分もたっぷり入っています。だから、クリームは最小限ですみますし、そうなるとアブラ崩れしにくく、メイクも長もちします。下地やファンデーションも使用量が減り、素肌感のある仕上がりが1日中キープできます」(黒田さん)。
5ミリ「上げる」黒田流化粧水メソッド
<STEP.1>限界まで吸わせて極限まで張らせる
<STEP.2>顔周りのいらないものを耳の下に集める
<STEP.3>首に沿って下に流して骨格出し
超大御所ヘア&メイクアップアーティストの黒田啓蔵さん琉「化粧水メソッド」|たまった詰まりを流して、整える
【3】プレ美容液+サラサラ化粧水で肌の水分量を上げる
(1)「プレ美容液」で肌をほぐし、水分の入りやすい肌に
肌の水分がなくなってくると、肌は硬くゴワつき、くすんだ印象になってしまいます。そんな肌にローションで水分を与えても、なかなか入っていきづらいのが現実…。そこで、まずはプレ美容液で肌をほぐしながら潤し、水分が入っていきやすい通り道をつくってあげることが先決です。いつものスキンケアに取り入れやすい、洗顔後すぐに使うアイテムでもあるので、ぜひ毎日のお手入れに組み込んで、肌をほぐす習慣づくりを。
<STEP.1>手のひらに出し、のばし広げておく
<STEP.2>顔の内から外へ塗り広げる
(2)「サラサラ化粧水」で肌の水分量を満タンに!
プレ美容液で水分の通り道ができたら、あとは化粧水で水分をたっぷりと与えていくだけなのですが、ここでは化粧水のタイプが重要なポイントに。保湿力の高いとろみタイプが40代・50代女性には人気ですが、水分にこだわるとそれでは足りないのです。そこで選ぶべきはサラサラとした水っぽい化粧水。水を感じながら、肌がたっぷり水分を含むまで、何度でも重ねづけをしてみてください。コットンよりも手のほうが肌がモチッと水分を含むのが確認しやすいので、オススメです。
<STEP.1>顔全体にローションを塗布
<STEP.2>重ねづけしてから押し込む
<STEP.3>手の甲で満タンになったかチェック
(3)「オイル」で疑似皮脂を増やし、やわらかさ&艶をアップ
たっぷりと水分を含んだ肌に、次はオイルで油分をチャージ。年齢とともに水分だけでなく、皮脂量も減ってくるので、オイルはアラフォー・アラフィフ女性が積極的に取り入れたいアイテムのひとつです。オイルの油分は瞬時に疑似皮脂となって肌をやわらかく、艶やかに見せてくれる効果が。化粧水のあと、また乳液のあとなどにも使えるので、いつものスキンケアのなかで使いやすい順序で取り入れてみてください。
<STEP.1>適量は全顔で1~2滴
<STEP.2>指先に塗り広げてスタンバイ
<STEP.3>「塗る」のではなく「おく」のがコツ
肌の水分と油分のバランスが整うと、肌のコンディションがよくなるので、透明感やハリ感もアップ。水分をたっぷり与えて、栄養をプラスする、そんな土壌を整える基本的なケアがいくつになっても重要なのです。
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【4】1週間で1本使い切る!化粧水を贅沢に使用したコットンパック
1〜3日目は…角層を「水」で満たすための集中ヒタヒタ漬けで、朝も夜もひたすらローションパックを
ローションパックを行って、水で角層を満たすことで、くすみやシミ、たるみなどを即、解決へ。まずは勢いをつけるべく、たっぷりの水を補うために、朝晩2回ののローションパックからスタートしましょう!
<STEP.1>呼び水のためのローションを少しとる
・肌に少し水分があったほうが、次に行うローションパックの浸透がよくなるので、1円玉くらいの少量のローションを手にとっておく。
・一度にローションをたくさんとっても、肌には入っていかないので、少量でまずは十分!
<STEP.2>ローションを「サーキュレーション塗り」
・手にとったローションを手のひら全体にのばし、顔の中心から外側に向かって大きく動かし、マッサージするような感覚でのせていく。
・角層がほぐれ、よりローションが浸透しやすくなる効果が。このとき、肌をこすらないように気をつけて。
<STEP.3>コットンの四隅までしっかりとヒタヒタに!
