【目次】
目の疲れが起きる原因

常に目を酷使している
パソコン、スマートフォンの画面を見続ける生活を送っている私たちは、常に目を酷使していて、もはや目が疲れるのは当たり前状態に…。目を酷使している人に現れやすいドライアイの症状。涙の量が不足したり、涙の質が変わるのが原因ですが、「ただの目の渇き」と放置していると、目の表面に傷ができることもあるので、自覚のある人は今すぐ対策をしましょう。コンタクトを装着している、パソコンやスマートフォンの長時間使用している、エアコンの効いたオフィスに長時間いることが多い…これに当てはまっている人は要注意。目がごろごろする、充血しやすいなどの症状が出ることがあるなら、ドライアイの可能性大ですよ。
疲れ目に…村木宏衣さん直伝|目を潤す“簡単メソッド” ドライアイにも効果アリ!
「ツボ」のマッサージをおすすめする理由

【1】「ツボ」とは何か
ツボによる治療法は古代中国で発見され、東洋医学では2000年以上にわたり、治療や美容法として活用されてきました。正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれるもので、今やWHO(世界保健機関)にも、医学的有効性が認められている治療法のひとつです。人の体にはエネルギーの通り道である「経絡(けいらく)」があり、ツボは「経絡」の中継地点でエネルギーが注がれる場所。刺激を与えることで、体内の臓器にもはたらきかけることがわかっています。そして、経絡は全身を巡りながら、自律神経や体のバランスを整えるのが役目。その流れが滞ると体調不良を起こしたり、メンタルにも悪影響を与えることに…。ツボ押しはその流れを改善するのに効果的なのです。
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【2】「ツボ」のマッサージはちょっと手が空いたらできる
ツボは全身に約360か所あり、全身の筋肉、神経、血管、リンパ節、内臓などの器官の動きを促進させる位置にあるといわれています。「ツボ押しは、例えば事務仕事をしている方などは、仕事が一段落した地点で、顔や目のツボを押したり、ご自身のライフスタイルに合わせて取り入れると、続けられると思います。まず、お顔に関しては化粧の上からでも押すことができるため、目や顔のツボ押しを少ししていただくだけでも疲れがとれ、緊張がほぐれます」(朋原さん)。さらに、効果的なのは入浴タイムを使ったツボ押しだそう。
「時間のあるときは、お風呂に浸かりながらツボ押しをするのもよいです。水圧により、血行がよくなった上に、ツボを刺激するとWの効果で、むくみがとれ疲れて硬くなった筋肉もほぐれ、スッキリ! また、足などのツボ押しやマッサージに関しては、お風呂上がりにオイルをつかって、ながしながらツボを押してあげるのもよいです。とにかく、時間があったら押す習慣! 私はウォーキング時にもツボ押しを取り入れています」(朋原さん)。「手が空いたらツボを押す」を合言葉にしていきましょう!
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目の疲れを取るのにおすすめのツボ【7選】
【1】「太陽(たいよう)」のツボ
■眼精疲労&片頭痛に効くツボ
【まとめ|眼精疲労、偏頭痛に。30秒で目も頭もスッキリするツボ押しメソッド4か条】
・パソコンに向かう時間が長い人は眼精疲労に加え、偏頭痛も起こりやすい傾向に。
・眼精疲労が頭部の血流を悪化させるので、頭部の血流を高めるツボにアプローチするのがおすすめ。
・こめかみあたりにある「太陽」、首の後ろにある「風池」のツボをプッシュするのが効果的。
・仕事の合間にプッシュすることで視界も頭もスッキリして、やる気アップ&集中力キープも期待できる。
・眼精疲労、偏頭痛に効く「太陽のツボ」は目尻から指2本分外側で、こめかみよりやや手前のくぼみの位置。

・左右の「太陽のツボ」にグーッと圧をかけたまま、小さく外回りに円を描きます。
・これを5秒×2回行います。

眼精疲労、偏頭痛に効果的。30秒で目も頭もスッキリする「ツボ押し」メソッドとは?
【2】「四白(しはく)」のツボ
■疲れ目&クマの緩和に効果的なツボ
【まとめ|目の疲れ、くすみを感じたらプッシュ!どんより目元を解消するツボ押し4か条】
・元気なのに疲れた印象に見えるのは、目周りがどんよりと曇っているのが原因。
・パソコンやスマホで目を酷使しているので血行不良で目周りがくすみ、眼精疲労でまぶたかぶり、老け目元に。
・目元の皮膚は繊細。我流のマッサージはダメージを与えやすいので厳禁。
・目元の疲れや血行不良が即ケアできる「太陽」「四白」のツボ押しがおすすめ。
・正面を向いた状態で、目から指2本分真下にあるのが「四白」。
・下まぶたの骨の縁より少し下あたりです。「太陽」と同様に、指で「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を3〜5回繰り返しましょう。

村木宏衣さん指南|目の疲れ、くすみを感じたらプッシュ!ツボ押しでどんより目元を解消
【3】「風池(ふうち)」のツボ
■目の疲れだけでなく、風邪の予防、不眠解消に効くツボ
【まとめ|眼精疲労、偏頭痛に。30秒で目も頭もスッキリするツボ押しメソッド4か条】
・パソコンに向かう時間が長い人は眼精疲労に加え、偏頭痛も起こりやすい傾向に。
・眼精疲労が頭部の血流を悪化させるので、頭部の血流を高めるツボにアプローチするのがおすすめ。
・こめかみあたりにある「太陽」、首の後ろにある「風池」のツボをプッシュするのが効果的。
・仕事の合間にプッシュすることで視界も頭もスッキリして、やる気アップ&集中力キープも期待できる。
・首のうしろにある大きなくぼみの外側、髪の生えぎわあたりにあるのが「風池」のツボ。

