側頭筋は頭の横に広がる大きな筋肉。この側頭筋は目の酷使やストレスによる食いしばりなどが原因で凝り固まってしまいます。すると、側頭筋と連動している頬骨が引っ張られて外に張り出してしまうのです。

すると顔の横幅が大きくなるばかりか、張り出した頬骨の下に影ができてしまうので、いつの間にかギスギスとした老け顔になってしまうことが…。そこで、村木さんが教えてくれるのは、張り出した頬骨をグッと押し込むメソッド。

手で圧をかけて頬骨を入れ込むのですが、コツがわかれば簡単。顔の横幅が引き締まり、シャープな若い顔に変わるので、ぜひ試してみてくださいね。

■Step1:手を真横にして、手のひらで頬骨を押さえる

まず、手のひらで頬骨を押さえます。付け根が頬にフィットするように、手を真横にして当てましょう。

手を真横にして、手のひらで頬骨を押さえる
指先は側頭部に軽く添えます。手を真横にするために、肘をしっかりとあげましょう。

■ Step2:頭の重さを利用して、手のひらで頬骨を押し込む

Step1の状態のまま、テーブルなどに肘をつきます。頭の重みで圧をかけて頬骨の張りを中に押し込みます。食いしばらないように、口は半開きにしましょう。これを左右各10秒×3セット行って。

頭の重さを利用して、手のひらで頬骨を押し込む
口は半開きにして、深呼吸しながら行うと筋肉が緩みやすく、頬骨も押し込みやすくなります。

【まとめ|頬骨を押し込み、広がった顔幅を引き締めて小顔に整えるメソッド4か条】
1. 顔の横幅が広がるのは、頭の横の筋肉である側頭筋が大きく影響している。
2.側頭筋が硬く縮むと連動している頬骨が引っ張られて頬に広がることに。
3.対策は張り出した頬骨を手のひらで押し込むメソッドが効果的。
4.テーブルなどに肘をつき、頭の重みを利用すると簡単に行える。

以上、頬骨を押し込み、広がった顔幅を引き締めて小顔に整えるメソッドを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は4月3日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「いつの間にか頬骨が張り出しているなんて、気付きませんでした。頭の重みで頬骨を押し込む、というこの方法なら簡単に張り出しを解消できていいですね。コケたような影の解消になるそうなので、こまめにケアしていきいきとした印象をキープしたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子