【目次】
「ベースに仕込む方法」【7選】
【1】「真っ先に」ハイライトをなじませてツヤ感UP
「ベースメイクでは、真っ先にハイライトをなじませることで、内側から発光するようなツヤ感が生まれます。肌が明るくなり、くすみや顔色の悪さが気にならなくなりますよ。あとはコンシーラーでシミや毛穴を部分的にカバーし、チークで血色感をプラスすれば、透明感のある若々しいベースメイクが完成します」(ヘア&メイクアップアーティスト・シバタロウさん)
【ナチュラル美肌を作るメイクプロセス】
<STEP.1>ハイライトをTゾーン、目の下、あご先にオン
ファンデーションの前に、ハイライトを顔全体にのせます。下地として使用することでくすみのない、ワントーン明るい肌に。影になりやすい目の下、光を受けやすいTゾーンやあごにぼかし入れて、自然な立体感を与えて。

<STEP.2>指でファンデーションを顔から首筋にのばす
顔の中心からフェイスラインに向かって、ファンデーションをのばします。厚塗りにならないよう、少量を指になじませ、薄くのばすのがポイント。顔全体に広げたら、スポンジなどで、毛穴が見えなくなるまでトントンと叩き込む。

<STEP.3>コンシーラーで小鼻の赤みやクマを消す
気になる小鼻の赤みやくま、シミにはコンシーラーを。コンシーラーを塗りすぎると、メイクがヨレたり浮いてしまうので、薄くのばすように塗るのがコツ。

<STEP.4>フェイスパウダーをうっすらとはたくようにオン
フェイスパウダーをつけすぎると厚塗り感が出てしまい、老けた印象になってしまいがち。ブラシに含ませたら手の甲でよくならしてから肌にのばすと、ハイライトのツヤを消すことなくナチュラルな仕上がりに。

<STEP.5>チークを少しずつぼかし入れる
チークは、頬骨からこめかみに向けて斜め上に入れる。一度に色をのせるのではなく、少しずつブラシでぼかし入れるのが正解。仕上げに指でたたき込むと肌にピタッと密着し、にじみ出るような自然な血色に。

【ナチュラルで健康的なベースメイクの完成】

40代の肌悩みをカバーする春の軽やかメイク【ベース&チーク編】
【2】「光と影をつくり」肌の凹凸を掘り起こして、骨格を際立たせる

「シミ、シワを必死で隠すことばかりにとらわれている自分を解放して、自分も周りの人も心地よくする美しさこそが『晴れやかな顔』」(メイクアップアーティスト・水野 未和子さん)
ベースメイクルールは欠点をカバーするよりも「顔の凹凸を掘り起こし、光を集める」ことを重視。ベースとなるファンデーションは薄づきのクッションタイプで仕上げ、次に下の写真の位置にシェーディング、ハイライトパウダー、ハイライトスティックで骨格を強調。
ハイライトとシェーディングはつけているのかどうかわからないくらいの薄塗りを。さりげなくメリハリ効果が生まれます。
「光を集めメリハリが生まれれば、自然と元気そうで幸せそうな晴れやか印象に見えるものなのです」(水野さん)
【顔の凹凸を強調するハイライト&シェーディングプロセス】
<STEP.1>シェーディングを入れる
ブラシにシェーディングパウダーをとり、額中央の髪の生え際→左こめかみ→左耳の前→左頬骨の下→あご→あご先へと顔の輪郭をなぞるように塗布を。右側も同様に。

<STEP.2>ハイライトを入れる
写真で示した白部分にハイライトパウダーを細めに入れて。さらに青線の位置にハイライトスティックを。頬骨のいちばん高い位置、さらに鼻の頭に艶を重ねて。


メイクアップアーティスト 水野未和子さん提案!光が集まる肌をつくる「ベースメイク」新ルール
【3】下地とハイライトだけで作る「くすみレス艶肌」

「まず、くすみを隠す…ではなく、カムフラージュするという発想に切り替えて。そうすると、カバー力のあるファンデーションもコンシーラーも必要なくなります。
大切なのは、下地とハイライト。まず、下地で肌トーンを整え透明感を与え、その上にくすみ飛ばし効果絶大なピンクのハイライトを仕込めばOK。簡単にくすみを感じさせない明るい艶肌がかないます。
下地選びが肝になりますが、とくにおすすめなのが2020年2月に発売される『NARS ティンティッドグローブースター』。ソフトフォーカス効果で、肌の気になる部分を視覚的にカムフラージュしながら、大人の肌に自然な艶感をもたらしてくれます」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)
【くすみのない艶肌をかなえるベースメイクアイテム&メイクプロセス】