・親指を「風池」の位置に当てて机に肘をおきます。そして寄りかかるようにすると力を使わずにグーッとプッシュすることができます。これを約10秒行いましょう。
・次に反対側も行ってください。

眼精疲労、偏頭痛に効果的。30秒で目も頭もスッキリする「ツボ押し」メソッドとは?
【4】「瞳子膠(どうしりょう)」のツボ
■目元の血行を良くし、リフレッシュしてくれるツボ
【まとめ|たった10秒でシワにも眼精疲労にも効く!ツボ押しメソッド4か条】
・パソコンやスマホを使う時間が長い人は眼精疲労が起こりやすく、シワなどの目元老化も進行。
・眼精疲労は一晩寝るくらいでは解決しないので、積極的なケアを習慣化するのが必須。
・おすすめケアは目尻の外側にある「瞳子膠」のツボをプッシュすること。
・血流が良くなり疲労を一掃することでスッキリ。視界がクリアになりリフレッシュ効果も。
・「瞳子膠」は目尻の少し外側にあるくぼみのところにあります。
・ 目尻から約1cm外側の位置に中指をあてます。

・「瞳子膠」のツボを捉えたら、斜め上に引き上げ、ゆっくりと圧をかけます。
・気持ちいいくらいの優しい圧で行って。
・これを5秒かけて押し、5秒かけてはなします。たったこれだけでケア完了。

たった10秒でシワにも眼精疲労にも効く!ツボ押しメソッドで目力復活
【5】「陽白(ようはく)」と「魚腰(ぎょよう)」のツボ
■疲れ目&まぶたのシワ解消するツボ
【まとめ|疲れ目&まぶたのシワ解消に。村木さん直伝「綿棒でプッシュ!ツボ押し」メソッド4か条】
・長時間、スマホやパソコンの画面を凝視すると瞬きの回数が減る。
・目が乾燥し、目周りの筋肉が緊張しっぱなし状態になり、疲れ目の原因に。
・目元の筋肉のコリによって血流が悪化し、シワやたるみを招くことに。
・疲れ目、シワ、たるみに効く「陽白」「魚腰」のツボを綿棒でプッシュするのがおすすめ。
・「魚腰」は眉毛の真ん中にあるツボ。上に向かって押すのが効果的。目の乾燥、疲労に効果的。
・眉毛を寄せたりするときに使う筋肉「皺眉筋」を柔軟にする効果があるので、眉間のシワ対策にも効果的。

・ツボの位置に綿棒の先端を当てて「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を3〜5回繰り返しましょう。強く押す必要はありません。
・優しく気持ちいい、と感じる程度でOK。

疲れ目&まぶたのシワ解消に!村木宏衣さん直伝「綿棒でプッシュ!ツボ押し」メソッド
【6】「耳門」と「和髎(わりょう)」のツボ
■むくみと目の疲れを取るツボ
【まとめ|12秒でリフトアップ!マスクたるみ解消に効く耳ツボ押しメソッド4か条】
・マスクの影響で表情が乏しくなるとたるみが進行しやすくなる。
・リフトアップ効果が得られる耳ツボの刺激を。たった12秒で完了するのでおすすめ。
・さらにあぐあぐと口を動かすことでより深いところに刺激が伝わり、血流&リンパの流れも活性化。
・マスクたるみだけでなく、むくみ解消にも効くので小顔効果もあり。
・リフトアップの効果的なのが、耳の穴の前側の少し上で、窪んだところにある「耳門(じもん)」ともみあげ付近にある「和髎(わりょう)」の2か所。

・「耳門」のツボを人さし指でしっかりと押さえます。
・そして「あぐあぐ」と口を大きく開け閉めして動かしましょう。これを6セット。
・「和髎」のツボも同様に行いましょう。

【7】「頷厭(がんえん)」「角孫(かくそん)」のツボ
■目の疲れによるかすみに効果的なツボ
【まとめ|リフレッシュ効果絶大、目の疲れ、耳鳴りに効くツボ4か条】
・ 長時間のスマホやパソコン作業で疲労が慢性化しやすい。
・目がかすむ、耳鳴りの症状は頭部の血流が悪くなっている可能性が。
・対策は疲れ目に効く「頷厭」、耳鳴りにきく「角孫」のツボ押しが有効。
・5秒かけてじんわりと押し、5秒かけてゆっくりはなす、を3〜5回を繰り返す。
・「頷厭(がんえん)」「角孫(かくそん)」の位置を確認。
・「頷厭」はこめかみ上の生え際のあたりにあるツボ。口を開閉した時に動きが感じられる場所。そして、耳を折り曲げたときに耳のいちばん上が当たる場所にあるのが「角孫」です。
・指の腹を使ってプッシュする。
・指の腹を使ってゆっくり押します。5秒かけてじんわりと圧をかける、5秒かけてゆっくり力を抜きながらはなす、を3〜5回を繰り返します。
【村木宏衣さん指導】リフレッシュ効果絶大!疲労に効くツボ2選
- TEXT :
- Precious.jp編集部