夏も終わり、秋がやって来て「夏前にあれだけ決心したダイエット、今年もできなかった!」なんて嘆いている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そう、ダイエットは夏のためのものだけではありません!

食欲の秋だからこそ、体重を気にせず、たくさんおいしいものを食べたい! そんな方にも、乗馬はおすすめしたいスポーツなのです。

馬と白澤さん
馬と白澤さん

私が乗馬をすすめる7の理由:その4「運動が苦手でも大丈夫!驚きのカロリー消費量で気になる浮き輪肉もなくなる!」

10年以上前になるでしょうか。「ジョーバ」という馬乗り型のフィットネス機器が発売され、誰もがこぞって購入した時期がありました。懐かしい!と思う方も多いことでしょう。テレビを見ながら乗っていたら揺れに酔ってしまった経験、私だけじゃないはずです。

あの大流行を知っているはずのプレシャス世代なら、どうもダイエットに乗馬がいいらしい、基礎代謝が上がるらしい、ということをなんとなく知っている方も少なくはないと思います。

一般的な運動の中では、水泳に次ぐ消費カロリーがあるとも言われている乗馬。実際のところはどうなのでしょう。

乗馬中の白澤さん
乗馬中の白澤さん

まず私の体感をお伝えすると、それはもう、ものすごい運動量。夏は服が絞れるほど服が汗をびっしょりかきますし、真冬でも乗馬中に分厚い上着を着てしまうと汗ばむほどなので、週末のよいデトックスとなっています。

また、有酸素運動と言われるわりには息があがりすぎることがなく、ほかのハードなスポーツのように頑張って運動しているツラさがないのは、運動に苦手意識がある人にとってもうれしいところ。

実は乗馬は「あまり運動神経に関係がないスポーツ」と言われているそう。しかも気づけば痩せてるだなんて、夢のようです。

そして、特にプレシャス世代の女性に声を大にしてお伝えしたいのは、私が乗馬を始めたときクラブの方に聞いた、「浮き輪肉」がなくなるという話。

「浮き輪肉」というのは、そう、ベルトの上に乗っかるウエスト周りの肉のこと。最近、なんとなくついてきた気がするけれど、みんな気づかぬふりをしている、おばさん体型をつくる、忌まわしいあの贅肉です。

浮き輪肉は歳を重ねると誰もがつきやすくなるのに、運動をしても簡単には取れない部分と言われているそう。

私自身も、乗馬を始める前はウエストの横や後ろの肉が厚くつかめていたのですが、昨日確かめてみたところ、いつの間にか、かなり薄くなっている事実を発見! 確実に浮き輪肉は減ったと実感しています。

 
 

これはもしや、ほかにも効果が生まれているはず!ということで、トレーニングの専門家の見解を知るべく、私の長年のパーソナルトレーナーでもあるPositive Link Studioの宮崎亮平さんにお話を伺ってみました。

「前後、左右、上下と常に不安定な状態の上で姿勢を保たなければいけない乗馬は、腹筋、背筋など全身の筋肉がバランスよく刺激されてウエストシェイプされるうえ、姿勢がよくなることで肩の力が抜けて、肩こり解消やバストアップ効果も期待できるスポーツです。

さらにダイエットに興味を持つ方々から注目を浴びている内転筋(腿の内側の筋肉)が自然と鍛えられるのも、乗馬の特徴。この部分を鍛えると筋肉の連動性が高まり代謝が上がり、痩せやすい体質になるのですが、自分でトレーニングするのはかなり難しい。これだけしっかりと鍛えられる運動は、珍しいと思います。

また、スポーツは鍛えられる筋肉が偏るのは避けにくいのですが、これまでに挙げた以外でも骨盤底筋、大臀筋、ハムストリングスといった、骨盤周りの筋肉が刺激されることでヒップアップできたり、下半身の重心が内側に入りやすくなることでO脚の改善も期待できるなど、体型改善を望む方にとって理想的と言えます。

毎週白澤さんとトレーニングしてきましたが、悔しいけれどやはり、乗馬を始めてからぐっと体型が引き締まる速度が早まったように思います(笑)」

みなさん、いかがでしょうか? もし貴方が今の体型に気になる部分があるのなら、これだけ魅力を聞いてトライしてみない手はないのではないでしょうか?

私が乗馬をすすめる7の理由:その5「テニスクラブ感覚で気楽に、意外とお金をかけずとも遊べる」

ここまで聞いてもまだ踏み切れない貴方が気にかけているのは、間違いなく「乗馬は敷居が高い」という点でしょう。

ご想像通り、お金を持っている人でないと通えないような乗馬クラブもあるのは事実です。

乗馬クラブのレッスン風景
乗馬クラブのレッスン風景

でも、実はゴルフを趣味にするより安上がりで、テニスクラブのように気楽なクラブもたくさんあるんです。

例えば某大手チェーンクラブでは、月会費¥15,000、毎回乗るたび¥1,500(平日)という料金体系。一般的なフィットネスクラブよりは高いけれど、出せない金額ではないし、1回のプレーフィーが¥20,000はかかるゴルフに行くよりも、断然手軽なのではないでしょうか。

また、道具についても同様。最低限そろえたいのはグローブにブーツ、ヘルメットとプロテクター。高いものにこだわればもちろんキリがないですが、ブランドなどにこだわらずひとまず、ということであれば、だいたい2〜3万円ほどでそろえることができます(しかもグローブ以外はレンタル可能)。

乗馬クラブの雰囲気も、皆さん馬好き、つまり動物好きが集まるせいか、和気あいあい。車がなくても、池袋や秋葉原など都心の駅やクラブの最寄駅まで、バスで送迎してくれるサービスのあるクラブもあります。

さあ、不安は解決。門を叩かない理由はありません。どこのクラブも体験乗馬を受け付けているので、まずはそこからスタートしてみてはいかがでしょうか?

監修者:宮崎亮平さん
ボディメイクトレーナー
非日常的な動きをする事で普段使うことのない筋肉を刺激し、人の中に眠っている感覚を目覚めさせ、美しく、しなやかで、メリハリのある動きやすい身体をつくるPositive Link Studioのトレーナー。オリジナルレッスンで、身体も心もPositiveになれるレッスンを指導中。
【レッスンスケジュール】
◆毎週水曜日 19:15 〜 20:30 講師:横手貞一朗
◆毎週金曜日 19:15 〜 20:30 講師:宮崎亮平
◆毎週土曜日 17:45 〜 19:00 ​講師:江角朋子​
Positive Link Studio

連載「私が乗馬をすすめる7の理由」

この記事の執筆者
フリーランスエディター&ライター。小学生になる息子を育てながら、女性ファッション誌や広告・カタログなどを中心に多くの撮影ディレクション、ライティング、また、アパレルブランドのブランディングなどを手がける。ヴィンテージ服のコレクションやヴィンテージマンションのフルリノベーション、パリでの生活体験など自身の独特なライフスタイルも注目を浴びている。趣味は乗馬。特技はいつどこでもすぐに寝られること。
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