<STEP.1>全顔に下地を薄く塗布
艶感の出る下地(NARS)を顔全体に薄く伸ばします。カバーしたい目の下から、外側に向けて広げていくと自然な仕上がりに。

<STEP.2>目の下にハイライトを重ねる
リキッドタイプのピンクのハイライター(SUQQU)を少量目の下にのせ、ムラにならないよう素早く広げます。

【くすみを感じさせない明るい艶肌の完成】

【4】仕上げにハイライトとシェーディングをプラスして「リフトアップ」

「ファンデーションを全顔に均一にきちんと塗っている大人女性がとても多いのですが、これは、顔をのっぺり大きく見せ、たるみやしわなどの顔の悩みを際立たせる原因にもなります。ファンデーションは目の下だけにのせるのがポイント。目の下から外側に向けてのばしていくと、顔の中央部分が明るく、外側に向けて暗くなるグラデーションに。
そうすると、フェイスラインに自然な影ができて、たるみも引き上がって見えるんです。おすすめは、フィット感とカバー力があり、狙った部分にのせられるスティックタイプ。仕上げに、ハイライトとシェーディングでメリハリをつけると、リフトアップ効果がさらに際立ちます」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)
【リフトアップ効果のあるベースメイクアイテム&メイクプロセス】

<STEP.1>ファンデーションを目の下にON
スティックファンデーション(ベアミネラル)を目の下からこめかみに向けて引き上げるように塗ります。

<STEP.2>スポンジで広げる
スポンジを斜め上に動かしながら、ファンデーションを広げていきます。目の下の厚みが取れたら、スポンジに残ったファンデーションで額やあごにもオン。


<STEP.3>ハイライトとシェーディングをプラス
ルミナイザーパレット(rms beauty)の左の2色を指で混ぜて、こめかみから目の下にかけてハイライトを入れます。その後、同パレットの右上のベージュブラウンを、頬骨下(「「オー」の口で頰にできたくぼみ)から下に薄くのばします。


【立体感のあるすっきりフェイスの完成】

【5】クリームハイライト×クッションファンデで「シャープ顔」に

「まず、顔をすっきり見せるためには、マット肌から脱することがマストです。シェーディングで引き締めるよりも、艶やかに仕上がるクッションファンデとハイライトの投入を。ツヤ感を上手に味方につけること立体感が生まれ、顔全体がキュッと引き締まった印象に。輪郭まですっきりシャープに見えるんです」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)
【丸顔をシャープに見せるベースメイクアイテム&メイクプロセス】

<STEP.1>ベースで肌をフラットに整える
ベース(ポーラ)を肌全体に薄くのばしたあと、目尻や小鼻のワキなど小じわや毛穴が気になる部分のみに少量を重ねづけして、土台をフラットに整えておきます。

<STEP.2>クッションファンデで艶やかな肌に
パフにファデーション(NARS)を適量とり、パフを滑らせながら薄くのばします。パフを折り、目の下のCゾーンのみにトントンと叩き込んで重ねづけを。


<STEP.3>頬になじみカラーのハイライトを
ハイライトコンパクト(カネボウ)の下2色のコーラルを二本の指でとり、手の甲で混ぜて。頬骨上からこめかみに向けて、ハイライトを入れます。肌となじむカラーをチョイスして、ツヤ感のみを出すのがポイント。


<STEP.4>目頭、目尻、上唇の山に明るいハイライトを
ハイライトコンパクト(カネボウ)の一番上のハイライトカラーを付属のブラシにとり、目頭・目尻・上唇の山部分にのせます。光が当たる部分にハイライトを効かせて、立体感を演出。


<STEP.5>頬骨上にチークをオン
チーク(ルナソル)2色を混ぜて、頬骨の上に「く」の字にチークを入れる。先に入れたハイライトとコントラストがつき、顔全体を引き締め輪郭もシャープに。

