【目次】
太ももが太くなる「原因」
■「大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)」が凝り固まっている

下半身太りに見えてしまう原因は「太ももの張り出し」であることが多く、その原因は太ももの外側に位置する「大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)」という筋肉が硬くなってしまうから。
「太ももが横に張り出してきて、パンツスタイルが決まらない」「お尻大きいのが悩み」…という人は、「大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)」という太ももの外側にある筋肉が緊張して硬くなっている可能性が。
「大腿筋膜張筋」の位置は太ももの外側、骨盤から股関節にまたがっていて、股関節の動きの大きく関わる筋肉。この「大腿筋膜張筋」が硬くなると骨盤が開いてO脚になる、外太ももが張ってお尻の横幅が広がる、さらに関連してお尻の筋肉も硬くなるので、ハリがなくなり垂れたお尻になってしまいます。このため、体重が増えていなくても、下半身がもったりとしたオバサン体型に…!
太ももの張り出し&O脚に!【村木さん考案】「足踏みステップ」ほぐしでスッキリ
「大腿筋膜張筋」は、太ももの外側、骨盤から股関節にまたがっていて、股関節の動きと大きく関わっています。
長時間座りっぱなしで動かさない、もしくはランニングなどで酷使すると、この「大腿筋膜張筋」はすぐに硬くなってしまうのですが、これに関連してお尻の筋肉も硬くなるので、ハリがなくなり垂れたお尻になってしまいます。
さらに骨盤周りの筋肉が硬くなることで骨盤が歪み、腰痛を引き起こしやすくなります。特にデスクワークが多い人は硬くなりやすいので要注意。
お尻の引き締め&腰痛改善に効く【村木さん直伝】テニスボールで「外もも」ほぐし
【1】ももの張り出し&O脚に「足踏みステップほぐし」
「大腿筋膜張筋」を簡単にほぐす方法。太ももの筋肉は大きくて硬いので、セルフでマッサージするのはなかなか難しいけれど、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが考案したこの方法なら立ったままできるので、いつでもどこでもケアが可能。O脚の人、下半身太りが気になる人はぜひ、継続してやってみてくださいね。
<STEP.1>「大腿筋膜張筋」の位置を確認
「大腿筋膜張筋」は、太ももの外側にあり、骨盤から股関節の前外側に位置する筋肉です。

<STEP.2>「大腿筋膜張筋」をつかんだまま足踏みをしてほぐす
「大腿筋膜張筋」とその周りを数か所にわけてほぐしていきます。立ったまま、「大腿筋膜張筋」をつかみ、そのまま10回足踏みをしてほぐしていきます。
なるべく筋肉しっかりとつかんで行うといいのですが、初めは硬いのでつかみにくい人はつまむだけでもOK。また10回の足踏みでほぐれなければ、柔らかくなるまで繰り返しましょう。
そして、つかむ場所を変えながら、同様に足踏みを10回行って「大腿筋膜張筋」の全体をほぐしていきます。反対側も同様に行いましょう。

\このマッサージの効果とポイント/
・太ももが横に張り出す、お尻の横幅が広がるのは、「大腿筋膜張筋」が硬くなっている。
・「大腿筋膜張筋」の位置は太ももの外側、骨盤から股関節にまたがる筋肉。
・大きく硬い太ももの筋肉をセルフマッサージでほぐすのは難しいが、この方法なら立ったまま簡単にできる。
・いつでもどこでもできるので、O脚の人、下半身太りが気になる人は継続ケアがおすすめ。
太ももの張り出し&O脚に!【村木さん考案】「足踏みステップ」ほぐしでスッキリ
【2】太ももの横張りをスッキリ「つまんで足ゆらしほぐし」
太ももあたりの筋肉は大きくて硬いから、ほぐすのは大変!と思うかも知れませんが、「つまんで足をゆらゆらする」だけ。力を使わなくても簡単にほぐせます。お尻と太ももの筋肉にもはたらききかけて、脚全体がスッキリ! ヒップアップ効果や歩きすぎの脚の疲労解消にもいいので、おやすみ前にやってみてくださいね。
<STEP.1>片足の膝下に巻いたバスタオルを置く
脚をのばして座り、脚を安定させてほぐしやすくするために、片足の膝下に巻いたバスタオルを置きます。
<STEP.2>太ももの外側をつまんで、足を左右にゆらゆらさせる
太ももの側面を両手でつまみ、そのまま状態で足を左右に振るようにゆらゆらさせます。これを30秒くらい行いましょう。この動作で力を使わなくても筋肉がしっかりほぐれます。
これを骨盤あたりから、膝の手前まで数か所行いましょう。反対側の足も同様に行ってください。

\このマッサージの効果とポイント/
・太ももの横張りは、太ももの外側の筋肉がギュッと収縮し硬くなっていることが原因のひとつ。
・解決策は、太もも外側にある「大腿筋膜張筋」をほぐして緩めること。
・歩くときにバランスよく筋肉を動かせるようになるため、張り出しの解消に。
・ヒップアップ効果や姿勢の改善にもつながるので、スタイルアップに。
【3】太ももの横張り&下半身を引き締め「テニスボールほぐし」
「大腿筋膜張筋」をテニスボールでほぐす方法。テニスボール2個をストッキングに入れて連結させたグッズを使用するのですが、これが「大腿筋膜張筋」をほぐすのに最適。2個使うことで安定しますし、広範囲を一気にほぐせます。自分の体重を使って、深く圧をかけることができるので、誰でも簡単にできますよ。ぜひ就寝前の習慣にしてくださいね。
<STEP.1>テニスボール2個をストッキングに入れて縛る
テニスボールを2個用意し、ストッキングに入れて口をきつく縛りましょう。2個を連結させた状態のほうが安定するので、ほぐしやすくなるメリットがあります。

<STEP.2>「大腿筋膜張筋」の位置を確認
「大腿筋膜張筋」は、太ももの外側にあり、骨盤から股関節の前外側に位置する筋肉です。

<STEP.3>テニスボールで「大腿筋膜張筋」をほぐす
体の左側を下にして横になり、手は床について上半身は少し起こしたままの体勢になります。テニスボールを「大腿筋膜張筋」の位置に置き、そのまま体重をかけましょう。そして、体を上下左右に動かしながら「大腿筋膜張筋」をほぐします。これを30秒行いましょう。反対の右側も同様に行ってください。

\このマッサージの効果とポイント/
・お尻の横幅が広がる、座り姿勢で腰が痛くなるのは「大腿筋膜張筋」が硬くなるのが原因のひとつ。
・「大腿筋膜張筋」の位置は太ももの外側、骨盤から股関節にまたがる筋肉。
・大きく硬い太ももの筋肉を手でほぐすのは難しいが、テニスボールを使えば簡単にほぐせる。
・腰痛がある、下半身太りが気になる、という人は就寝前の習慣に。
お尻の引き締め&腰痛改善に効く【村木さん直伝】テニスボールで「外もも」ほぐし
- TEXT :
- Precious.jp編集部