スマホを見るときは、大抵の人がうつむき加減で首が前に出る姿勢になり、上半身は縮こまった状態に…。これがクセになっているなら、肩が内側に入ってしまう「巻き肩」になっている可能性大。鏡で横から自分の姿を映してみて下さい。猫背になっていませんか?肩が耳のラインよりも前になっていませんか?
「巻き肩」になると、顎が前に出て首が突き出た状態になり、首こり、肩こりを引き起こします。さらに呼吸がしにくくなる、代謝が落ちる、疲れやすくなる、バストが下がるなど、体調不良やボディラインのくずれにもつながるので今すぐ改善しておくべき!
そこで村木さんが教えてくれるのが、テニスボールを使った「大胸筋ほぐし」です。そもそも「巻き肩」とは、胸の前側についている大胸筋が縮こまることで腕が前側に引っ張られている状態。だから、大胸筋をほぐして緩めれば、上半身が緩んで解放され、肩も開いて、正しい姿勢に!
首こり、肩こりが解消されるし、呼吸がもラクになって疲れにくくなる効果が。スマホが手放せない人は、ぜひこのメソッドを習慣にしてみてくださいね。
■Step1:うつ伏せになり、右の大胸筋にテニスボールを置く
うつ伏せになって右の大胸筋のところにテニスボールをおきます。
■Step2:左膝を曲げることで、ボールに体重がかかる
顔は左側に向けて、左膝を曲げます。こうすることで、右の大胸筋に置いたボールに圧がかかりやすくなりますよ。
■Step3:手首を回旋させる
次に、Step2の体勢で手のひらを表裏と動かして、まるでお遊戯の「きらきら星」のように、手首を回旋させましょう。これを30秒行います。そして、テニスボールの位置を変えて同様に行っていきましょう。
テニスボールを置く位置は丸印の位置を目安に。大胸筋の上側、真ん中、下側とまんべんなくほぐせます。
【まとめ|「スマホ巻き肩」に要注意!テニスボールを使った「大胸筋ほぐし」4か条】
1. スマホを見ている時間が長い人は、肩が内側に入る「巻き肩」になりやすい。
2.「巻き肩」は大胸筋が硬く収縮することで起こりやすくなる。
3. テニスボールを使ってほぐせば、手軽に深く圧をかけることができ大胸筋が簡単に緩みやすい。
4. 大胸筋がほぐれると、肩が開いて正しい姿勢をキープしやすくなるし、首こり、肩こり解消、バストアップにも。
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以上、「スマホ巻き肩」に要注意!テニスボールを使った「大胸筋ほぐし」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は9月11日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子