【すっきりとしたフェイスラインが印象的なあか抜けメイクの完成】

丸顔をすっきり見せる骨格矯正テクニック|クッションファンデ+ハイライトで大変身!
【6】ナチュラルな「コントゥアリングメイク」でメリハリ小顔に

「コントゥアリング…と聞くと、難しそう、手間がかかりそう…と思う方も多いと思いますが、大人のコントゥアリングはナチュラルであるべきなので、プロセスもとてもシンプルです。
おすすめは『THREE』のシマリング グローデュオ。ウォームカラーとハイライトカラーの2色パレットなのですが、ウォームカラーチークをシェーディングとして頰下に、ハイライトを目の下に入れるだけで、自然にフェイスラインを引き締め、顔にメリハリをもたらしてくれます」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)
【メリハリ小顔をつくるアイテム&メイクプロセス】

<STEP.1>頬骨下にシェーディングを
パレット(THREE)の左のチークベースを指にとり、耳前の頬骨の下から斜めにラインを入れます。ラインを真下に伸ばしなじませます。この2ステップでフェイスラインをナチュラルに引き締めることができるのです。


<STEP.2>目の下から斜めにハイライトを
パレット右のハイライトを指にとり、目の下に置き、こめかみに向けて斜め上に指を滑らせます。目元の立体感とハリ感がグッとアップします。光が集まり、シミやしわなどが目立たなくなり、目元がリフトアップして見える効果も!


【キュッと引き締まったメリハリ小顔の完成】

メリハリ小顔を目ざすなら「THREE」のあの名品でコントゥアリングメイクを
【7】ハイ&ローライトの「ストライプ塗り」で全方位小顔に

「顔立ちをすっきりと、全体の印象もお洒落に洗練させるとっておきの方法があります。
それはハイ&ローライトを使った「ストライプ塗り」。その名のとおり、顔の凹凸に合わせてハイライトとローライトを顔に入れます。ただそれだけで、フェイスラインがシュッと、鼻筋もスッと綺麗に見えて小顔印象が一気にアップ。顔まわりに影感=ニュアンスも生まれて、ぐっとこなれた印象に見えるという、良いこと尽くめのテクニックです!
小顔メイクは、若い女性のためだけのものではありません。顔まわりのたるみ感や、ファンデーションや下地で肌を白く塗って膨脹させてしまいがちな大人の女性にこそ、ぜひ取り入れてみて欲しいテクニックです」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)
【凛と引き締まった小顔を叶えるハイ&ローライトアイテム&メイクプロセス】

どちらも、僕のメイクに欠かせないアイテム。ケサラン パサランは、コンシーラーですがハイライト効果もしっかりあり、大人の肌の気になる部分をカバーしながらナチュラルな明るさをもたらしてくれます。アディクションは一見濃く見えるかもしれませんが、手やスポンジでぼかしこむとごく自然な影になりすます逸品!
<STEP.1>顔の高い位置にイライトを入れる
まずは顔の中心と頬の高い部分にハイライトをON。眉間~中央あたりまでと上唇の山部分、顎、頬の高い部分に入れます。

<STEP.2>外側にローライトを入れる
ローライトは『側面』を意識して塗ります。フェイスラインと鼻筋、小鼻の側面の影を深めるようにスッと縦に入れましょう。

<STEP.3>境目をぼかす
ハイライトとローライトを指でぼかしたら、さらにスポンジで優しくおさえてなじませます。ハイライトもローライトも、入れているのが見た目でわかるほど残っていたらアウト。あくまでもニュアンスとして感じる程度に。

ボリュームニットで「デカ顔化」していませんか?全方位小顔な美人になれる簡単テクニック
「目元に仕込む方法」【5選】
【1】たるみで間延びした「頬とアイゾーン」をハイライターで引き上げる

残念ながら、肌色を均一に整えるだけでは、若々しい印象はつくれません。それはたるみで下がった目元や頬までは矯正することができず、間延び顔のままだから。そこで活用したいのが、光効果でメリハリ感をつくる「ハイライター」。
なかなか使用する機会がない、という人が多いと思いますが、実は最強の若返りアイテム。今まではパール入りのパウダータイプが多く、乾燥が激しい大人肌には白浮きしやすかったけれど、ここで紹介する油分の多いスティックタイプなら、艶仕上がりでシワも消せるメリットも。
頬骨の高い位置から、眉尻下にかけて逆Cの字を描くようにのせるのが正解で、最小範囲で最大の効果が! 目元も頬もキュッと引き上がったように見えて、間延び顏を解消できます。

今どきの“薄塗り美肌”|メリハリ感をつくる「ハイライター」で目元印象を若く!
【2】「ゴルゴライン」はコンシーラーと涙袋メイクのダブルでカバー!


