【目次】

目の疲れが起きる「原因」は?


村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 

いつの間にか目を酷使している

私たちは日常生活で得る情報の80%以上を視覚に頼っているため、いつの間にか目を酷使してしまいます。けれどもこの目の酷使によって視覚情報処理の効率が下がって視野が狭まり、実はこれが脳にストレスを与えて、体が緊張状態に陥ってしまうのです。

特にスマホやPCの画面などで近いものを見続けると、目の筋肉が硬くなり、頭や首、肩の動きが制限され、肩こりや姿勢の悪化を引きおこします。さらに、目を酷使することで脳が疲れやすくなり、集中力が低下することも。仕事や日常生活のパフォーマンス向上のためにも目のケアはとても大事なのです。

目の疲れに効く!おすすめのツボ【3選】

【1】「懸顱(けんろ)」のツボ

■目と頭の疲労感を緩和して、やる気アップ

【まとめ|やる気が出ないときの対処法。頭重感を解消するツボ押しテクとは?4か条】
・気温の変化が激しい季節の変わり目は、自律神経やホルモンのバランスが乱れて疲れやすい。
・パソコン作業やスマホ操作による眼精疲労も加わることで、だるさが抜けずやる気が削がれてしまいがち。
・脳をリフレッシュして、やる気をアップさせる頭部のツボ押しが有効。
・側頭部にある懸顱(けんろ)は、疲れ目や集中力の低下の解消に効くので仕事合間にプッシュを。

懸顱はこめかみの中央あたりにあるツボで、耳の上から指2本分くらい上で、髪の生え際から1cm奥の位置にあります。

懸顱(けんろ)の位置を確認
 

指の腹を使ってゆっくり押します。5秒かけてじんわりと圧をかける、5秒かけてゆっくり力を抜きながらはなす、を3〜5回を繰り返します。

指の腹を使ってプッシュする
 

初出:やる気が出ないときの対処法【村木さん指導】頭重感を解消するツボ押しテクとは?

【2】「和髎(わりょう)」のツボ

■疲れかすみ目、頭痛や耳鳴り、顔のむくみに効果的

【まとめ|疲れかすみ目解消!視界をくっきりクリアにする耳回しメソッド4か条】
・かすみ目、疲れ目の症状は、目に関わる筋肉が凝り固まって、血行不良になるのが原因。
・目の疲れを解消する「和髎」のツボを押す&耳回しをするメソッド」が効果的。
・目周りだけでなく顔、頭の血流がよくなるので、頭痛や耳鳴り、顔のむくみ解消にも。
・たった10秒でできる簡単メソッドで、目元だけでなく頭もスッキリ軽くなる。

和髎とは、もみあげと耳介の付け根の間にある少しくぼんだところ。押すとイタ気持ちいいと感じる場所です。

 

人さし指と中指でV字をつくり、耳を挟みます。中指でStep.1の「和髎(わりょう)」をプッシュしながら、約10回内回しでマッサージをします。両耳同時に行ってOKです。

 

初出:疲れかすみ目解消!【村木宏衣さん指導】視界をくっきりクリアにする耳回しメソッド

【3】「乳様突起」のツボ

■眼精疲労、集中力アップに効果的

【まとめ|眼精疲労解消&集中力アップに効く後頭部をゆるめるメソッド4か条】
・パソコン、スマホで長時間見続けると眼精疲労が蓄積。
・肩コリ、首コリ、偏頭痛に加え、むくみやたるみなどのエイジングにも。
・解決策は、脳の働きや眼球運動に関わる後頭骨周りの筋肉を緩めるメソッドを。
・視界も頭もスッキリして、やる気アップ&集中力キープの効果が期待できる。

手の付け根の真ん中を「乳様突起」に引っ掛けながら、後頭部を包むように持ち上げるのがこのメソッドの手順。まずは、耳たぶの後ろあたりにポコっとでている「乳様突起」の位置を確認します。

 

次に手のひらで後頭部を包み込むようして、手の付け根の真ん中を「乳様突起」に引っ掛けます。

 

手の付け根の真ん中を使って、乳様突起を下から持ち上げながら中央に寄せていきましょう。「包んで持ち上げて寄せる」くらいの心地いいの圧で行いましょう。これを30秒行ってください。

 

初出:眼精疲労解消&集中力アップに効く【村木宏衣さん直伝】後頭部をゆるめるメソッド

【番外編】目の疲れを解消する眼球トレーニング

■目を動かすことでバランスや姿勢も改善!

【まとめ|目が疲れると全身がガチガチに!こわばり解消・眼球トレーニングで集中力アップ4か条】
・体がガチガチにこわばり、硬くなるのは目の使いすぎも原因のひとつ。
・目を酷使することで脳が勝手に「体を緊張させる」指令を出してしまい、首コリ、肩コリにつながる。
・さらに脳が疲れやすくなり、集中力が低下することもあるので目の筋肉のケアは大事。
・目の疲れを解消する眼球トレーニングを行うとパフォーマンスが向上する。

【HOW TO】

Step.1:前屈、背屈をして可動域を確認

前屈や背屈をしてからこのトレーニングを行うと、腰や背中の柔軟性や動きやすさがどれだけ変わったかを実感しやすくなります。まずは前屈を行います。床に手がつくかどうかチェックしましょう。

前屈をして可動域を確認
 
背屈をして可動域を確認
背屈は腰に手を当てて行います。これはチェックのためなので、無理せずにできる範囲でOKです。

Step.2:遠くに伸ばした左手の親指の爪を見る

左手をまっすぐ前に伸ばし、親指を立てます。右手は顔の手前で親指を立てます。初めに遠くに伸ばした左手の親指の爪を見ます。

遠くに伸ばした左手の親指の爪を見る
 

Step.3:手前の右手の親指の爪を見る

手前の右手の親指の爪を見ます。手の位置はそのまま状態で「遠くの左手の親指の爪」「手前の右手の親指の爪」を交互に見るのを1セットとして10回行います。そして手の位置を入れ変えて、右手をまっすぐ前に伸ばし親指を立てる、左手は顔の手前で親指を立てた状態で、同様に行いましょう。

手前の右手の親指の爪を見る
 

トレーニングの後に柔軟性が上がったかどうか、前屈、背屈をして可動域を確認してみてくださいね。

初出:やる気が出ないときの対処法【村木さん指導】頭重感を解消するツボ押しテクとは?

この記事の執筆者
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