・いよいよローションパックへ。
・6×8cmくらいの大判コットンに、四隅までヒタヒタになるくらい、しっかりとローションをとる。
・コットンを手に持ったとき、指が透けるくらい、裏まで浸っているのが目安に。
・ただ、ローションが垂れることがあるので注意して。
<STEP.4>コットンを薄く4枚に割いてスタンバイ
・1枚のコットンをまず2枚に割く。次に、その2枚をさらに割き、全部で4枚になるように準備する。
・4枚に割くとかなり薄くなるけれど、薄いほうが肌にピタッと密着して剥がれにくくなるというメリットが。
・貼り終えたら、手のひらで押さえて密着させておく。
<STEP.5>顔全体に割いたコットンをのせていく
・朝はコットン1枚分を割いた4枚を両頬、額、あご、鼻筋に。
・夜はもっとしっかり角層に水を入れるため、コットン2枚を8枚に割き、朝の状態に、さらに重ねて全顔を覆うようにのせる。
・朝は5分、夜は10分それぞれおく。
・途中でコットンが乾いてきたら、随時ローションを足すのを忘れずに!
・パック後は、美容液などの通常のケアを行ってください。
4〜7日目は…角層を「水」で満タンにする仕上げのダメ押し漬けで、夜のみローションパックを継続!
【朝】<STEP.1>:1回分を少量に分けて地ならしを
・ローションの適量は、よく500円玉大といわれるものの、1回でその量は肌に入っていきにくいことも。
・1円玉大ずつの少量を3回くらいに分けて塗ると、結果的に500円玉大の全量が肌に入っていきやすくなります。ローションは、分けて入れ込むと覚えておきましょう。
【朝】<STEP.2>「サーキュレーション塗り」で角質をほぐしつつ入れ込む
・手にとったローションを手のひらにのばし、前述の「サーキュレーション塗り」の要領で、内側から外側へ大きくなじませる。
・手のひら全体でなじませると、硬くなったキメがほぐれやすくなり、肌に水が入りやすくなります。
・1円玉大のローションを約3回分、手のひらで入れ込んでいきましょう。
【朝】<STEP.3>最後は、パッティングをしながら肌を鎮静
・ローションを約3回に分けて入れ込んだら、最後に手のひらに丸みをつけ、指の第一関節のみを使い、フェースラインを中心にパッティングしていきます。
・手に丸みをつけることで肌に風が送られ、肌が冷えて鎮静させることが可能に。
・その後は、美容液などの通常のケアを行います。
【夜】夜のみ、1~3日目と同様のスペシャル貼りでパック!
・朝は時間がなくとも、夜はリラックスしながら、角層に水分をため込ませて。
・1週間の後半の夜は、ローションパック+通常ケアを続けていきましょう。
・化粧水1本を使いきると、肌はやわらかさが増し、透明感もアップすること間違いなし。
・キメがふっくらとし、化粧くずれも激減するはずです!
化粧水「1本を1週間で使いきる」ローションパックで美肌になれる!詳細テクニック
「高保湿化粧水」【7選】
【1】クラランス「スープラ トリートメント エッセンス ローション」
肌密度の低下した肌に上向きの力を授ける。45歳からの肌に心底力強い1本。
【2】ポーラ「B.Aローション」
豊かな潤いが肌をふくらませるようなハリ感へ変わる。ブランド全体で292の受賞を誇る『B.A』の大人気保湿化粧水。
【3】クレ・ド・ポー ボーテ「ローションイドロAn」
濃密な潤いがハリとツヤに変わる実感。まるで美容液のような感触の化粧水の名品。
超大御所ヘア&メイクアップアーティストの黒田啓蔵さん琉「化粧水メソッド」|たまった詰まりを流して、整える
【4】RMK「ファーストセンス ハイドレーティングローション リファインド」
肌を乾燥から守り、しなやかでハリのある肌に導く、高保湿タイプのトリートメントローション。とろみのあるリッチなテクスチャーで肌を心地よく包み込み、角質層まで潤いを届けます。ローズとスパイスの華やかでエナジーを感じる香りも魅力です。しっとりしたモチモチ肌を手に入れて。
40代におすすめの保湿対策11選【2019年秋冬新作】化粧水、クリーム、パック・・・乾燥知らずのハリ肌へ!