「ゴルゴラインはシワではなく、肌の弾力低下や筋肉のたるみによって現れる、目頭下から斜めに伸びるラインのことです。ゴルゴ線が濃くなると、実年齢よりも老けて見えたり、疲れて見えたりすることが多いので、しっかりカバーしたいですよね。
とはいえ、乾燥しやすい目の下に、カバー力のある固形タイプのコンシーラーを使用することはおすすめしません。マットに仕上がり、厚ぼったい印象になってしまい、美しい仕上がりとかけ離れてしまうからです。
おすすめしたいのは、みずみずしいテクスチャーで保湿効果があり、ハイライト効果のあるコンシーラーです。
イチオシは『ルナソル』のグロウイングトリートメントリクイド。美容液のようなテクスチャーで、パールが入っているので光を味方につけて、影を飛ばすことができるんです。
コンシーラーでカバーすると同時に、涙袋にボリュームを出すメイクを施すことも重要です。
ペンシルタイプのパールベージュのアイシャドウ、『シスレー』のフィト アイ ツイスト 9を涙袋にのせて、涙袋をふっくら見せると、よりゴルゴラインが目立たなくなりますよ」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)
【ゴルゴラインをカバーするアイテム&プロセス】

<STEP.1>目頭下にコンシーラーを
コンシーラー(ルナソル)をチップにとり、目頭下に3本線を引きます。その後、スポンジでしっかりと叩き込み、コンシーラーをなじませます。


<STEP.2>涙袋にアイシャドウをオン
パールベージュのペンシルタイプのアイシャドウ(シスレー)を涙袋の上にスッと引いて、涙袋にボリューム感を出します。

【ゴルゴラインが目立たない若々しい目元が完成!】

涙袋メイクで「ゴルゴライン」をカバー!? 長井流・若見えする目元のつくり方
【3】ハイライトで「目元のくすみと目尻のしわ」の両方を目立たなくする

「目元のくすみと目尻のしわをカバーするために、クリームタイプのハイライトを使ったり、いきなりパウダータイプのハイライトをのせるのはNGです。
くすみとしわをダブルでカバーするのに必要なのは、まず肌の状態をフラットに整えること。そして、ハイライトは軽やかなパウダータイプを選び、肌にのせる量を極力抑えること。そうすれば、パウダーがしわにめり込んで、悪目立ちすることもなくなります。
肌の凹凸をフラットに整え、サラサラに仕上がる『イヴ・サンローラン』のラディアント タッチ ブラープライマーは、ツヤ感も出るので上に重ねるパウダーが少量で済むのでおすすめです。
ハイライターは『ドルチェ&ガッバーナ』のソーラーグロウ イルミネーティングパウダー デュオ。粒子が細かく、ひとはけで肌に明るさと上品なツヤ感をもたらします。
この2品使いで、くすみやしわが気にならない美しいCゾーンが完成!」(ヘア&メークアップアーティスト・長井かおりさん)
【目元のくすみとしわをカバーするハイライトプロセス】
<STEP.1>下地で肌をフラットに整える
・下地を小じわの気になる部分にのせ、目尻を引き上げるようにのばします。

<STEP.2>ハイライトをオン
・ハイライターをブラシにとり、Cゾーンを中心にくすみが気になる部分にそっと重ねます。

【くすみや小じわを感じさせない明るくなめらかな目元に】

目元のくすみと目尻のしわを同時にカバーする、とっておきの「ハイライト」テクニック
【4】「ピンクのリキッドハイライト」で温もりと多幸感を仕込む

「好感度のカギは、温もりと幸福感」と分析する小田切さん。「ホルモンバランスの整った満たされ顔を演出するには、ピンクを上手に取り入れるのがコツ」とアドバイス。
「ただし、アイシャドウやチークなどのポイントメイクをピンクにすると、媚びた印象の欲張りさんに見えてしまう危険が。大人のピンクはポイントではなく面で広く淡く取り入れると、さりげなく温かみのある印象に仕上がります」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)
【温もりと多幸感のを与えるメイクアイテム&プロセス】

