太もも、お尻によく見られる肌表面の凹凸がセルライト。日本人女性の80%以上にあると言われます。脂肪細胞の中に老廃物が蓄積され大きく成長してしまった状態で、自覚しない内にどんどん進行してしまうばかりか、一度できると解消するのが難しいといわれているくらい厄介なものなのです。

座り姿勢が長時間続くと、鼠径部を圧迫してしまいます。するとリンパの流れが滞り、脂肪細胞の周りに老廃物がたまりやすくなり肥大化してしまう…。これがセルライトに。なのでリンパの流れをスムーズにすることが解決の近道に!

そこでアンチエイジングデザイナーの村木さんが教えてくれるのが、鼠径リンパ節のつまりを解消するメソッド。セルライトケアだけでなく、冷えやむくみもスッキリと解消できるので、1日の終わりのリラックスタイムに取り入れてみてくださいね。

太もも&ヒップのセルライトを撃退。リンパ節のつまりをとるメソッド

■Step1:鼠径リンパ節の位置を確認

リンパ節とは、老廃物を押し流すゴミ箱の様な役割をしている器官のことです。リンパ節の部位をよくほぐすことは、リンパの流れや働きをスムーズにする上でとても重要。特に下半身のむくみや冷え、セルライトを解消するには鼠径リンパ節のつまりを解消しておくことが重要なので、改めて位置を確認しておきましょう。

鼠径リンパ節の位置を確認
座り姿勢を続けることもそうですが、きつい下着を身につけていることも、鼠径部を圧迫させることになるので気を付けましょう。

■Step2:鼠径部をプッシュしたまま、膝をゆらゆらさせて刺激をあたえる

まず、バスタオル2枚をきつく丸めてから、膝の下を当てます。こうすると膝が固定できるし、安定して座りやすくなります。

左手の親指以外の4本指で右側の鼠径部をプッシュしたまま、右手は膝上をつかみ、膝下方向に圧をかけてストレッチします。そのままの状態で、膝を左右にゆらゆらと回旋させると、鼠径部に適度な刺激を与えることができて、つまり解消に。これを30秒行って。そして反対側も同様に行いましょう。

鼠径部をプッシュしたまま、膝をゆらゆらさせて刺激をあたえる
これによって、膝裏のリンパ節も刺激することができて、脚全体のむくみ解消にもなります。

【まとめ|太もも&ヒップのセルライトを撃退。鼠径リンパ節のつまりをとるメソッド4か条】
1.リンパの流れが滞ることで、 老廃物が溜まり脂肪細胞が肥大化してセルライトに。
2.長時間座りっぱなしでいると鼠径リンパ節がつまり、お尻や太もものセルライトが増殖してしまう。
3.鼠径部のリンパ節のつまりを解消することがセルライト対策に。
4.つまりを解消すると下半身のむくみ、冷え解消にもつながるので、習慣化がおすすめ。


以上、太もも&ヒップのセルライトを撃退。鼠径リンパ節のつまりをとるメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は10月3日(土)の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
アンチエイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:松藤あつこさん
(39歳・化粧品会社経営)
「セルライトは、太ももやお尻を強くもみほぐさないと解消できないと思っていたので、こんな簡単な方法があるなんて!このメソッドは圧迫していた鼠径部が解放される実感あって、むくみまですっきり。脚全体がラクになる感じがしますね」  
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子