【5】アルビオン「フローラドリップ」
白神産の5種の厳選植物を純白麹「しらかみ」で発酵させ、その発酵液を配合した、濃密な化粧液。しとしとと肌になじみ、充実した潤いをプラス。エイジングサインだけでなく、肌の弱いところや足りない部分を補い、総合的に肌を底上げし健やかな状態に導きます。
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【6】アユーラ「リズムコンセントレートウォーター」
ダメージで乾いた肌を潤し、みずみずしくやわらかな肌に整える超保湿化粧水。肌にのせると、吸い込まれるように角層にぐんぐん浸透し、潤いを長時間キープ。抗酸化もサポートし、肌のコンディションを整えます。たっぷり使える大容量もうれしいポイントです。
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【7】ランコム「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」
「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」は、みずみずしい天然ブナの芽エキスと、リッチなエッセンスオイルが、97:3の割合で配合された2層式。サッとシェイクすると、フレッシュなマイクロバブルが完成し、2層が最適なバランスで混ざり合います。テクスチャーはみずみずしく、心地よい使用感。優しいフレッシュフローラルの香りに包まれながら、優しくハンドプレスするようになじませると、すっと角質層まで浸透します。使い続けるほどに、くすみや毛穴の気にならない透明感あふれる肌に。
新次元の透明肌に!?「ランコム」の肌の酵素に働きかける、新作の化粧水が話題!
「高保湿美容液」【4選】
【1】エスティ ローダー「アドバンス ナイト リペア インテンス コンセントレイト」
季節の変わり目や寝不足、過度なストレスによる肌荒れやくすみ、色ムラをケアする夜用美容液です。24時間潤いが続く保湿成分、抗炎症成分を含み、寝ている間にダメージをリセットし、細胞の浄化も完了。ゆるくなめらかな感触で、肌になじませたあとはベタつかず、サラスベ状態に。カモミールなどの天然香料入りで癒し効果も。ヒアルロン酸系の成分をたっぷり配合し、保湿力が高い。潤いの膜でしっかり包まれているような安心感とともに眠りにつけます。
炎症、肌荒れ、色ムラ・・・を寝ている間にケアする「エスティ ローダー」の集中美容液
【2】コスメデコルテ「リポソーム アドバンスト リペアセラム」
生体組成成分リン脂質からなるマイクロカプセルが、角層の深くに浸透し、ぴたりと密着。カプセルが徐々にほぐれ、長時間潤いと美容成分を届けてくれる。HPA酵母発酵液やビフィズス菌発酵エキスなどを配合。しっとりなのにベタつかないテクスチャーが魅力。また、使い続けて肌を気長に育むだけでなく、つけた瞬間に肌に成り変わるテクノロジーを採用。洗顔後、すぐの清潔な肌につけて。
コスメデコルテのあの名品が、29年の時を経てパワーアップ!新「リポソーム」発売
【3】シャネル「サブリマージュ ラ ブリューム」
どんなときも、肌を守りながらなめらかに整えてくれる美容液。そのフォーミュラの核として、特筆すべきは3つの有用成分。マダガスカル島で栽培されるヴァニラ プラニフォリアから得られる濃縮ウォーターは抗酸化作用にすぐれ、素晴らしい保護効果を発揮。乾燥に長時間晒されるフライトや、旅先でも肌の生活リズムへの適応力を取り戻します。さらに、高い生命力を宿すネムノキエキスがクマやむくみ、くすみといった疲れの兆しを一掃、3つのヒアルロン酸のコンプレックスが、ふっくらとした弾力とみずみずしさを瞬時にもたらし、気になる小じわもなめらかに整えます。
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【4】ポーラ「B.A グランラグゼIII」
デザイン・感触・香りも含め、あらゆる角度から好奇心を刺激する美容乳液。B.Aシリーズに使われている、希少な黄金の繭から抽出される保湿成分「ゴールデンLP」や、ホワイトショットに使われている美白有効成分「ルシノール®」のほか、ハリ・弾力、美白、輝き、糖化に着目した成分など、ポーラが誇る最高峰の成分を凝縮。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部