<STEP.1>ピンクのリキッドハイライトを面で仕込む
「ピンクのリキッドハイライトを薬指に取り、目尻を囲むようにCゾーンにやさしくぼかします。次に、目の下の三角ゾーンにもトントンとぼかして。このビューティスポットに温もりとツヤがあると、生命感が引き立っていきいきとした表情に見えるんです。ハイライトをチークがわりにすることで、媚びない洗練された印象をキープ」(小田切さん)

<STEP.2>まぶたにもピンクの温もりをオン
「同じように、ピンクのリキッドハイライトを薬指に取り、上まぶた全体にやさしくぼかします。アイシャドウよりもさりげなく、やさしげな目元に」(小田切さん)

ピンクの光で「やわらかな人」に。媚びずに好印象をもたらす大人メイク術
【5】「眉上ハイライト」で顔重心を引き上げるテクニック
「年齢とともに眉毛の上の部分がこけてくることが。その部分にハイライトを入れるひと手間を行うと、光でハリ感を演出できるだけでなく、他人の目線が上がって、輪郭のもたつきやほうれい線なども目立たなくなる相乗効果も得られます」(美容ジャーナリスト・近藤 須雅子さん)

美のプロが追求した「たるみ返上」のひと手間とは?【美容ジャーナリスト近藤須雅子さん編】
「デコルテに仕込む方法」
【1】「クリームハイライター」でデコルテに光沢を纏う

真珠は大人の女性の嗜みのひとつとも言える格式高いジュエリー。ソーシャルオケージョンでもデイリーでも、幅広いシーンで活用できるパールネックレスですが、
「パールネックレスを着けただけだと、高級な本物の真珠がフェイクに見えてしまうこともあります」と小田切さん。そんな残念過ぎる状況を避けるためにはどうしたらいいのでしょうか。小田切さんに聞いてみました!
「パールを纏うデコルテに乾燥や年齢感が出てしまうと、一気に清潔感と品格がダウンしてしまいます。とは言えキラキラのラメをつけたり、オイルでテカテカにしてしまうのはNG!
デコルテ部分にパールの光沢感とリンクする美しいツヤを仕込んでおくことで、装い全体に洗練された輝きと美しさを纏うことができるのです。
また、パールは繊細で、汗や皮脂に弱いため、着けた後はその日のうちにジュエリー用クロスなどで汚れを優しく拭き取りましょう。そのようなきちんと整える習慣も美しい大人の女性の嗜みであり、品格として表れるものなのです」(ヘア&メイクアップアーティスト・小田切ヒロさん)
【光沢を纏うメイクプロセス】
<STEP.1>本物のパールのごとく、気品ある光沢をデコルテに纏わせて
「鎖骨の丸みを美しく引き立てるように、ハイライトを仕込みます。パールネックレスとリンクさせるイメージです。デコルテにフィットして、上質なハリ感と光沢感を添えるクリームタイプがおすすめですよ」(小田切さん)

パールネックレスを身に着ける日には、ぜひ鎖骨上ハイライトを実践してみてくださいね。
本物が似合う女性には「輝き」がある。パールネックレスを美しく着けこなせる人と、そうでない人との差とは?
5歳は若返って見える!「美の賢者厳選ハイライト」【8選】
今、賢者たちが「5歳は若返って見える!」と推しているのが「ハイライター」。
賢者たちが実際に試したハイライター8品をまとめてお届け。質感などの使用感に加え、賢者が実際に使用して感じたコメントも見逃せません。
疲労くすみ肌を一気に明るく、若々しく魅せてくれるきらめくハイライターを、ぜひチェックしてみてください。
【1】KANEBO「ドローイングクレヨン 02」|小回りがきくペンシルで、目元、口元の不要な影を一掃

目頭、唇周りなどの細かな部分にも塗りやすい、細いラインで描けるペンシルタイプです。チョコチョコと範囲を調整しながら塗れるので、ハイライター初心者向き。ポーチの隙間に入る細身タイプで、携帯しやすいのもいいところです。
\KANEBO「ドローイングクレヨン 02」の使用感/
【質感】輝きの強い白パール入りだが、しっとりとしたバーム状なので肌に溶け込み悪目立ちしない。
【スキンケア効果】ラッピング効果が高い成分を多く含み、外的刺激から保護する効果あり。目元、口元の小ジワを目立たなくする。
【色】淡いパールベージュ
<賢者の使用実感コメント>
太いクレヨンという形が秀逸。スルスルとなめらかにのび、しかものせたいところだけにピンポイントに描けるのがいい。たとえ線状に入れたとしても突出せずになじみ、骨格を引き立てつつ美肌に見せる。(ビューティ エディター・入江信子さん)
【2】SHIRO「シルクハイライター 8H01 シャンパン」|疲労たるみの影を自然に飛ばす、光のヴェールで透明感アップ

やや明るめのホワイトベージュで、目元、頬、口元の疲労によるたるみの影を飛ばし、ハリのある肌へと変換。潤い効果が高いせいかフィットするまで少しかかるので、指でのばすよりもポンポンと軽くたたくのがおすすめです。
\SHIRO「シルクハイライター 8H01 シャンパン」の使用感/
【質感】微細なシャンパン色のパールがたっぷり。オイル成分が多くスキンケア直後のような艶肌に。
【スキンケア効果】ヒマシ油、パーム油、ゴマ種子油など、ケア効果の高いオイルを贅沢配合し、外的刺激による乾燥から保護する効果が高い。
【色】ホワイトベージュ
<賢者の使用実感コメント>
シャンパンを思わせる、柔らかいゴールドの光で、肌の艶を絶妙に底上げ。クリームタイプなので、分量の調整がしやすく、ポイントづけも簡単。保湿力も高く、時間が経ってもカピッとしない安心感もあり。(ビューティ エディター・入江信子さん)
【3】イプサ「キャッチライトスティック ピンク 」|まるでレフ板を仕込んだよう。グレー濁り肌が一気に明るく

レフ板並みに肌の濁りを飛ばすホワイト層、赤の光を反射させて血色感をプラスするピンク層の2色をマーブル状に仕上げたのがこちら。血行不良のグレー濁りが解消され、イキイキとした生命力のある肌印象に導いてくれます。
\イプサ「キャッチライトスティック ピンク 」の使用感/
【質感】白く発光する特別なパウダーを多く含むが、ピンクの層と混ざることで白浮きしない。
【スキンケア効果】潤いを高めて日中の乾燥から肌を守るヒアルロン酸を配合。バリア機能が高まり、マスクによるスレや赤みが起こりにくい。
【色】パールピンク
<賢者の使用実感コメント>
ツヤっとした光が生まれ、目の下~頬骨の高い位置につけると、頬高の印象に。下まぶたの目頭にチョンと入れると潤み目の印象になるし、唇の山に入れるとぷるんと立体感も。1本でいろいろ使えて重宝。(ビューティ エディター・國藤直子さん)
【4】ルナソル「ラディアントスティック 01」|エステ帰りのような艶肌に。キメ荒れしぼみ肌がふっくら潤う

ファンデーションと同じカラーオイルに加え、バランスよく繊細なパールを配合した、みずみずしい艶にこだわった処方。粉っぽさや白さが出ないように計算しているので、スキンケアでつくったような艶肌に仕上がります。
\ルナソル「ラディアントスティック 01」の使用感/
【質感】シアーなパールと美容オイルを組み合わせ、肌に溶け込むようになじみ、潤った艶肌に。
【スキンケア効果】オリーブオイル、ホホバオイル、アーモンドオイル、ローズヒップオイルの美肌オイルを贅沢配合し、長時間潤い効果が続く。
【色】パールベージュ
<賢者の使用実感コメント>
肌の色に溶け込む自然な色で、「ハイライターつけてます」と、主張しすぎない。肌が内側から発光しているかのように、エレガントな艶感が美しいし、細身のスティックで、狙った位置に塗ることができる。ビューティ エディター・國藤直子さん)
【5】アディクション「ザ グロウ スティック 003P」|オーガニック植物オイル入りで、カサつき肌を潤しメリハリ顔に

透明度の高い上質なパールにこだわり、ハイライト効果が悪目立ちせず、ナチュラルな透明感と立体感をもたらす一品。保湿力がありながらサラサラとした質感なので、ヨレやすいまぶたのくすみ解消にも使いやすいのも魅力です。
\アディクション「ザ グロウ スティック」の使用感/
【質感】美肌オイル成分を含みながら、ベタつかないふんわりサラサラの質感。毛穴カバー効果も高い。
【スキンケア効果】4種のオーガニック植物オイルを含み、肌サビケア効果&保湿作用が高い。乾燥やマスクの擦れによる頬のキメ荒れが起こらない。
【色】シャンパンベージュ
<賢者の使用実感コメント>
パール感たっぷり、輝度やリフレクション効果の高いハイライターだが、べったりとした重さがなく、さらりと仕上がるのでスタイリッシュにつけこなせる。顔だけでなくデコルテや腕などに使うとリッチでおしゃれ。(ビューティ エディター・安倍佐和子さん)
【6】M・A・C「ストロボクリーム ピンクライト」|毛穴の影も色ムラもまとめて消し去る美肌パール入り

メイクアップアーティストに支持されている名品のメイクアップベースですが、ハイライターとしても人気が高いアイテム。絶妙な輝きのピンクパール入りで白浮きせずに、毛穴の影も色ムラも消し、澄みきったなめらか肌を演出します。
\M・A・C「ストロボクリーム ピンクライト」の使用感/
【質感】細かいパールをたっぷり含んだメタリックな輝き。保湿力が高くムラにならず自然な艶に。
【スキンケア効果】ホホバオイル、ぶどうエキスなどの美容成分を配合しているので、パールを多く含みながら、キメの凹凸にもキレイになじむ。
【色】ピンクパール
<賢者の使用実感コメント>
プロの間でリピーターの多いハイライターとして有名。しっとり濡れたような光を放ち、ほんのりピンクがかった優しいニュアンス。ファンデーションやベースに混ぜて使えるなど、マルチユースなのも魅力。(ビューティ エディター・安倍佐和子さん)
【7】RMK「ザ グロウ スティック」|反射力のあるヌーディパールが、シミをカバーしつつメリハリ顔に

きらめきが強いヌーディカラーのパール入り。特に頬の高い位置に塗布すると立体効果だけでなくシミも色ムラも消し去るので若返り効果が高いのが特徴。パールがぎっしりですが、肌の上でもたつくことなくのびてムラになりにくいのも嬉しいポイントです。
\RMK「ザ グロウ スティック」の使用感/
【質感】パウダーをオイルでコーティング。スルスルとのびたあとにピタリとフィットする理想の質感。
【スキンケア効果】みずみずしい艶肌をキープする、ローヤルゼリーエキスなどの保湿成分入りで、外的刺激による乾燥からもケアする。
【色】ヌードベージュ
<賢者の使用実感コメント>
スリムなスティック状で目指すポイントに使いやすく、ファンデの種類も選ばない使い心地。ほうれい線やマリオネットラインの上に軽く滑らせるだけでたるみレスな印象に。外出先でのタッチアップにも重宝。(ビューティ エディター・栗原 緑さん)
【8】ヘレナ ルビンスタイン「リキッド ライト」|たるみ毛穴の影を光で飛ばす、偏光に輝くミネラルパウダー入り

角度によってほのかに光る繊細なパールで、肌と一体化しながら、たるみ毛穴や小ジワの影を飛ばせるし、鼻筋ラインにのせてもわざとらしくならず中高い顔に。動きやすい部分のフィット感を高めるのに便利なスポンジも付いています。
\ヘレナ ルビンスタイン「リキッド ライト」の使用感/
【質感】ミクロレベルのパールを含んだ柔らかなジェルで、のび広がったあとはサラサラの質感に変化。
【スキンケア効果】みずみずしいジェルで、塗布すると薄くハリのある膜でピタリと肌を覆い、乾燥から肌を保護。健康的な艶が長く続く。
【色】パールベージュ
<賢者の使用実感コメント>
柔らかなリキッド状だから、単独でベースメイクに重ねてもよし、ファンデとミックスしてもよし。目元のアラも光の効果で飛ばし、自然な艶とフレッシュな透明感が。さらりと仕上がるのに、保湿力にも満足。(ビューティ エディター・栗原 緑さん)
美の賢者が試して厳選!40代のための「ハイライター」カタログ|疲労感やくすみがこれひとつで一気に明るく、若々しい印象に!
※掲載した商品の価格は、税込です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部